指が腫れてかゆみが！痛みやしびれがある時はどうする？

今回は、指が腫れて痒みや痛み・痺れといった症状が出た時の対処法についての質問ですね。

指は、普段から常に動かすことが多い部分です。それだけに、指が腫れたとなると、普段何でもない事でも、やりづらく感じたりできなくなったりすることがあります。

今回はそんな指の腫れが原因でかゆみ・痛み・しびれが出た時の対処法について、はじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。

今回は２つの見出しに分けて、「指が腫れる時に考えられる原因」と「かゆみ・痛み・しびれの対処法」について解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

 

指が腫れる原因

指が腫れる原因としてよく挙げられるのが、リウマチです。

リウマチは、高齢になるとかかりやすい病気と思われがちですが、若年性のリウマチも実は増えています。

リウマチは、骨や関節、菌組織などの運動器官が、炎症によってその働きが侵され、次第に運動機能が損なわれてしまう病気です。

初期症状には、指の腫れだけでなく、

・風邪のような体のだるさ

・発熱

なども起きることがあります。

関節に起きるリウマチを「関節リウマチ」といいますが、この病気の特徴は、手の指に出てくる腫れです。

特に、指の第二関節や付け根の関節が腫れることが多いので、腫れた場所を良く調べてみることも、この病気を早めに発見するポイントです。

リウマチの中には、変形性関節症という病気もあります。

特に、中年の女性で指が急に腫れた場合には、指の変形関節症（へバーデン結節）の可能性もあります。

この病気の原因は、今のところよくわかっていませんが、関節軟骨がすり減ることによって発症すると考えられているので、安静にしている時はあまり痛みません。

ただし、指の腫れとともに、第一関節が変形していきます。

他にも、痛風が原因で指が腫れることもあります。痛風の場合は、多くが足の指に症状が出るのですが、稀に手の指が腫れることもあります。

 

指の腫れとしびれの原因と対処法

指が腫れてしびれるといった症状がある場合、次のような原因が考えられます。

 

●腱鞘炎

腱鞘炎は体にある「腱鞘」が炎症を起こすことで起きる病気ですので、指だけでなく手首や足首、肩にも稀に起きることがあります。

ただし、指や手首に炎症が起きることが多いので、一般的に腱鞘炎というと、指や手首の炎症と考えることが多いです。

指の腱鞘炎の場合、最初はそれほど痛みを感じませんが、指が腫れてきます。

徐々に腫れが大きくなると、

・しびれやかゆみ

を感じることもあります。

また、腫れた部分を押さえると、痛みを感じるようにもなります。

症状が深刻になると、筋肉が固まって指が動かせなくなることもあります。

基本的には、指の使い過ぎが原因と考えられるので、適度に指を休ませることが大切です。

ただし、しびれや痛みがひどくなる場合は、専門医の治療が必要ですので、放置せずに受診するようにしましょう。

 

●妊娠中のむくみによる腫れとしびれ

妊娠中の女性は、血の流れが悪くなりやすいため、むくみが起きやすくなります。そのために、指が腫れ、しびれを感じることがあります。

出産するとこういった症状は自然に解消されるのですが、症状が出ているときは不快な感じがすることも多いものです。

むくみが原因で指が腫れしびれを感じる場合は、マッサージすることで症状を改善させることが出来ます。

マッサージをするときのポイントは、指先から心臓に向けてマッサージをするということです。

こうすることにより指先の血流が良くなるため、むくみが解消し、

・腫れ

・しびれ

といった症状もよくなります。

しびれの対策としては、ビタミンB1やカリウムを積極的に取ることも効果があります。

この２つが多く含まれているのが、納豆や豚肉などの食品です。

このような食品を取り入れた食事を続けることでも、体の中からしびれの症状を改善することができます。

 

指の腫れとかゆみの原因と対処法

指が腫れて、皮膚に小さな赤い発疹がまとまって出てきて痒いという場合は、帯状発疹の可能性があります。

この発疹は、そのまま放置していると水膨れのような状態に変わり、さらに水膨れが膿に変わることで、発疹が広範囲にひろがります。

帯状発疹は、体の片側だけにおこるのが特徴です。

基本的には、ほとんど再発しませんが、0.5～1％の人が再発を経験しています。

この病気は、早めに治療をすれば、１か月程度で治ります。

ただし、膿んでしまった部分を爪で引っかいて破いてしまったりすると、ただれて跡が残ってしまうことがあります。

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指の腫れと痛みの原因と対処法

指の腫れとともに痛みを感じるという症状が出た時、何科を受診すればいいか悩む人も多いでしょう。症状によって受診する病院が違いますので、次の項目を参考にしてください。

 

●痛みとともに「指の関節が変形した」「関節が腫れた」場合

関節が変形したり腫れて痛みを感じた場合は、関節リウマチまたは指の変形関節症（へバーデン結節）の可能性が考えられます。

この場合は、形成外科またはリウマチ科を受診します。

関節の痛みのために整骨院を受診する人もいますが、痛みの原因が改善されなければ、逆に症状を悪化させる原因となる可能性もありますから、まずは専門医を受診するようにしましょう。

 

●指が腫れて、ズキズキと痛む場合

腫れた部分がズキズキと痛む場合は、ひょう疸の可能性があります。

ひょう疸は、指の中に膿が溜まって腫れる病気です。

切り傷や指のささくれ等から細菌が入り込むことで、指の中で炎症がおきたことが原因として考えられます。

指の腫れ以外の症状としては、

・ズキズキとした痛みを感じる

・指が曲げづらい

などがあります。

症状が深刻になると、炎症部分が広がる可能性もありますので、こういった症状を感じたら、皮膚科を受診するようにしましょう。

 

まとめ

では、今回のまとめの方に移っていきます。

今回は指の腫れに伴う様々な症状の原因と対処法を中心にお伝えしてきました。

今回の要点を押さえると・・・

１、指の腫れが原因で痛みやしびれ、かゆみを引き起こすことがある

２、指が腫れて痛みがある時、症状によって何科を受診するのかが変わってくる

となります。

この記事で学んだことをぜひ日々の生活に活かしてみてくださいね♪