手の甲にできたしこりが痛い!その原因と対処法を解説!

ぶつけたわけではないのに、手の甲が痛い!触ってみるとしこりができている…

そんな経験をしたことがある方はいらっしゃいませんか?

このしこりはいったい何?単なるできものなの?病気なの?と心配になりますよね。

そんな方たちのために今回の記事では主に、

・手の甲にできたしこりの原因

・手の甲にできたしこりの対処法

について解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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手の甲にできたしこりの原因はなに?

手の甲にできたしこりの原因は、「ガングリオン」ではないかと考えられます。

ガングリオンとは、皮膚の下にできた袋の中にゼリー状の物質が溜まった状態で、手の甲の他に関節部分にできやすく、ガングリオンができる原因ははっきりわかっていません。

若い女性が発症しやすく、痛みがでる場合とでない場合があります。

良性の腫瘍なので過度に心配する必要はありません。

病院を受診する場合は、整形外科を受診してください。

 

 

手の甲にできたしこりがガングリオン以外の場合

手の甲にできたしこりが、ガングリオンではないこともあります。

それでは、手の甲にできたしこりがガングリオンではない場合、何が原因なのでしょうか?

ガングリオン以外の原因について解説していきます。

 

脂肪腫

脂肪腫とは脂肪細胞が以上に増えてこぶのようになっている状態のことです。

原因は、はっきりと分かっていません。

小さくて痛みがない場合は、そのまま放っておいても大丈夫ですが、急激に大きくなる場合や痛みがある場合は、悪性の場合がありますので注意してください。

腫瘍なので、良性でも時間をかけて大きくなってきます。あまり大きくなると、取るのが困難になりますので、早めに医師に相談することが大切です。

 

粉瘤(ふんりゅう)

 

粉瘤とは別名アテロームとも呼ばれています。

皮下組織に嚢胞(のうほう)という袋ができて、その中に老廃物が溜まってしまった状態です。

皮膚のどこにでも、しこりができる可能性があります。

最初は小さく、どんどん大きくなってきます。

自然に治ることはないので、病院で治療を受けることが大切です。

粉瘤の特徴としては、へそと呼ばれる小さな黒い点があります。

これは開口部といわれる穴で、押すと中の老廃物が出てくることがあります。

この開口部から細菌が侵入して、炎症を起こし、赤く腫れあがり痛みがでてきます。

 

血管腫

血管腫とは血管に似た異常細胞ができることです。良性のものですので心配はいりません。

しかし、中には悪性腫瘍の場合があるので、病院で検査をしてもらうことが大切です。

良性の腫瘍で小さい場合はそのまま経過を見ます。

血管腫が大きくなっている場合は医師と取るかどうか相談して決めます。

悪性の腫瘍の場合は治療が必要になってきます。

 

手の甲にできたしこりが痛いときの対処法

手の甲が痛いと気になってしまいますし、痛みが強いと日常生活にも影響が出てしまいます。

手の甲にできたしこりが痛いときはどうすればいいのでしょうか?

 

自分で潰すのは危険です

しこりは目立つし、痛いし何とかしたいと思う人も多いでしょう。

しかし自分で針をさして、中の老廃物を出してしまうのは危険なので、やめましょう。

刺した場所から、細菌が侵入して炎症をおこす原因となってしまいます。

さらに、ガングリオンだと思っていても違う病気の場合がありますので、自己判断でつぶすのは危険です。

必ず病院を受診するようにしましょう。

 

冷やす

氷や鎮痛成分の入ったシップを貼って、患部を冷やします。

一時的にではありますが、神経を麻痺させて痛みを取ってくれる効果があります。

 

痛み止めを飲む

痛みが我慢できない場合は、市販の痛み止めを飲みましょう。

病院を受診してきちんと診断を受け、痛み止めを処方してもらうのがオススメです。

しかし、病院へ行く時間がない場合は、ドラッグストアなどに売っている痛み止めを飲み、時間ができたらできるだけ早く病院を受診してください。

 

病院を受診する

手の甲にできたしこりが、良性のガングリオンだと思っても、自己判断は危険です。

必ず病院を受診してください。

もし、悪性のものだったら…放っておいて、悪化していくものだったら…、痛みがどんどん強くなっていったら…。

病院を受診して原因を特定してもらい、治療するというのはとても大切なことなのです。

たかがしこりと思わず、病院を受診するようにしましょう。

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手の甲にできたしこりが痛い!病院での治療法

手の甲にできたしこりが痛い、その原因がガングリオンだったとき、病院ではどのような治療を行うのでしょうか?

病院で行う治療方法について解説していきます。

 

経過観察

診察をして、ガングリオンだとわかっても、痛みがなく、小さい場合は経過観察になります。

小さいものだと、何もしなくても、自然に消えてなくなる場合が多いです。

ただし、だんだん大きくなってきた、痛みがでるようになってきたという場合は、再度病院を受診するようにしてください。

 

吸引

ガングリオンに注射針を刺して、中身を吸い取ります。

針を刺すので、治療に少し痛みを伴いますが、しっかり治すことができますので、

・神経を圧迫して痛みがある

・手に違和感があって気持ち悪い

という人にはおすすめの治療方法です。

しかし、吸引治療をした場合、中には同じ場所に再発したという人もいらっしゃいます。

全員が全員再発するわけではありませんが、再発を繰り返す方がいるというのは事実です。

 

手術

手術でガングリオンを取り除く方法です。患部を切開して、袋ごとガングリオンを取り除きます。

袋ごと取り除くので、再発の可能性は低くなります。

手術ですので、治療費が高くなるのも忘れてはいけません。

ちなみにガングリオンが5㎝くらいなら簡単な手術で済むので、その日のうちに家に帰ることが可能です。

ただし、ガングリオンが大きくなっていたり、神経のそばにある場合、神経を傷つけてしまったり、傷跡が残ってしまうことも考えられます。

また、血管を傷つけてしまうこともあります。

手術にはリスクを伴うということを忘れないでください。

ですから、ガングリオンができるだけ小さいうちに治療することが大切です。

手に違和感がある場合は早めに病院を受診してください。

 

レーザー治療

ガングリオンにレーザーをあてる治療法です。

レーザーを当てるだけなので、痛みはありません。

しかし、実際にレーザー治療をしている病院は少なく、1~2か月毎日通わないといけないので少し大変かもしれません。

このように、病院では、しこりの大きさや痛みがあるかどうかによって治療方法が変わってきます。

大切なのは、自己判断をしないで、きちんと病院で診察を受けるということです。

後で後悔しないように、手の甲にできたしこりが痛いときは病院を受診するようにしてください。

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