足のくるぶしがかゆいのは病気?その原因と対処法!
日常生活の中で私たちは地に足をつけて生活しています。
その中で、不意に足のくるぶしがかゆいという症状になることがあるでしょう。
足の中でも突起した部分であるくるぶしを、
・どこかにぶつける
・虫に刺される
と異常が出易い場所でもあったりします。
しかし、そのかゆみ本当にかゆいだけなのでしょうか?本当は何かの病気が潜んでいる可能があります。
今回は足のくるぶしがかゆいという症状について、その原因や可能性のある病気、対処法などを詳しく紹介していきますので、どうぞご覧下さい。
今回の流れ
足のくるぶしがかゆい原因
そもそもかゆみの原因はさまざまなのですが、足ともなると「むくみ」が出易い場所でもあるので,
・むくみ
・アレルギー
・虫さされ
などの原因などが考えられますね。
むくみは靴下後がいつまで立っても治らなかったり、ふくらはぎを押すことで形状記憶の様に凹みが、なかなか上がってこなかったりと触ったり何かしないと原因がわかりにくいです。
しかし、虫さされやアレルギーは皮膚が赤くなったり、腫れたりするので原因も一目瞭然。
また、単純に肌の乾燥でかゆいという原因も考えられますね。
単純な症状ばかりですが、上記で挙げた考えられる原因の中で1番怖いのは「むくみ」です。
むくみは何かの病気の関連症状の可能性もあるので、症状を感じたら気をつけておいた方がいいですね。
足のくるぶしがかゆいことで考えられる病気
さて、考えられる原因も挙げた後は足のくるぶしがかゆいことで考えられる病気を紹介しましょう。
上記で挙げた「むくみ」の原因となる病気や皮膚炎など、一般的に症状が起き易い物を紹介していきます。
急性的なものから、アレルギーなど元々起きる可能性があった病気などもありますので、必見です。
下記では病気とともにその対処法なども軽く紹介させて頂きますので、参考にしてみてくださいね。
アトピー性皮膚炎
皮膚表面の炎症として小さな頃から悩まれている方も多いアトピーは遺伝などで発症することが多く、原因も多く考えられていますが、その原因は基本的に解明されてはいません。
慢性化すると皮膚が常に鳥肌のようになり、かゆみが辛く、皮膚をこすりすぎて出血する場合も。
乾燥すると体の様々な箇所が粉拭いた様になり、特に足は冬場の乾燥でかゆくなりがちです。
アトピーに悩んでいる方ならば、足のくるぶしがかゆい原因はアトピーだとすぐに認識できると思いますので、病院で処方された薬を塗り、保湿を忘れない様にしましょう。
最近の研究では改善方法も様々見つかり、症状の軽減は出来るとされています。
糖尿病
足のかゆみが「むくみ」が原因かもと疑う場合、根本的な原因はもしかしたら糖尿病にあるかもしれません。
糖尿病の関連症状でむくみはよく出てくる症状で、軽いものだと初期症状と言われていますが、通常のむくみと何ら変わりないのでそのまま放置しておく人が多い様です。
かゆみや重さを感じる他に、痛みも含まれるものだと注意が必要です。
糖尿病の場合、足が乾燥し易くなったり、足にタコが出来易くなり、夏場は水虫になりやすいというのも症状の1つになります。
しかし、糖尿病の中でも「糖尿病性神経障害」というものになっている場合は、
・足がしびれる
・足が熱し易く冷め易い
・こむら返りが起きやすい
・足をつねっても感じにくい
・足に知らぬ間に怪我が増えた
など、少し症状も変化してきます。少しでも怪しいと感じたらまずは病院に行くのがおすすめです。
蕁麻疹
急性的な皮膚病の1つとして有名な蕁麻疹が足のくるぶしの部分に出て、かゆみを起こしているという可能性も考えられます。
一時的に皮膚が赤くなり、発疹などが増え、かゆみも辛い蕁麻疹は治ってしまえば今までのかゆみが嘘の様にひきます。
原因は様々ですが、
・ストレス
・アレルギー性蕁麻疹
・非アレルギー性蕁麻疹
など様々なものがあります。
人によっては日光被爆により起こる蕁麻疹や発汗の刺激が原因の蕁麻疹もあり、一概に原因はコレ!というものがありません。
様々な人が様々なシーンで起こりえる病気ですが、薬などを使えば比較的簡単に完治するでしょう。
アレルギー性疾患
蕁麻疹でも挙げたアレルギー性蕁麻疹もこちらに含まれますが、
・ハウスダスト
