ニトロペン舌下錠の副作用を分かりやすく！使い方も解説！
ニトロペンは主に狭心症や心筋梗塞などに用いられる薬の成分の１つです。
今回はそんなニトロペンについてはじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は４つの見出しに分けてニトロペンの効果と副作用、さらにはニトロペンの使い方についてもお伝えしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
ニトロペン舌下錠の効果を分かりやすく！
ではまず最初に、ニトロペンの効果についてお伝えしていきます。
ニトロペンは主に狭心症の症状を抑えるために用いられる薬の１つです。
ニトロペンを服用することで、どのようにして狭心症の症状が和らぐか簡単に説明します。
狭心症は心臓に送る血管が細くなってしまったり、詰まりかかったりすることで引き起こされる症状です。
ニトロペンを服用することで、血管がゆるまり血液が流れやすくなります。
これにより狭心症の症状が抑えられるのです。
狭心症以外にも、
・心筋梗塞
・心不全
・心臓喘息
上記のような症状を改善する目的でもニトロペンは用いられます。
ニトロペンは即効性に優れた薬なので、服用してから３分もしないで効果が現れます。
ただ持続時間はそれほど長くなく、３０分〜２時間程度しか効果が持続しません。
そのためニトロペンは主に狭心症の発作を止めるたときにに用いられます。
ニトロペン舌下錠の副作用を分かりやすく！
では続いて、ニトロペンの副作用についてお伝えしていきます。
ニトロペンは重い副作用が現れることが極めて少ない、安全性の高い薬です。
ただ服用後一時的に、
・頭が痛くなる
・めまいがする
上記のような副作用が現れることがあるので注意するようにしてみてください。
頭痛・めまいの副作用は１〜２時間で治まることが多いので、副作用が現れても特に心配する必要はありません。
もし仮に副作用が現れた場合は、横になって安静にしていましょう。
重大な副作用として、
・強いめまい・立ちくらみに襲われる
・吐き気がする、嘔吐する
などの症状が現れることが稀にあるので、念のため注意をするようにしましょう。
（ただ上記のような重大な副作用が現れることはほとんどありません。）
それ以外でも何かおかしいと感じた場合には、必ずかかりつけの医師・薬剤師に相談するようにしてください。
ニトロペン舌下錠の使い方を分かりやすく！
では、続いてニトペン舌下錠の使い方についてお伝えしていきます。
通常の錠であれば錠を口に含み水で流し込めば良いのですが、舌下錠は少し特殊な服用の仕方をします。
舌下錠は口の中の粘膜から吸収させることで、効果を発揮させます。
ですので、錠を口に含み水で流し込むという服用の仕方はしません。
錠剤を舌の下に入れて自然に溶かすことで、ニトロペンを服用します。
この舌の下に入れるというのが、ポイントです。
また口の中が乾いている場合は、水を含んで舌を湿らせてから服用するようにしましょう。
ニトロペンの類似薬を分かりやすく！
では続いて、ニトロペンの類似薬についてお伝えしていきます。
ニトロペンの主成分はニトログリセリンと呼ばれる成分です。
このニトログリセリンが用いられている薬は、
・ニトロダームTTS２５mg
・ミオコールスプレー０.３mg
・ミニトロテープ２７mg
ニトロペン舌下錠の他に上記の３つの種類があります。
ニトロテープは服用してから１時間程度で効果が現れ、２４時間程度効果が持続します。
ミオコールスプレーは服用してから１〜２分で効果が現れ、３０〜６０分程度効果が持続します。
ミニトロテープは服用してから３０〜６０分で効果が現れ、２４時間程度効果が持続します。
ニトログリセリンが用いられている薬にこれだけ種類があるのは、仮に狭心症だったとしても緊急で効果が得たいのか、それとも長時間にわたって効果が得たいのかで必要となる薬が異なってきます。
こういった理由から、ニトログリセリンが用いられる薬にはこれだけの種類があるのです。
ニトロペン服用中のの禁忌薬は？
これが最後の見出しです。
最後の見出しでは、ニトロペンを服用中の禁忌薬についてお伝えしていきます。
・バイアグラ
・バルデナフィル
・タダラフィル
上記のような薬はニトロペンを服用しているときは、一緒に服用することができません。
また上記以外の薬でも他に用いている薬があれば、必ず医師・薬剤師に伝えるようにしましょう。
またアスピリンと呼ばれる市販薬などによく含まれている薬と一緒に服用してしまうと、アスピリンの効果が弱まってしまうことがあります。
アスピリンはかなり用いられることが多い薬なので、アスピリンについて知らないという方は以下の記事を読んでおいてください。
アスピリンが含まれている市販薬についても解説しています。
また飲酒をすると副作用の症状が現れやすくなってしまうので、ニトロペンを服用しているときはできるだけ飲酒も避けるようにしましょう。
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まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回はニトロペンの効果や副作用を中心に様々なことをお伝えしてきました。
要点を押さえると・・・
１.ニトロペンは狭心症や心筋梗塞に効果的！
２.ニトロペンは副作用で頭痛やめまいが起こることがある！
３.ニトロペンは即効性に優れた薬！
今回の内容をまとめるとこのようになります！
ニトロペンと同じように狭心症に効果的なニフェジピンと呼ばれる薬をご存知ですか？
ニフェジピンについて知らないという方はぜひ以下の記事もご覧ください！
