メトクロプラミドの副作用を分かりやすく!作用機序も簡単に
メトクロプラミドは胃腸の働きを良くするために用いられる薬の1つです。
今回はそんなメトクロプラミドについてはじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は3つの見出しに分けてメトクロプラミドの効果と副作用、さらにはメトクロプラミドの種類についてもお伝えしていきます。
では、早速見ていきましょう。
メトクロプラミドの効果を分かりやすく!作用機序も簡単に!
ではまず最初に、メトクロプラミドの効果についてお伝えしていきます。
メトクロプラミドは主に胃腸の働きを良くするために用いられます。
メトクロプラミドを服用することで、どのようにして胃腸の働きが良くなるか簡単に説明します。
体内にはアセチルコリンと呼ばれる胃・腸の働きを活発にする物質が存在しています。
メトクロプラミドを服用すると、体内のアセチルコリンの働きが活発になります。
アセチルコリンの働きが活発になることで、胃・腸の働きが活発になるのです。
具体的には、
・胃炎、十二指腸潰瘍
・吐き気、嘔吐
・食欲不振
上記の症状を改善するのに効果的です。
メトクロプラミドは胃腸の働きを活発にしてくれるので、胃腸が弱ったことによって現れる様々な症状に効果的です。
この薬はさらに小児の嘔吐に対しても効果的なことから、小児に対して処方されることがあります。
メトクロプラミドは即効性に優れている薬であるため、服用してから30分程度で効果が現れ始めて1時間程度で効果がMAXになります。
またメトクロプラミドは効果の持続性においてもそこそこ優れているので、服用してから約7〜8時間程度は効果が持続します。
メトクロプラミド錠の副作用を分かりやすく!
では、続いてメトクロプラミドの副作用についてお伝えしていきます。
メトクロプラミドの副作用は現れることが少ない、安全性の高い薬です。
ですが稀に副作用が現れることもあるので、副作用についても把握しておきましょう。
メトクロプラミドを服用して、
・めまいがする、眠気が現れる
・腹痛になる、下痢になる
・生理不順になる
上記のような副作用が現れることがあります。
あまりに副作用の症状がひどい場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。
メトクロプラミドを服用することで脳のドーパミンがブロックされ、錐体外路症状と呼ばれる副作用が現れることがあります。
具体的には、
・体が震える
・体がこわばる
上記のような症状を指します。
この副作用は小児や高齢者、さらには薬を大量に服用してしまったときには注意が必要です。
また重大な副作用として、
・気持ちが悪くなってしまう
・血圧が低下してしまう、冷や汗が出る
・息苦しくなったり、頭が痛くなる
などの症状が現れることがあるので、念のため注意をするようにしましょう。
(ただ上記のような重大な副作用が現れることはほとんどありません。)
それ以外でも何かおかしいと感じた場合には、必ずかかりつけの医師・薬剤師に相談するようにしてください。
メトクロプラミドの種類を分かりやすく!
これが最後の見出しです。
最後の見出しでは、メトクロプラミドの種類についてお伝えしていきます。
メトクロプラミドには、
・メトクロプラミド錠5mg
・メトクロプラミド細粒2%
上記の2つの種類があります。
細粒タイプのメトクロプラミドは錠タイプのものが飲みにくいという子供や高齢者でも、服用することができます。
メトクロプラミドの服用量や服用回数は、症状や年齢によって異なります。
ですのでメトクロプラミドの服用量や服用回数は医師の指示に従うようにしましょう。
また、妊婦や授乳中の服用はできるだけ避けることが望ましいです。
ですが妊婦の方や授乳中の方でも服用するリスクよりも、服用することのメリットの方が大きい場合には医師から処方されることもあります。
妊婦の方や授乳中の方で服用したい場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。
では、まとめの方に移っていきます。
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まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回はメトクロプラミドの効果や副作用を中心に様々なことをお伝えしてきました。
今回の要点を押さえると・・・
1.メトクロプラミドは胃腸の働きを良くするのに効果的!
2.メトクロプラミドは副作用でめまいや腹痛などが生じることがある!
3.メトクロプラミドには2つの種類がある!
今回の内容をまとめるとこのようになります!
メトクロプラミドと同様に胃腸の働きを良くする、ナウゼリンという薬を知っていますか?
ナウゼリンについては以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。