指の関節にしこりができて痛い?そんな時の原因と対処法!
ある日突然、指の関節が痛み、しこりのようなものができていたら驚きますよね。
いったい何が原因なのでしょうか?
指の関節にしこりができて痛い、そんな時の原因と対処法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
指の関節にしこりができて痛いのはなぜ?
指の関節にしこりができて痛いのは、へバーデン結節かブシャール結節が原因の場合が多いです。
へバーデン結節は指の第一関節にできるしこりで、ブシャール結節は指の第二関節にできるしこりです。
しこりや痛みの他に腫れや指の変形も見られます。
指の関節にしこりができて痛い原因はなに?
指の関節にしこりができて痛い原因が、へバーデン結節やブシャール結節だった場合、へバーデン結節とブシャール結節の原因は何なのでしょうか?
へバーデン結節とブシャール結節の原因について解説します。
へバーデン結節とブシャール結節、実ははっきりとした原因はハッキリとはわかっていませんが、
・指の使い過ぎ
・加齢
が主な元によるものだと言われています。
へバーデン結節は40歳以上の人がなりやすく、男性も女性も差はありません。
ブシャール結節は更年期を過ぎた女性に多く、ホルモンバランスが原因ではないかと考えられています。
ですから、中には妊娠中や出産後に発症する人もいます。
また、コーヒーなどのカフェイン飲料ばかりをたくさん飲み、水分が不足している人も発症しやすいと言われています。
指の関節にしこりができて痛い、もしかしたら他の病気かも?
指の関節のしこりや痛みがへバーデン結節やブシャール結節であることが多いのですが、他の病気の可能性も考えられます。
指の関節のしこりや痛みで考えられる病気を紹介します。
ガングリオン
ガングリオンのしこりの中身はゼリー状の物質です。
指だけでなく、手首や足など関節にできるのが特徴です。
痛みを感じることはあまりないのですが、できた場所によっては神経を圧迫して痛みがでることがあります。
小さければ、自然に消えていくことがほとんどですが、痛みがある時などは、吸引や手術といった治療が必要になります。
・手や指を使い過ぎている
・手を激しくぶつけた
などの理由でできることがありますので、手や指を使い過ぎないように注意しましょう。
ばね指
指を曲げたり伸ばしたりするのに違和感があり、指を伸ばそうとするとばねのように跳ね上がる症状があれば、ばね指の可能性が高いです。
ばね指は指の腱鞘炎の一種で、指を酷使している人やホルモンバランスの崩れた人、リウマチを患っている人などが発症しやすいと言われています。
安静にして、注射や投薬で治療していきますが、重症の場合は手術を行うこともあります。
血管腫
血管腫とは血管に似ている異常な形の細胞のことで、皮膚にできたり、筋肉や肝臓にも表れます。
指の関節のしこりが筋肉にできた血管腫である場合が考えられます。
腫瘍ではなく、血管の奇形や正常な細胞なのに、正常な細胞が異常に増えてしまったのが原因だと言われています。
血管腫であるかどうかは一部を採取して調べないとわかりません。
ですので、出来るだけ早く病院に行くことをオススメします。
血管腫であったら、痛み止めの薬を飲んで様子をみます。
痛みが強い場合は摘出することもあります。
指の関節にしこりができて痛い、そんな時の対処法は?
指はとてもよく使う場所です、特に主婦は一日中使っているのではないでしょうか。
その指に痛みがあるのでは、日常生活に支障が出てしまいます。
それでは、指の関節にしこりができて痛いとき、どうすれば痛みを和らげることができるのでしょうか?
ストレッチをする
指が痛いからストレッチをするのは無理と思ってしまいますよね。
そしてストレッチをするのはもちろん、指だと思ったでしょうか?
実は実際にストレッチをするのは背中から肩、腕など上半身を中心に、体全体をほぐしていきます。
人間の皮は一枚でつながっていますし、筋肉や骨もつながっています。
へバーデン結節やブシャール結節の人は体が硬く、筋肉がこわばっていることが多いのです。
上半身を中心に体の筋肉をほぐすストレッチをしていると、肩や腰の痛みとともに指の痛みを和らぐことがありますのでおすすめです。
テーピング
痛みのある指にテーピングを巻くと痛みを和らげることができます。
ただ、強く巻きすぎると血流が悪くなるので注意してください。
病院でテーピングの巻き方を教えてもらってから巻くのがおすすめです。
しっかり固定をしたことで指が動かせるようになりますが、無理をすると悪化してしまうことがありますので、注意してくださいね。
冷やす
腫れや痛み、炎症がある時に、熱を持っている時は、冷やすようにしてください。
シップを貼ったり、アイシングをしましょう。
しかし、炎症や熱がおさまってきたら今度は温めることが大切です。
患部をしっかり温めて血流をよくしましょう。
痛み止めを飲む
病院で処方してもらった痛み止めの薬を飲むのがいいのですが、病院に行く時間がなかったり痛み止めを切らしている場合は、市販の痛み止めを飲みましょう。
市販の薬を飲む場合でも、出来るだけ薬剤師さんに相談してから飲むようにしましょう。
痛み止めを飲むと痛みが和らぎついつい無理をしてしまうことがありますが、指を使い過ぎると悪化する原因になりますので、気を付けましょう。
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指の関節にしこりができて痛い症状をださないために
へバーデン結節やブシャール結節になると指の関節が痛いだけでなく、変形することもあります。
できれば発症したくない、へバーデン結節とブシャール結節。
では予防方法はあるのでしょうか?
指の関節にしこりができて痛い時の原因と対処法について解説してきましたが、最後に予防法について解説していきます。
栄養バランスの取れた食事をする
へバーデン結節とブシャール結節にならないためには、体を冷やさないことが大切です。
普段から栄養バランスを考えた食事をとるようにして、体の中から温めるようにしましょう。
レトルト食品や加工食品、お菓子などは体を冷やすので、できるだけ食べないようにしましょう。
また、骨や関節を強くする良質のたんぱく質を取るようにしてください。
休憩・休息を取る
特に指を良く使う人は付かれた、指が痛いなと感じたら安静にすることが大切です。
無理はせず、しっかりとセルフケアを心がけましょう。
ストレスをためない
ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れてしまいます。
できるだけ、ストレスをためないようにしましょう。
リラックスできる時間を作って心を落ち着かせるようにしましょう。
お風呂で温まる
毎日湯船に浸かって体を温めることで、体の筋肉をほぐし、血流をよくすることができます。
お風呂はシャワーで済ませるのではなく、しっかり湯船に浸かりましょう。
水分をしっかり取る
水分を取るといってもコーヒーなどのカフェイン飲料を取っているのでは意味がありません、カフェインには利尿作用があり、尿となって排出されてしまいます。
水分は水や麦茶などでしっかり取るようにしてください。
加齢やホルモンバランスが原因であることが多いので、予防するのはなかなか難しいのですが、少しでもリスクを減らすために、普段から予防方法を試してみてください。
そして、関節にしこりや痛みを感じたときは自己判断するのではなく、しっかり病院を受診することが大切です。