手のひらにしこりができて痛い!その原因と対処法を解説!

 手のひらにいつのまにかできたしこり、何が原因なのかわからないし、痛みもある。

そんな症状がでると不安になってしまいますね。

では、いったいこの手のひらのしこりの正体は何なのでしょうか、病院を受診する時は何科を受診すればいいのでしょうか?

手のひらにしこりができる原因とその対処法について説明していきます。

では、早速見ていきましょう。

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手のひらにしこりができるのはなぜ?

手は体の中で一番よく使う部分です。その手のひらにしこりができるとびっくりしてしまします。

しこりとは皮膚の下で、皮下組織や、脂肪、筋肉などが膨らむことをいいます。

しこりの中には、

・痛みがあるもの

・全く痛みを感じないもの

・どんどん大きくなるもの

・いつの間にか消えてなくなるもの

があります。

痛みが無く、いつの間にか消えて無くなるものは心配する必要は基本的にありません。

 

手のひらのしこりが痛む原因

それでは、手のひらにできたしこりはなぜ痛むことがあるのでしょうか?

しこりが痛む原因は2つあります。

・しこりが神経の側にあり、神経を圧迫することで痛みがでる

・毒性の高い虫に刺された場合(ハチや毛虫など)

手のひらには神経や腱などがたくさんあります。

そこにしこりができることで、

・手が動かしにくくなる

・神経を圧迫して痛みが生じる

といった症状が起こることがあるのです。

また、毒性の高い虫に刺された場合も腫れが硬くしこりのようになり、痛みとかゆみが生じます。

虫に刺された場合は時間とともにしこりは小さくなり、痛みとかゆみもだんだんと消えて行きます。

 

手のひらのしこりの正体は何?

しこりとはなにか、なぜ痛みがでるのかについて解説してきました。

しかし、それではいったいしこりの正体は何なのかについて詳しく紹介します。

 

ガングリオン

手のひらにできるしこりで一番多いのはこのガングリオンではないでしょうか?

ガングリオンとは皮膚の下に、ゼリー状の物質が溜まった袋ができる病気です。

良性のしこりですので、心配はありません。

・小さいもの

・痛みが無いもの

は自然と消えていくことが多いです。

なぜガングリオンができるのかはまだわかっていません。

指で押すとコロコロと動く感じがします。

しかし大きくなってきたり、できた場所によっては神経を圧迫して痛みがでたり、しびれがでたります。

消えない場合や痛みがひどい場合はガングリオンの中身を吸い取る処置をしたり、手術で取る必要があります。

手のひらだけでなく

・手の甲や手首

・指や足首

・関節の近く

にできることが多く、男性よりも女性の方が発症しやすいと言われています。

ガングリオンの可能性が考えられたら皮膚科か整形外科を受診してください。

 

デュピュイトラン拘縮

名前を聞くだけでなんだかこわい感じがしますね…

デュピュイトラン拘縮とは、皮膚の下にある手を動かす筋膜が異常を起こして、手が動かしにくくなる病気です。

この病気の最初の症状が手のひらにできる痛みのあるしこりです。

しかし痛みはだんだんと消えていきます。

病気が進行していくと、いくつもしこりができるので、だんだんとしこり同士が固まっていき手のひらがひきつって曲がってしまいます。

中年の男性が発症しやすく、糖尿病の合併症として現れることがありますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。

完全に治ることはなく、対処療法で治療していきます。

ひどくなると手術で腱膜だけを取らないといけません。

再発する恐れもある怖い病気なので、しこりがあり皮膚が引っ張られるような感覚があるときはすぐに整形外科を受診しましょう。

 

