トラネキサム酸の効果と副作用を分かりやすく丁寧に解説!
トラネキサム酸はシミの治療やなどにも使われる薬です。
今回はそんなトラネキサム酸についてはじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は3つの見出しに分けてトラネキサム酸の効果や副作用、さらにはトラネキサム酸の薬の種類についても見ていきます。
では、早速見ていきましょう。
トラネキサム酸の効果!
最初にトラネキサム酸の効果について見ていきます。
このトラネキサム酸は様々な用途に使われる薬で、
・シミの治療、止血作用
・湿疹、口内炎、のどの腫れ、アレルギー症状
などに対して効果を発揮します。
血液を溶かす物質の働きをするプラスミンと呼ばれる酵素が体内には存在しています。
さらにプラスミンは血液を溶かすだけでなく、アレルギーや炎症反応も引き起こす酵素です。
このプラスミンの働きを抑制すのがトラネキサム酸です。
トラネキサム酸がプラスミンの働きを抑制することによって、シミが薄くなったり発疹がおさまったりします。
ちなみにトラネキサム酸に即効性はあまり期待できないのですが、徐々に徐々にじわじわと効いてくるのがトラネキサム酸です。
ですので、すぐに効果が現れなくても服用を続けるようにしましょう。
トラネキサム酸の副作用!
次に、トラネキサム酸の副作用について見ていきます。
トラネキサム酸は副作用の生じることの少ない、とても安全性の高い薬です。
ただ稀に、
・食欲不振、下痢
・吐き気、発疹
などの副作用が生じることがあるので、こういった副作用が現れた場合にはすぐかかりつけの医師・薬剤師に相談するようにしてください。
(ただ上記のような副作用が現れることはほとんどありません。)
これは副作用ではないのですが、トラネキサム酸を服用して止血作用が働くことにより、血液凝固障害や血栓症(具体的には心筋梗塞など)の人には少なからず影響が生じます。
ですので、血栓性や血液凝固障害の人がトラネキサム酸を服用する際には注意するようにしてください。
また止血薬のトロンビンとトラネキサム酸を一緒に服用することによって、血栓ができやすくなる(血栓ができると血が固まり血液の流れなくなる)のでこの2つの薬を同時に服用することは必ず避けましょう。
トラネキサム酸の種類!
では、トラネキサム酸の成分が配合されている薬の種類について見ていきます。
トラネキサム酸が配合されている薬には、
・トラネキサム酸錠
・トラネキサム酸カプセル
・トランサミンカプセル250mg
・トランサミン錠250mg
・トランサミン散50%
・トランサミンシロップ
の6つの種類があります。
トランサミンというのは、病院で処方してもらえるトラネキサム酸が主成分の薬です。
これだけ多くの種類があるので、それぞれ個々にあった薬を服用することができます。
なんとトランサミンシロップに関して言えば、1歳以下の小児でも服用することが可能です。
これは先ほどの見出しでも述べたようにトラネキサム酸が副作用の生じることの少ない薬だからこそ、1歳以下の小児でも服用することができます。
ちなみに1歳以下の小児にトラネキサム酸配合の薬が用いられる場合は、シミを薄くするためではなくアレルギーや炎症を抑えるために処方されることが圧倒的に多いです。
では、まとめの方に移っていきましょう。
スポンサーリンク
まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回はトラネキサム酸の効果や副作用を中心に様々なことをお伝えしてきました。
今回の要点を押さえると・・・
1.トラネキサム酸はシミ、発疹、口内炎、止血などに効果的!
2.トラネキサム酸は安全性の高い薬で、副作用が生じることは少ない!
3.トラネキサム酸配合の薬は主に6種類あり、1歳以下の小児でも服用可能!
今回の内容をまとめるとこのような内容になります!
シナールという薬をご存知ですか?
トラネキサム酸と同じように、美白に効果が期待できる薬の1つです。
シナールについて以下の記事でまとめているので、美白に効果的な薬について興味がある方はぜひ読んでみてください。