指や指先が膿んでいるし腫れている?原因や対処法は?
日常的に様々なものに触れる機会の多い指は老若男女問わず、怪我などが起こりやすい場所です。
特に指や指先が突然、膿んで、腫れている症状が出る方もいるのではないでしょうか?
膿んでいたり腫れたりすると痛みももちろん、かゆみなども出てきて見た目にも辛い症状になるでしょう。
悪化の可能性もあるので早急の対処をおすすめします。
今回は指や指先が膿んで、腫れている場合の原因や対処法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
指や指先が膿んで、腫れている原因とは?
指や指先が膿んで、腫れている場合、この症状は突然出てきたものではなく、前ぶり的な症状があります。
例えば、指先の腫れの多くの原因は傷口から黄色ブドウ球菌、連鎖球菌などの細菌が侵入して発症する「ひょう疽(ひょうそ)」や爪の直ぐ下に出来る「爪囲炎(そういえん)」などがあります。
どちらの症状も自然治癒が可能ではありますが、免疫力の低下により自分の治癒能力のみでは完治しない例もあります。
また、「ひょう疽」の原因でもある細菌の黄色ブドウ球菌、連鎖球菌は家庭のシンクや風呂場、電車やバスなどの公共のものにも潜んでいる可能性が高いので、注意が必要なのです。
傷口といっても、ささくれなど小さな箇所からの侵入も充分考えられますので、ご注意を。
出来た膿は出してもいいのか?
ネットなどでもよく見られる「出来た膿は出してもいいのか?」というもの。
膿を出すことで症状を軽減できるというものなのですが、自分でやるのであれば基本的には清潔な針で行うことをおすすめします。
膿にも症状によって取り出せるものがあり、見た目で白や緑など色がついているものは比較的、膿の中身を取り出しやすいそうです。
しかし、膿の中には奥で炎症を起こして、取り出せないものもありますので、無理に取ることはやめましょう。
また膿を出してしまった場合はすぐに消毒し、患部が外に出ない様に絆創膏などで守ってあげるのがいいでしょう。
しかし、一番安全なのは病院で診察して貰った際に膿を出してもらうことです。
自己流で行っても失敗のことを考えると痛いだけでさらに悪化を招いてしまいます。
さらに、自分で処理すると症状悪化にも繋がります。
また、初めての診察の際は皮膚科もしくが外科に足を運ぶのがいいでしょう。
個人差はありますが、1回の診察と薬の処方などで終了する場合が多いです。
指や指先が膿んで、腫れている際の対処法は?
腫れて濃が出来た指は個人差もありますが、常にジクジク痛みを伴います。
眠る際も気になって眠れない人もいるので、なんとか早く治したいものです。
こちらでは、指や指先が膿んで、腫れている場合の正しい対処法について解説していきます。
市販薬を塗る
病院に行く前の一時しのぎだと思って活用してみてください。
腫れや膿みに有効なのが、ソラッグストアで購入可能の「テラマイシン」です。
お値段もリーズナブルで緊急用としても活用出来ます。
「テラマイシン」は痛いニキビなど炎症を抑える効果が強いので、一晩塗っておくだけでも大分楽になっていると思います。
「テラマイシン」が無い場合は抗炎症の軟膏などがあればそちらがおすすめです。
最近では抗菌作用のあるハンドクリームなどもあり、予防にもピッタリです。
除菌用にマキロンや絆創膏もドラッグストアで揃うので、応急処置としてお試しくださいね。
傷を守ろう
上記でも挙げましたが、指や指先が膿んでいる場合はすぐに消毒のうえ、絆創膏を貼りましょう。
膿んでいる膿は破裂することによって、中の細菌が他人に感染する場合もあります。
特にお子様は免疫力も低く、ちょっと膿がついただけでも感染してしまう可能性も高いです。
傷を守ることは自分の為であり、大切な家族や友人を守ることにも繋がります。
防水のバンドエイドなどをつけておくと、ラップ効果で傷の治りが早くなる場合もあります。
水仕事は控えて
症状が出た後は水仕事やスポーツなどで患部を汚すことはできるだけ控えましょう。
治療中であっても、患部から再度細菌感染をし、完治が遅れる場合もあります。
特に主婦の方や飲食店の方は水仕事が多いかと思われます。
・食器洗いやトイレ掃除
・お風呂掃除
など家のなかであっても危険がたくさん潜んでいるのです。
どうしてもしなければいけない場合はゴム手袋などをして、患部を外に出さないのが鉄則です。
スポーツ中の人もグローブなどをして身を守っていきましょうね。
一仕事終わった後は患部の消息も忘れずに行いましょう。
お風呂は控えて
炎症を起こしている患部は非常に傷が入りやすい状況でもあります。
炎症を起こしている患部は暖めると痛みが増す可能性もあり、腫れ・膿みが出た場合はお風呂は控えてシャワーのみにしましょう。
お風呂上がりは腫れた患部を冷やしておくのがおすすめです。
ジクジクと痛みだしている患部を少しでも楽に出来る可能性があります。
あまりに痛みが酷い場合はお風呂に入ったり、体を温めるのはおすすめできません。
1日我慢して、次の日即病院で診察を受けましょうね。
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指や指先が膿まないように出来る防止方法は?
辛いジクジクした痛みは出来れば経験したくないものですが、原因となる「ひょう疽」や「爪囲炎(そういえん)」はちょっとした気遣いで防止も可能です。
ついついうっかりでなってしまう症状ですが、場合によっては自己治癒では治りにくいものもあります。
ここでは指や指先が膿まないようにするための、症状の防止方法を解説していきます
傷が出来たら即ケア
上記でも解説した傷口のケア。
どんな小さなささくれでも傷が出来たら、消毒→絆創膏などで指を守りましょう。
最近では防水のタイプや塗るタイプの絆創膏(ばんそうこう)もあります。
指先などが腫れやすい人は、基本のケアを怠らない様にするのが一番の防止方法です。
日常のバッグの中身もケア用品で揃えておいて、すぐに出来る様にしておくのもいいですね。
傷口は外に晒(さら)さない
上記と似た内容になってしまいますが、出来てしまった傷はまずは外に晒さない様にしましょう。
野外でのスポーツをやっている人は特に、傷が出来たら即対処した方が良いです。
治療せずに放置した場合、皮膚が盛り上がってしまう肉芽が出来てしまったり、爪が剥がれる、リンパにも炎症が広がる恐れがあります。
最悪の場合、手術も避けられない状態になることもあるので、様々なケア用品で指を守りましょう。
お子さんがいる親御さん達も気を使って、防止していきましょうね。
日頃のケアにも注意を
指や指先が膿んでしまう原因にはマニキュアからの細菌感染や爪切りなどで深爪をしてしまって、傷口から細菌感染してしまう例もあります。
特に女性はマニキュアをつけ続けていることで感染リスクが上がりますので、充分な注意は必要です。
また、爪を噛むくせがある人も変に噛んでしまうと、傷が出来て感染の可能性も高くなります。
上記でも記載していますが、傷が出来たらまずは消毒し、細菌を寄せ付けないようにするのが、基本のケアですので、お忘れなく。