粉瘤(ふんりゅう)がたまっている

粉瘤(ふんりゅう)とは皮膚の下に老廃物が溜まってできたしこりのことです。

「おでき」と呼ばれることもあります。

「おでき」と聞くとなんとなく放っておいても大丈夫かなという気になりますね。

しかしこの粉瘤、自然になくなることはないのです。

また、この粉瘤はやっかいなことに開口部ができることがあるのです。

この開口部から細菌が入ってしまうと、中に膿がたまり、赤く腫れてひどい痛みが生じます。

黒い小さなかさぶた状のものが粉瘤に出来ていたら要注意、それが粉瘤の開口部です。

ひどい痛みが出る前に粉瘤を取ってしまうことをお勧めします。

皮膚科で手術を受けることができます。

 

リンパ節炎

リンパ節炎とはリンパが流れるリンパ管の節の部分がウイルスや細菌に感染して腫れることによってしこりや痛みが生じる病気です。

首やわきの下など大きなリンパ節が炎症を起こすことが多いのですが、怪我をしたところから細菌が入ったりすると、手のひらにあるリンパ節が炎症を起こすこともあります。

この場合、整形外科を受診するのがいいでしょう。

まれに悪性の可能性がありますので、

・痛みがない場合

・徐々に大きくなっていく場合

は注意が必要です。

 

ウイルス性のいぼ

ウイルス性のいぼの場合は皮膚科に行ってください。

普段は痛みがないことが多いのですが、押したり、動かしたりしたときに少し痛みがでることがあります。

ウイルス性ですから、人にうつすこともありますし、もちろん自分にもうつります。

治療法は、液体窒素で焼く方法が一番早く治るのではないでしょうか。

ただ、このウイルス、根が深いことがあり、体質的に何度も発症する方もいます。

病気で体力が落ちたときや疲れているときなどに再発しやすいので注意が必要です。

ハト麦を飲むと良いと言われています。

皮膚科に行くとハト麦の錠剤を処方されることがあるくらいですので、ウイルス性のいぼができやすい方は普段からお茶の代わりにはと麦茶を飲むといいですね。

これら5つが手のひらにできる痛みのあるしこりの正体だと考えられます。

放っておいてもすぐに消えるものや良性のものもありますが、素人が判断するのは難しいので、しこりを見つけたらできるだけ病院で診察してもらうようにしましょう。

 

手のひらにしこりができた時の5つの対処法

病院に行くことはもちろん大切ですが、その前に自宅でできる対処法はないでのしょうか?

手のひらには無数の神経が通っているため、むやみにつぶすことは危険ですが、家でもできる対処法について紹介します。

 

手を休める

ガングリオンは関節の使い過ぎやぶつけるなどの衝撃で発症することがあります。

この場合はガングリオンのまわりを、優しくマッサージすることでしこりが無くなることがあります。

 

ストレスをためない

ストレスがたまると血行が悪くなり老廃物が流れにくくなります。

その老廃物がたまって、ガングリオンや粉瘤の原因になることがあるのです。

普段からストレスをためない生活を心がけましょう。

 

怪我をしたらすぐに治療を

怪我をした場所をそのまま放っておくと、そこから細菌が入りリンパ節炎を起こしてしまうことがあります。

小さな怪我でも怪我をしたらすぐに流水で洗い、細菌が入らないようにしましょう。

 

清潔にする

粉瘤などは清潔にしておかないと開口部から細菌が入ってしまいます。

炎症がおきると激痛を伴うことが多いので、病院に行く時間がなかなか取れない方は清潔にして、細菌が入らないようにしてください。

もちろん、時間ができたら、ひどくなる前に病院にいくことも忘れないでくださいね

 

規則正しい生活

体が弱っているときは血流が悪くなったり、ウイルスや細菌に弱くなってしまいます。

日頃から規則正しい生活をして、ウイルスや細菌に負けない強い体をつくりましょう。

 

まとめ

これら5つの対処法はあくまでも病院に行くまでに悪化させないための対処法です。

普段からよく使う手のしこりですから、ひどくなる前に病院で診察を受けてください。

また、痛みがなくても普段からマッサージをするなど手をいたわりながら、しこりができていないかチェックすることも大切です。

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