親指が痙攣する原因は何?治し方はあるの?
ある日突然、なんの前触れもなく親指が痙攣したことはありませんか?
指全体が痙攣することもあれば、親指の付け根だけがピクピクすることもあります。
痛みはなく、普通に動かすことができる、気持ちが悪いけれど、しばらくすると自然に治まる場合が多いので何となく気になりはするものの、そのままにしているという人も多いと思います。
そして忘れたまましばらく過ごしているとまたあの不快な痙攣が…
この親指の痙攣、いったい何が原因で起こるのでしょうか?
まずはその原因から見ていきます。
今回の流れ
親指が痙攣するのはなぜ?その原因は?
親指が痙攣するのはなぜなのでしょうか?
痙攣の原因の1つにミネラル不足が挙げられます。
乱れた食生活でミネラル不足が起こる場合もありますが、親指が痙攣することの原因で一番多いのは、スマートフォンやパソコンの使い過ぎによる指の疲れがあります。
現代人は1日の多くの時間、スマートフォンやパソコンに向き合い指を動かす生活を送っています。
この時、指の形が固定され同じ指を使い続けることで、指の筋肉が固まりミネラルを十分に流すことができなくなるのです。
特に親指は想像以上に重要な役割を果たしているので使い過ぎていることがあります。
他にも疲れや睡眠不足の状態でスマートフォンなどの指先に集中した作業をすることも痙攣の原因と考えられます
疲れや睡眠不足などでストレスの溜まった生活を続けていると、自律神経が乱れて痙攣がおこる原因になるとも言われています。
また、外食やお弁当・ファーストフードなどで食生活が乱れているのもミネラル不足が起こす痙攣の原因と言えるでしょう。
親指の痙攣に隠されている“怖い病気”
親指の痙攣が起こる原因は指の使い過ぎによる疲れやミネラルの不足だけではありません。
怖い病気が隠れていることもあるので、次のような症状がある場合は一度病院に行ってみてください。
自律神経失調症
ストレスや疲れがたまると自律神経のバランスが崩れて、自律神経失調症やうつ病などの精神病になることがあります。
その症状の中に
・不眠や頭痛
・過呼吸
などとともに指の痙攣が起こることがあります。
指だけでなく、瞼などに痙攣が起こる人もいます。
普段からストレスをためすぎない生活をすることが大切ですが、たかが痙攣と思わずストレスがたまっていないか自分の生活を見直してみることが大切です。
脳に異常がある場合
親指の痙攣の他に吐き気やおう吐・頭痛などの症状があるときはすぐに病院を受診してください。
大きな脳梗塞を起こす前に、手の痙攣を感じることがあります。
小さな脳梗塞を繰り返し起こす多発性脳梗塞でも、手の痙攣を引き起こすことがあります。
・急に手が震えて文字が書けなくなった。
・ボタンが止められない
など細かい作業ができなくなったら注意が必要です。
できるだけ早く病院に行きましょう。
バセドウ氏病
バセドウ氏病は若い女性に多い病気で、甲状腺ホルモンが異常に分泌する病気です。
体の中に自分を攻撃する抗体ができてしまい、この抗体が甲状腺を刺激してどんどん甲状腺ホルモンを分泌してしまうのです。
指先だけでなく手全体が震えたり、
・汗が大量に出る
・甲状腺が腫れる
・眼球が突出したり瞼が腫れたり
といった症状が出てきます。
初期の症状として手の震え、痙攣でバセドウ氏病を疑うことがあります。
すぐに病院を受診しましょう。
親指が痙攣する時の4つの対処法
親指が痙攣する時の原因が分かったところで、痙攣が起こった時にこの不快な症状を解消するための対処法を紹介します。
ストレスをためない
現代人は日々ストレスにさられています、ストレスをためないというのはなかなか難しいことかもしれません。
しかし、
・自分の好きなことをする
・ゆっくり睡眠をとる
・適度な運動をする
など規則正しい生活をすることで心と体を労わることが大切なのです。
ストレッチ
朝起きたら手を握ったり開いたりするグーパー体操で、手のストレッチをすると血流がよくなります。
また、お湯に手を付けるだけで血行が良くなり痙攣の改善になります。
お湯の中でグーパー体操をしても良いですね
普段から空いた時間にストレッチをする癖を付けておきましょう。
休憩をとる
親指が痙攣し始めたら、それは指が付かれている合図だと考えて休憩を取りましょう。
ストレッチをしたり、仕事や気になることを考えるのを少しやめ、リラックスして休憩を取りましょう。
指だけでなく、体もストレッチすることでリラックスでき痙攣もおさまってくるでしょう。
スポーツドリンクを飲む
親指が痙攣している時はミネラルが不足していることが多いので、スポーツドリンクを飲んですばやくミネラルを補給することもオススメです。
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親指の痙攣を予防するためには?<4つの痙攣予防法>
親指の痙攣を起こす原因と対処法について書いてきました。
すぐに治まるのだけれど、なんとなく気持ちの悪いこの症状、できれば起こさないようにしたいですね
そこで最後に親指の痙攣を予防する方法について紹介したいと思います。
しっかりと睡眠をとる
やはりストレスをためない規則正しい生活。というのが一番重要です。
睡眠不足は体のバランスも崩すことがありますので、しっかり睡眠をとるようにしましょう。
寝る前に布団の中でゲームをしたり、SNSをする人も多いと思いますが、寝る前にスマートフォンなどを見ると脳が興奮してしまって良質の睡眠をとることができません。
できるだけ寝る前にはそれらを見ないようにして、心を落ち着かせましょう。
また、湯船につかってゆっくり体を休ませることも大切です。
湯船につかることで心も体もリラックスした状態になり、適度に疲れることからゆっくりと眠ることができます。
普段からストレスをためないように心と体のバランスをとるように心がけましょう。
指を使いすぎないようにする
スマートフォンやパソコンなどで指を使いすぎていませんか?
仕事や家事でも指を使いすぎることが多いのに、さらにゲームやSNSで1日中スマートフォンを使っているようではどうしても指の使い過ぎになってしまいます。
無理をせず、疲れたらできるだけ指を休めるようにして、負担がかかりすぎないようにしましょう。
たまにはスマートフォンを開かない日を決めるのも良いかもしれませんね。
ミネラルを含んだ食事を心がける
カリウムやナトリウムなどのミネラル不足が痙攣の原因になります。
ストレスや疲れても血流が悪くなり、ミネラル不足を起こすことがあります。
それにより、筋肉が固まって血行が悪くなることで、ミネラルを体に吸収しにくくなることもあります。
・ホウレンソウ
・かぼちゃ
・じゃがいも
などはカリウムが豊富に含まれていますし、バナナやキウイフルーツなどのフルーツにもカリウムが含まれています。
普段からミネラル不足にならないように、ミネラルを含んだ食事を心がけるようにしましょう。
たばこをやめる
血流を悪くする原因の一つにたばこの吸いすぎが考えられます。
たばこを吸うと体が冷えてしまいます。
特に体の末端の血流が悪くなります、そのことで筋肉が固まり指が動かしにくくなるのです。
その状態でスマートフォンの操作などの細かい作業すると指の痙攣につながります。
たばこをやめる、減らすことで親指の痙攣を予防することができるのです。
これら4つの予防法をぜひ試してみて、親指の不快な痙攣を予防していきましょう。
それでもどうしても痙攣が続くようなら、何か別の病気の可能性もありますので病院を受診してみてください。