指のむくみの原因は何?解消する方法はあるの?
細くて長いきれいな指は女性の憧れです。
朝起きてふと手をみるとなんだか指がむくんでいるような…そんな経験はありませんか?
それだけで朝から少し残念な気分になりますよね。
指輪が入らない、取れなくなってしまって困ったという経験がある方もいるのではないでしょうか。
たんなるむくみとそのままにしてよいものなのでしょうか、それとも何か病気の可能性があるものなのでしょうか?
気になる指のむくみの原因とむくみを解消する方法について解説していきます。
今回の流れ
指がむくむのはなぜ?
指がむくみ原因はいったい何なのでしょうか?
そもそも、むくみは老廃物や水分が溜まることでおきます。
1日仕事をした後に足がぱんぱんにむくんでいることがありますよね。
リンパが滞り、血行不良になって老廃物や水分を上手く流せなくなってむくみが起こるのです。
指のむくみもそれと同じです。
起きている時は老廃物や不要な水分が重力で下に溜まり、足のむくみを引き起こしますが、夜、体を横にして寝ることで老廃物や水分が顔や手に溜まってくるのです。
また、女性は生理前にホルモンの分泌が多くなり、ホルモンの影響で体に水分をためやすくなるのもむくみの原因の1つと言われています。
指がむくむ原因は何?5つの原因
それではいったい何が原因で指がむくむのでしょうか?
日常生活に潜んでいる指がむくむ5つ原因について書いてみました。
・アルコールや塩分の取りすぎ
・筋肉量の低下
・仕事中に同じ姿勢を取り続ける
・水分を取らないために体の塩分量が増えてしまう
・夏でも冷房のきいた部屋にいるなど体が冷えている
これら5つの原因でリンパの流れや血行が悪くなり、体の末端にある指にむくみをおこしやすくなってしまうのです。
指のむくみに隠されている“怖い病気”
ただリンパの流れや血行が悪くなっているだけなら良いのですが、中にはこわい病気が隠されていることがあります。
指のむくみに隠されたこわい病気について紹介します。
肝硬変
肝臓はアルコールを分解する臓器として有名ですが、体の水分の量を調整する臓器でもあります。
そのため肝硬変がおこると体が水分量を調整することができずに、むくみの症状が表れてくるのです。
・体がだるい
・肌が黒くなる
・食欲不振
などの症状がある場合は病院を受診してください。
自分はアルコールを飲まないからと安心してはいけません。
食生活の乱れなどによる脂肪肝でも肝硬変になる可能性はあります。
ネフローゼ症候群
ネフローゼ症候群とは腎臓病の1つです。この病気の代表的な症状がむくみなのです。
おしっこが出にくくなるので、塩分が排出されにくくなりむくみの症状が出てきます。
指だけでなく顔や手足などにもむくみを生じます。
むくみの他に、
・おしっこが出にくい
・体重が増えた
場合は病院で診察してもらいましょう。
リウマチ
リウマチは免疫の異常で起こります。
本来私達を守ってくれるはずの免疫機能が異常を起こし、過剰に反応して自分自身を攻撃してしまうのです。
リウマチになると指のむくみとともに、
・関節の痛み
・手がこわばる、動かしにくい
・手がしびれる
などの症状がでてきます。
リウマチは症状がどんどん進む人もいますが、中には一度その症状が治まって、また数年後に出てくる場合もあるので注意してください。
リウマチは遺伝する可能性がある病気です。
必ず遺伝するというわけではありませんが、家族にリウマチを患った方がいる場合は病院で診察を受けることをオススメします。
ビタミン欠乏症
ビタミンの少ない偏った食事を続けることや、炭水化物の取りすぎ、アルコール依存症などから発症することのあるビタミン欠乏症は手足のむくみ、しびれ、動悸を引き起こします。
ひどくなると脚気やウエルニッケ脳症を引き起こします。
・力が入らない
・しびれ
といった症状を起こしたりします。
ウエルニッケ脳症になると眼球運動障害、歩行障害などが起る可能性があります。
指のむくみを解消する3つの対処法
だるくて重い、指のつらいむくみ症状を解消するための対処法を3つ紹介します。
マッサージ・ストレッチをする
指がむくんでいる時はリンパの流れが滞って、老廃物や水分が溜まっていることが多いので、マッサージやストレッチをすることでリンパを流すことができます。
ハンドクリームを塗って、指を一本一本丁寧にマッサージしましょう。
少し痛いけれど気持ちが良いという程度の強さで指を付け根から上に向かってマッサージしたり、ぎゅっぎゅっと握っては離すを繰り返したり、爪の付け根をぎゅーっと押したりすると指がすっと気持ち良くなります。
他には両手の指を組み、指と指の間を刺激するのも気持ちが良いですね。
指を反対の手で反らすように押したり、グーとパーを繰り返す体操しても血行が良くなり、リンパの流れを良くすることができます。
この時に手は、心臓より高い位置で行うとよりリンパの流れを良くしてくれます。
温かいお湯に手をつける
お湯で手を洗ったり、ボウルに入れたお湯に手をつけておくだけでも血行が良くなります。
冷えを取りできるだけ指を温め血行を良くするために、普段からシャワーだけでなく湯船につかるようにしましょう。
ツボを押す
手のひらにはたくさんのツボがあります。
なかでも手のひらの中心部分にある労宮(ろうきゅう)というツボが、むくみの解消に良いと言われています。
マッサージをする時間が無い時は、手のひらの中心にあるこのツボを少し痛みを感じるくらい押してみてください。
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指のむくみを予防するための4つの方法
指がむくむとだるく重い感じがします。指輪がきつくて痛くなったり、何より見た目に良いものではありません。
そんなむくみを予防するために心がけたい4つの予防法を紹介します。
アルコール・水分の取りすぎに注意する
寝る前にアルコールや水分を取りすぎると体内に水分が溜まりむくみの原因になります。
おしっことして、出し切れなかった水分が体の中に残ってむくんでしまうのですね。
アルコールや水分の飲みすぎには注意して、適度な量を取るようにしましょう。
温める
体が冷えると血行が悪くなりリンパが滞ってしまいます。
血行が悪くなることで体の末端にある指がむくむ原因になるので、普段から体を温めるように心がけましょう。
お風呂に入る時は必ず湯船につかる、冷たい食べ物や飲み物は取りすぎないように、体を温める食べ物を積極的に取るようにして体の中からも温めましょう。
食事に気をつける
塩分の取りすぎ、水分が多すぎても少なすぎてもむくみの原因になります。
温かい食べ物を食べるだけでなく、減塩や適度な水分補給も必要です。
また、余分な水分や塩分を体の外に出してくれる働きをするカリウムを含むバナナなどを食べることをお勧めします。
適度な運動
血行が悪いことでむくみが起るということは適度な運動をして、血行を良くすることが大切になってきます。
指のマッサージやストレッチはもちろん体全体を動かすことで末端まで血液がまわり、リンパの流れを促してくれます。
足、特にふくらはぎを動かす運動や手首を動かす運動を積極的にして、リンパの流れを良くしていきましょう。
まとめ
やはり大事なことは規則正しい生活と適度な運動ですね。
これら4つの予防法を実践して、むくみの症状がでない体づくりをしていきましょう。
コーヒーカップを持ちあげた指、パソコンを打っている時の指、ふとした瞬間に目にする指がいつもむくみのないすっきりとした指になるように、普段から気をつけて「手美人」を目指しましょう。
しかし、どうしてもむくみがとれない。
少しでもおかしいと感じた時には病気の可能性もありますので病院を受診してくださいね。