リスペリドン内服液の副作用を丁寧に解説!その効果は?
リスペリドンは気持ちを穏やかにしてくれる薬の1つです。
今回はそんなリスペリドンについてはじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は3つの見出しに分けてリスペリドンの効果と副作用、さらにはリスペリドンの種類についてもお伝えしていきます。
では、早速見ていきましょう。
リスペリドン内服液の効果を分かりやすく!
では、まず最初にリスペリドンの効果についてお伝えしていきます。
リスペリドンは気持ちを穏やかにするのに効果的な薬です。
リスペリドンを服用することで、どのようにして気持ちが穏やかになるか簡単に説明していきます。
ドーパミンと呼ばれる脳内物質の量が多くなると、幻覚が見えたり幻聴が聴こえたりします。
そこでリスペリドンを服用することにより、脳内物質であるドーパミンの作用を抑えます。
またリスペリドンには、セロトニンの作用を抑える働きもあります。
セロトニンやドーパミンの作用を抑えることで、
・統合失調症
・強い不安感や緊張感
・うつ状態
上記のような症状を和らげる働きをします。
ちなみにリスペリドンは統合失調症の陽性症状(幻覚・幻聴・妄想・思考の混乱など)に効果的なのはもちろんですが、統合失調症の陽性症状(無関心・無感情・意欲の減退など)にも効果的です。
リスペリドンは統合失調症にだけ効果的だというわけではなく、強い不安感や緊張感・うつ状態を和らげる目的などでも用いられます。
またリスペリドンの効果は他の統合失調症の薬に比べても強力なため、少量でもかなりの効果が期待できます。
リスペリドンの半減期は4〜21時間です。
ちなみに半減期とは血液中の薬の濃度が半分になるまでの時間のことです。
またリスペリドンを服用してから1時間程度で薬の血中濃度がMAXとなります。
薬の血中濃度がMAXに到達するまでの時間が短ければ短いほど、効果の発現時間が短いことになります。
リスペリドン内服液の副作用を分かりやすく!
では続いて、リスペリドンの副作用についてお伝えしていきます。
先ほどの見出しでもお伝えしたように、この薬の効果は他の統合失調症の薬に比べても強力です。
効果が強力ですのでリスペリドンを服用する量が増えると、その分副作用も現れやすくなってきます。
副作用が現れたときに、慌てないためにもリスペリドンの副作用について把握しておきましょう。
具体的には、
・食欲が増進される
・めまいがする
・手が震える
リスペリドンを服用したときに、上記のような副作用が現れることがあります。
副作用がひどい場合には必ず医師に相談するようにしましょう。
先ほどお伝えした副作用の他に、
・口が勝手に動いてしまう
・舌が勝手に動いてしまう
リスペリドンを長期服用していると、上記のようなジスネキジアと呼ばれる症状が現れることがあります。
ただ長期服用をやめてしまい、症状がぶり返してしまうケースも多々あるので無理に断薬をせず、医師と相談しながら徐々に薬を減らしていくようにしましょう。
また重大な副作用として、
・体が硬直する
・食欲不振になる、吐き気がする
・手足がしびれたり、痙攣する
などの症状が現れることがあるので、念のため注意をするようにしましょう。
(ただ上記のような重大な副作用が現れることはほとんどありません。)
それ以外でも何かおかしいと感じた場合には、必ずかかりつけの医師・薬剤師に相談するようにしてください。
リスペリドンの種類を分かりやすく!
これが最後の見出しです。
最後の見出しでは、リスペリドンの種類についてお伝えしていきます。
リスペリドンには、
・リスペリドン錠0.5mg、1mg、2mg、3mg
・リスペリドンOD錠05mg。1mg、2mg、3mg
・リスペリドン細粒1%
・リスペリドン内服液
上記の10の種類が存在します。
細粒タイプ・内服液のリスペリドンは錠タイプのものが飲みにくいという子供などでも、服用することができます。
またOD錠は水が無くても口の中で溶かすだけでOKなので、いつでもどこでも服用できるという点で便利です。
薬の服用量は年齢・症状によって異なるので、年齢・症状によってこれらの薬が使い分けられます。
またリスペリドンは小児への安全性も確立されている薬なので、小児に対して処方されることもあります。
リスペリドンは効果が強力な薬であるため、最初は少量から処方されることが多いです。
そして様子を見ながら徐々に徐々に薬の処方量を増量していきます。
そのため少量からでも服用しやすいように、それからどんな人にでも服用しやすいように、これだけ多くの種類のリスペリドンが存在しているのです。
では、まとめの方に移っていきます。
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まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回はリスペリドンの効果や副作用を中心に様々なことをお伝えしてきました。
要点を押さえると・・・
1.リスペリドンは統合失調症や不安感・緊張感を和らげるのに効果的!
2.リスペリドンは副作用でめまいがしたり、食欲が増進されることがある!
3.リスペリドンには10の種類がある!
今回の内容をまとめるとこのようになります!
リスペリドンと同じように不安感や緊張感を和らげる、コンスタンという薬を知っていますか?
知らないという方はぜひ以下の記事をご覧ください。