デュロキセチン塩酸塩の副作用を分かりやすく!効果も解説!
先ほどデュロキセチンはうつ病などに効果的な薬の1つです。
今回はそんなデュロキセチンについてはじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は4つの見出しに分けてデュロキセチンの効果と副作用、さらにはデュロキセチンの離脱症状や種類についてもお伝えしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
デュロキセチン塩酸塩の効果を分かりやすく!
では、まず最初にデュロキセチンの効果についてお伝えしていきます。
デュロキセチンは主にうつ状態を和らげる目的で用いられます。
デュロキセチンを服用することでどのようにして、うつ状態が和らぐか簡単に解説していきます。
人がうつ状態にあるとき、脳内のセロトニン・ノルアドレナリンが不足しています。
セロトニンには落ち着きや満足感を得る働き、ノルアドレリンにはやる気や意欲を高める働きがあります。
そこでデュロキセチンを服用することで、セロトニン・ノルアドレナリンの量が増えます。
セロトニン・ノルアドレナリンの量が増えることで、うつ状態が和らぎます。
具体的には、
・うつ状態
・ストレスなどからくる疼痛
上記のような症状を改善するために、この薬が用いられます。
デュロキセチンはうつ状態を和らげるだけでなく、糖尿病によって引き起こされる神経痛を和らげるために用いられることもあります。
またこの薬は臨床試験で軽いうつ病患者から重度のうつ病患者まで、効果があることもわかっています。
このようにデュロキセチンはうつ病への効果が高いことが分かっているため、世界中でこの薬がたくさん処方されています。
一般的なうつを和らげる薬の場合、効果が現れるまでに2週間〜1ヶ月程度の時間を必要とします。
ですがデュロキセチンの場合だと1週間程度、薬の服用を続けることでうつを和らげる効果を期待することができます。
このように早くから効果が期待できるのがデュロキセチンです。
デュロキセチン塩酸塩の副作用を分かりやすく!
では、続いてデュロキセチンの副作用についてお伝えしていきます。
デュロキセチンは副作用が比較的現れにくい、安全性の高い薬です。
稀に副作用の症状が現れることもあるので、念のため副作用についても把握しておきましょう。
デュロキセチンを服用したときに、
・めまいがしたり、ふらついてしまう
・口が渇いてしまう
・便秘や下痢になる
上記のような副作用が現れることがあるので、注意するようにしましょう。
またあまりに副作用がひどい場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。
先ほどお伝えした副作用の他に、デュロキセチンを飲み始めたときに、
・胃がムカムカする
・吐き気がする
上記のような副作用が現れることがあります。
これらの副作用は服用し始めたときに、胃腸障害が現れてしまうのが原因です。
上記のような副作用に関しては、1週間程度服用を続けていれば慣れることが多いです。
ただ、どうしても副作用がつらい場合には医師に相談をするようにしましょう
また重大な副作用として、
・発熱したり、頭が痛くなる
・発疹や水ぶくれができる
・興奮したり、混乱してしまう
などの症状が現れることがあるので、念のため注意をするようにしましょう。
(ただ上記のような重大な副作用が現れることはほとんどありません。)
それ以外でも何かおかしいと感じた場合には、必ずかかりつけの医師・薬剤師に相談するようにしてください。
デュロキセチン塩酸塩の離脱症状を分かりやすく!
では、続いてデュロキセチンの離脱症状についてお伝えしていきます。
ちなみに離脱症状とは薬が身体から無くなることで、
・頭が痛くなったり、めまいがする
・耳鳴りがしたり、イライラする
・吐き気がする
上記の症状ような様々な症状が起きてしまうことです。
デュロキセチンの離脱症状が起きてしまうケースで最も多いのが、患者さんが自分の判断だけで薬の服用をやめてしまうことです。
薬の服用をできるだけ早くやめたいという気持ちもあるでしょうが、自分の判断だけで服用をやめてしまうと離脱症状が起きてしまうということに成りかねません。
ですので薬を減らすとき・やめるときは、医師に相談してからにしましょう。
ただ医師とよく相談をしていても、離脱症状が現れてしまうこともあります。
その場合は薬の服用量を減らすペースを落としたり、薬の服用量を減らすのを延期したりして対処するようにしましょう。
この場合も医師に相談するようにしましょう。
デュロキセチン塩酸塩の種類を分かりやすく!
これが最後の見出しです。
最後の見出しでは、デュロキセチンの種類についてお伝えしていきます。
デュロキセチンには、
・デュロキセチン塩酸塩カプセル20mg
・デュロキセチン塩酸塩カプセル30mg
上記の2つの種類があります。
2つのデュロキセチンの違いは見てもらえば分かると思いますが、デュロキセチンに含まれている薬の成分量が違うだけです。
薬の服用量は症状によって異なるので、症状によってこれらの薬が使い分けられます。
また子供(小児)への安全性は確立されていないので、子供のデュロキセチンの服用はできるだけ避ける方が好ましいです。
ですので、もし仮に子供が服用する場合にはよく注意するようにしましょう。
では、まとめの方に移っていきます。
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まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回はデュロキセチンの効果や副作用を中心に様々なことをお伝えしてきました。
要点を押さえると・・・
1.デュロキセチンはうつ状態を和らげるのに効果的!
2.デュロキセチンは副作用で、めまいや胃のムカムカなどが現れることがある!
3.デュロキセチンの服用をやめるたいときや減らしたいときは医師に相談する!
4.デュロキセチン塩酸塩カプセルには2つの種類がある!
今回の内容をまとめるとこのようになります!
デュロキセチンと同様にうつ状態に効果的な、コンスタンという薬を知っていますか?
コンスタンについては以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。