太ももの付け根に痛みが!内側と外側それぞれの原因と対処法は?
日常を過ごしている中で気づいたら、太ももの付け根に痛みがあることありませんでしょうか?
実はこれを書いている私はわりと起こりがちなので、ストレッチなどで軽く改善してみたりするのですが、調べてみたら意外な病気の可能性も考えられるそうです。
今回は太ももの付け根に痛みがあるときに内側や外側で、
・何が起こっているのか?
・原因はなんなのか?
という疑問にお答えすると同時に、太ももの付け根に痛みを感じた際の対処法なども合わせて詳しく紹介させて頂きます。
今回の流れ
太ももの付け根に痛みがあるときの原因
太ももの付け根に痛みがあるとき、
・股関節のズレ
・骨折
・神経やリンパの異常
などが考えられます。
それ以外にも、皮膚に痛みがある場合は下着などはこすれて起こる炎症も考えられます。
特に新しい下着を買ったばかりの人は肌に馴染んでいなく、こういうことが起こりがちなので、炎症の可能性は十分に考えられます。
また、冬の季節は乾燥、夏は蒸れが原因という可能性もあります。
太ももの付け根に痛みがあるときに考えられる病気
太ももの付け根に痛みがあるとき、様々な病気の可能性が考えられます。
例えば、上記に挙げた様に内側からは関節の影響、外側では皮膚炎の可能性もあります。
どちらにしても病気であることは変わりないのですが、下記では症状によって対処法なども交えつつ紹介させて頂きます。
座骨神経痛
太ももの付け根の特に外側辺りで痛みを感じ、前屈みの姿勢になると特に痛みを感じる方は座骨神経痛の可能性があります。
座骨神経痛はよく腰痛と同じで区別がつかないという人もいますが、
・座骨神経痛は腰の痛み
・足全体のしびれやつっぱり感
が出ることが特徴的です。
ヘルニアなどが原因となっており、一重に座骨神経痛と行っても種類は様々です。
治療においては、痛みを軽減するのが目的となっているので、まずは症状が出ない為の姿勢改善などの予防策が重要となっています。
関節痛
太ももの付け根の痛みは、
・関節のずれや炎症
・他の病気の関連症状や医薬品のアレルギー
など幅広い原因により痛みが発生する関節痛は加齢とともに起こりえる可能性も上がってきます。
また、激しい運動などを久々に行った際などにもなりがちな症状なのです。
多くの場合は、日常的なストレッチなど体の動く箇所を頻繁に動かしてあげるのが一番の予防方法ですが、発症してしまった際には原因により様々な治療法が考えられます。
リンパ節炎
体中にあるリンパ節はウイルスなどの異物を攻撃し、撃退する免疫細胞が含まれている期間で足にも多くのリンパ節があります。
死滅した組織を体外に運ぶ役割もしており、体内にいてはとても重要な役割を果たします。
そんなリンパが炎症を起こした「リンパ節炎」。
太ももの付け根では内側にリンパ節はあるので、内側が痛くなった場合、リンパ節炎を疑った方がいいでしょう。
早期の診察が重要となります。
悪化する可能性もあり、悪性リンパ腫という血液のがんが原因の病気もあり、多機能不全で無くなってしまう可能性もあります。
糖尿病
糖尿病の関連症状で有名なのは足のむくみがあるかと思うのですが、このむくみにより血液循環が滞って、痛みが起こっている場合もあります。
太ももの付け根に痛みがある場合は全体的に痛みが広がっている可能性が高く、むくみの酷い状態はふくらはぎを押した際に形状記憶の様に凹んだまま、なかなか元に戻らない状態です。
人によっては、
・足全体に熱を持って熱くなる場合
・足がいつまでたっても温まらない冷えた状態が続く場合
このような場合もあります。
いつもと何か違う?と感じたら早めの診断が必要ですので、病院に足を運んでみてください。
バージャー病
日本では閉塞性血栓性血管炎とも呼ばれるバージャー病は、
・足の付け根の痛み
・歩いている際にしびれを感じる
これらの症状が特徴的です。
バージャー病とは、動脈に炎症が起き、壊疽などの悪い症状が起きる病気で難病指定もされているたちの悪い病気です。
初期症状としては冷え易くなったり、手足のしびれが出てきます。
何故か男性患者が多く、喫煙やストレスで発する場合が多いですが、遺伝で発症する可能性もあるそうです。
治療には超音波や薬物療法、手術などが行われますが体の中でも深い部分に原因があるので手術は大変難しいそうです。
スポンサーリンク
太ももの付け根に痛みが出たらやるべき対処法
上記では様々な可能性の病気を挙げてみましたが、こちらでは病気の可能性も含めた対処法を詳しく紹介して行きたいと思います。
症状が出ると、なかなか歩くのも億劫になってしまう症状なだけに早めに治したいですよね。
下記の物は、日常的に出来る物ばかりなので、参考にして頂ければ幸いです。
ストレッチをする
太ももの付け根が痛いとき、関節が歪んでいた場合に効果的なのがストレッチです。
血行促進効果もあり、老化防止やダイエットにも効果的な可能性があるので、是非お試し頂きたいです。
ここで関節がずれている?と感じた際のストレッチを紹介させてください。
四文字ストレッチ
まずは寝転がり、左足を曲げて、立たせます。右足のかかとを左足の膝の上に乗せ、両手を伸ばした左足の太ももを持ち上げる様に後ろで組みます。
30秒ポーズをキープして、足を入れ替え、同じ様に30秒キープします。
これを1回3セット行いましょう。
ストレッチをしているうちに関節辺りで音が鳴り、「入った!」と実感させてくれます。
整体師さん直伝のストレッチです。
血行をよくする
体内の免疫を挙げる為にも血行を良くすることは非常に重要なことです。
血行促進はむくみ改善にもつながります。
方法は様々ですが、例えば、浴槽に入って体を温めたり、1日30分程のウォーキングに出てみるのもいいですね。
マッサージなども効果的です。
マッサージの場合は急に足の付け根をさするのではなく、つま先からゆっくりほぐしてどんどん上に進んで行くのがおすすめですよ。
冷え性の人は特に足の付け根を痛める可能性があるので、お風呂上がりなどにマッサージをしてみてはいかがでしょうか?
冷やす
皮膚の炎症、体内の炎症でもそうなのですが、まずは冷やすことが重要になります。
足の付け根は何か貼ってもなかなか固定しないので、やりづらいかもしれませんが、冷えピタや湿布だと貼り易く、寝ている際に炎症を少しでも緩和してくれますので、ぜひお試しください。