左右片足のかかとがしびれる!その原因と対処法を解説!
足のかかとがしびれるという経験をしたことがある方はいらっしゃいませんか?
しかも、片方の足だけ…、しびれていると歩くのにも違和感があり、気持ちが悪いものです。
この不快なしびれの原因はいったい何なのでしょう?
今回は、
・片足のかかとがしびれる原因
・片方のかかとがしびれる時に考えられる病気
・片方のかかとがしびれる時の対処法・予防法
について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
片足のかかとだけがしびれる原因は?
それでは、片足のかかとがしびれる時に考えられる原因は何でしょうか?
・血行不良
・足の使い過ぎ
・姿勢が悪く、片方の足に負担がかかっている
・靴が合わない
・怪我や病気で足首が腫れて、神経を圧迫している
主にこれら5つの原因でかかとがしびれるという症状が現れるのです。
そして、これらの原因から、足裏のかかとだけがしびれる病気として考えられるのが足根幹症候群(そくこんかんしょうこうぐん)です。
足根幹症候群とは、足首にある神経の通り道である足根幹が腫れて神経を圧迫し、かかとにしびれがおきる病気です。
片足のかかとだけしびれる時に考えられる病気は?
片足のかかとだけがしびれる時、足根幹症候群以外にも原因と考えられる病気はあるのでしょうか?
かかとのしびれで考えられる病気について解説します。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
歩くときに足が痛い、しびれがある。
特にかかとが痛くてしびれる時は足底筋膜炎の可能性も考えられます。
足の裏にある足底筋膜に炎症が起きてしまい、小さな断裂が起きます。
そのため、痛みやしびれが出るのです。
足裏に負担がかかってしまうと、悪化してしまうので、しっかり休むことが大切です。
バージャー病
下半身の血管が詰まってしまう、血管の病気です。
原因ははっきりしていませんが、たばこを吸う人がなりやすい傾向にあります。
バージャー病になると、
・しびれや冷え
・潰瘍や足の壊死
こういった症状につながっていくので、病院を受診して、治療をすることが大切です。
そして、禁煙をするのを忘れないでください!
座骨神経痛・腰痛椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア
座骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニアなどになると、足にしびれがおこる可能性があります。
どの神経に異常があるかで、しびれが出る場所が変わってきますが、かかとにしびれが出る可能性もあります。
座骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニアの場合は腰に違和感があると思いますので、整形外科を受診して、しびれの原因を特定し治療することが大切です。
片足のかかとだけしびれる時の対処法
足は毎日、体の全体重を支えています。
その足のかかとにしびれがあると違和感があり、何とかしたいと思うでしょう。
片足のかかとだけがしびれる時はどうすればいいのか対処法について解説していきます。
ストレッチをする
血の流れが悪くなっている場合、ストレッチをすることでしびれを軽減させることができます。
足の指をグーパー、グーパーと動かす。
かかとの上げ下ろし運動をする。
足の指先を手でグーと押さえたり、反らしたりといったストレッチで、血流を良くしていきましょう。
冷やす
足首が腫れていることで、神経を圧迫している場合は患部を冷やして腫れを取ると、しびれが軽減していきます。
足首の捻挫などから、足根幹症候群になることもありますから、怪我をしたときはすぐに患部を冷やすようにしましょう。
足底板を使う
姿勢の悪さや、体の歪みが原因で、足根幹症候群になっていることがあります。
その場合は足底板という中敷きを靴の中に入れることで、体の片方に重心がかからないようにします。
体の歪みが取れることで、しびれが軽減していきます。
ガングリオンを取る
ガングリオンが足首にできることで、神経を圧迫し足根幹症候群になることがあります。
その場合はガングリオンを取ることで、しびれを解消することができます。
ガングリオンを取るには、病院での治療が必要です。
注射器で中の物質を吸い取る方法と、手術でガングリオン自体を取り除く方法があります。
手術で神経の圧迫を取る
足首が変形したことが原因で足根幹症候群になった場合は、変形を取り神経の圧迫をなくすための手術が必要になる場合があります。
手術で、神経への圧迫が無くなれば、しびれは軽減していくでしょう。
しかし、手術をしてもしびれが残ることもあります。
病院で、相談して治療方法を決めていってください。
このように、原因がはっきりしている場合は病院の治療で、しびれが軽減されることもありますし、自宅でのストレッチなどで、しびれを軽減することも可能です。
スポンサーリンク
片足のかかとだけしびれる、足根幹症候群の予防法
片足のかかとだけがしびれる、足根幹症候群になるとしびれや痛みが出て大変ですし、場合によっては手術をしないといけないこともあります。
最後に足根幹症候群にならないための予防法について解説していきます。
早めに病院を受診
足の裏にしびれや痛みが出て、足首に違和感がある場合は早めに病院を受診しましょう。
早めに病院を受診することで、悪化を防ぎ、すぐに治療をすることができます。
また、怪我をした時は初期治療が大切です。
たとえ、捻挫だとしても、初期治療をきちんとして病院を受診することで、足根幹症候群になるのを防ぐことができます。
姿勢を良くする
体が歪んでいて、体がどちらかに傾いていると、片方の足に体重がかかってしまい、大きな負担になってしまいます。
常に姿勢を良くするように気を付けて、体のバランスを整えましょう。
インナーマッスルを鍛えることで、姿勢を保つ筋肉をつけることができますから、インナーマッスルを鍛える運動をすることもおすすめです。
無理をしない
長時間歩いたり、ジョギングなどをしていると、足の裏に負担がかかってしまいます。
疲れた時は無理をせず、休むことも大切です。
また、足をたくさん使った後は、マッサージなど足のケアをするのを忘れないでください。
体重を増やさない
体重が増えると、足にかかる負担も増えてしまいます。
また、血圧が上がると足がむくみやすくなりますので、足根幹症候群になるリスクが上がります。
規則正しい生活で、体重を増やさない健康的な体作りを心がけましょう。
靴の選び方に気を付ける
靴を選ぶ時は自分の足にしっかり合った靴、長時間履いても痛くない靴を選ぶようにしましょう。
靴が合っていないと、足首に負担がかかってしまい、足根幹症候群の原因になってしまいます。
これら5つの予防法で、足根幹症候群を発症しないように気を付けましょう。
それでも、片方のかかとだけがしびれるという症状があらわれた時は、無理をせず病院を受診するようにしてください。