・自宅に潜むカビ
などにアレルギー反応を示して、発症する場合もあるのがアレルギー性疾患です。
自宅でカーペットやラグを敷いている人はダニなどが繁殖して、その上に裸足で過ごしていると引き起こす人もいるそうです。
その他にも花粉や食品アレルギーなどで引き起こす可能性があるので、まずは専門の機関で自分は何のアレルギーを持っているか調べてみるのもいいかもしれません。
カンジダなどによるウイルス性疾患
デリケートゾーンにだけだと思われがちな、
・カンジダ
・水虫
などの細菌感染によって、皮膚がかゆくなってしまうウイルス性疾患は誰にでも起こりうる病気です。
糖尿病や風邪などにかかり、免疫力が落ち易い状態になっている場合、二次感染としてウイルス性疾患にかかりやすくなっています。
病気の際は大人しくしているのが一番ですが、足の除菌などにも注意しておきたいところですね。
リポインド類壊死病
今回紹介する中でもなかなかに怖い病気です。
30代頃の発症が多く、糖尿病の患者さんの合併症としても知られています。
足のすね部分に反転が出来、周辺が黒っぽくなります。
かゆみなどの症状も報告されていますが、1番のインパクトは見た目でしょうか。
その見た目の異常性から病院に駆け込む人も少なくありません。
しかし、原因や詳しい治療方法が未だに解明されておらず、特効薬なども今の所存在しない様です。
自然治癒で治る場合もあり、まだまだ謎の多い病気なのです。
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足のくるぶしがかゆくなったらやるべき対処法
足のくるぶしはかゆくなり、ちょっとあやしいな…?と感じた方。
すぐには病院などに行けない場合も多いかと思います。
そんな時に症状を少しでも抑えられる改善方法を紹介致しますので、参考になれば幸いです。
着圧靴下をする
足のむくみに効果的なのが、着圧の靴下です。
使ったことがある方はわかるかと思うのですが、就寝の際に履いておくと、朝の足のすっきり感が格段に違うんですよね。
ちょっと高めな印象ですが、その費用対効果は抜群です。
また、締め付けが良いからといって、自分のサイズより下の物を購入して履いているという方もいるそうなのですが、これは足がしまりすぎて逆に辛くなってしまうので、購入の際は自分のサイズにあったものをおすすめします。
自宅用のものや通勤用のもの、季節によっても素材が異なりものは販売しているので、自分に合ったものを選んで使えるのが嬉しいですよね。
マッサージする
着圧靴下を履く前にやって欲しい足のむくみに有効なマッサージは、ネットでもマッサージのやり方動画がすぐに検索出来るので、とても便利です。
おすすめなのは足先から血行を促進して行く、リンパマッサージです。
マッサージクリームやオイルを用いて、保湿も出来るので一石二鳥です。
お風呂上がりにすることで、血行促進効果も上昇するのでおすすめですよ。
保湿をする
マッサージの項目でも記載した保湿はアトピーなどの乾燥から来るかゆみに効果的な対処方法です。
近年では様々なマッサージクリームやマッサージオイルが発売しており、ドラッグストアに行っただけで何を購入しようか迷う程です。
クリームなどを使ってマッサージし、着圧靴下を着用して就寝するだけでも十分保湿効果に期待出来ますので、三段活用おすすめですよ。
除菌する
水虫やウイルス性のかゆみが起こっている場合、病院でも除菌のクリームや薬を処方されることが多いです。
対処法のひとつに過ぎませんが、マキロンやアルコール消毒液を足に塗ってみるだけでも除菌が出来るかもしれません。
お風呂上がりなど綺麗な状態の足に使用してみてくださいね。
足が蒸れない様にする
冬場のブーツを履いている時などにありがちな足の蒸れ。
実は菌の繁殖を進めることになりあまり良くはありません。
自宅にいる時は気にしなくても大丈夫かとは思いますが、オフィスにいる際は通気性の良い室内靴などに履き替えることで群れを軽減してくれるでしょう。
最近では、足の蒸れを軽減するシートなども販売しているので、靴の中に入れて使ってみるのもいいですね。
また、靴箱にも除湿対策をすることをおすすめします。やはり湿気は菌の繁殖を増やしますしね。