指にできものができた!痛いしかゆい場合はどうする?

体の中の五感、触覚を司る手のひらは気づかぬうちに傷なども出来やすく、私たちの生活の中でも重要な部分です。

切り傷などの他に、急にできものが出来る場合もあります。

触覚は体の他のどの箇所よりも優れている為、痛みやかゆみなども感じやすい部位でもあり、できものが出来ると何かと面倒です。

今回はそんな手の中でも指のできものにスポットを当てて、その原因や対処法、考えられる病気などについて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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指のできものの原因は?

傷もできやすい指ですが、できものともなると外部からの攻撃によるものではなく、体の不摂生や内部から来るものという可能性もあります。

例えば、同じ所に日常的に負担がかかっている場合はイボの可能性もありますし、もしくはやけどなどでの水ぶくれや体質により出来やすい粉瘤(ふんりゅう)なども考えられますね。

どの症状にしてもできものの具合が異なってくるので、大抵の症状は診察してもらえば原因や病名がわかります。

病院でのケアがなくとも完治する場合も多いですが、不安になったら病院で診察してもらいましょう。

 

痛くてかゆい!指のできものから考えられる病気は?

痛み、かゆみをともなうできものともなれば、原因となる病気も絞れてきます。

症状によっても対処法や気をつけなければ行けないことも異なってきますので、まずはこちらで具体的な症状と病名を確認していきましょう。

以下で解説していく症状と病名は日常的に、私たちにも起こりえる可能性が高い病気になりますので、まずはどんなものなのか知っておきましょう。

 

主婦湿疹

赤いできものが指先にできて、患部を押すことで痛みが伴う「主婦湿疹」は皮膚の表面が削られ、免疫力が低下する症状です。

主な原因は洗剤などの手の油分を持って行く様な化学薬品の多様によるもので、その名のとおり、家事などで洗剤を多く使う主婦の方に起こりがちな症状です。

水仕事の際はゴム手袋を欠かさずするか、ハンドクリームをこまめに塗ることが防止法です。

 

マラセチア毛包炎

主婦湿疹と酷似している症状ですが、「マラセチア毛包炎」の原因はカビによるもので、できものもプツプツと小さなものがたくさんできます。

かゆみも主婦湿疹ほどではなく、人によってはかゆみを感じない人もいるそうです。

夏場のカビが発生しやすい時期に発症することが多く、原因も皮膚の免疫力低下によるものなので、ケアは怠らない様にしましょう。

 

魚の目

足などに出来やすい印象の「魚の目」は指にもなる可能性があります。

足でもそうなのですが、魚の目は日常的に負荷がかかっている箇所になることが殆どで、皮膚の中に芯が出来てしまっており、触ると痛みが走ります。

指ですと、日常的にペンを強い筆圧で書いている人や彫刻刀などで、指に負担をかけている人に起こりがちです。

完治には病院で芯を取り除いてもらう必要があるため、非常に面倒です。

ペンが当たる指の部分に絆創膏やコットンなどの柔らかいものをかませておくと負荷も軽減します。

 

ひょう疽

爪の周辺から菌に感染し、赤く腫れてズキズキと痛むできものが出来る「ひょう疽」は、赤ちゃんから大人まで幅広い世代の人が感染する恐れのある病気です。

抵抗力の高い人は自然治癒でいつの間にか治る場合が多いです。

しかし、子供や抵抗力の低い人だと、できものが腫れ上がり、指を曲げにくくなったりする場合もあります。

悪化すると自然治癒は難しく、皮膚科などでの検診・治療が必要になります。

 

粉瘤(ふんりゅう)

「粉瘤」は全身に出来る可能性のある腫瘍です。

初期症状では、小さなしこりが当たる程度で痛みもかゆみもないのです。

粉瘤が体内で細菌感染を起こすことで、炎症を起こし、痛みも伴います。

痛みにも個人差はありますが、かなり痛いので腫れたら早急に診察を受ける必要があります。

この粉瘤は出来るのにも個人差があり、出来やすい人は全身に出来るのですが、出来ない人は全く出来ません。

また、小さなしこりが自然治癒でいつのまにか消えている場合もあります。

初期症状のものは病院に行ってもなかなか処置してくれない場合が多く、痛くなってから治療出来るのが殆どの病院の現状の様です。

 

指にできものができた際の対処法

痛くて、かゆみの伴うできものはそのままにしておくとツラいのはわかります。

しかし、自己流の処置をしてしまうと悪化してしまう可能性があります。

まずはできものが出来た際の対処法を覚えておきましょう。

 

消毒する

細菌感染の際に有効な方法です。

マキロンなどで患部を消毒しておくことで、症状が少し緩和するかもしません。

また、マラセチア毛包炎などのカビ感染による原因の症状ですと、保湿や湿気などは禁物なので、消毒しても絆創膏などは貼らない様にしましょう。

 

冷やす

炎症を起こして、ズキズキと赤くはれているできものに有効的な冷やす行為は、かゆみを抑える効果が期待出来ます。

氷水でも良いですが、冷感スプレーやミントスプレーなどでも気持ち的には大分違うはずです。

 

煙草、お酒は控える

体に悪影響を及ぼす煙草と炎症が出来ている際はお酒は厳禁です。

血流を促進するお酒は炎症の痛みを増してしまう可能性もありますし、症状悪化の可能性もあります。

症状が出た際は、完治するまで健康的にお酒・煙草を出来るだけ控えるようにしましょう。

 

ストレスフリーに過ごす

かゆみの原因にストレスが挙げられることもあり、ストレスが溜まっていて、なかなか寝付けない人も注意が必要です。

ストレスと症状が相まって、二重に症状が発症する場合も珍しくはありません。

忙しくても仕事や勉強に区切りをつけて早めに帰宅して早めに寝て、ゆっくり過ごす時間も大事ですよ。

 

かゆみの改善方法3つ

かゆみが出来た際は、無理にかいてしまうと症状の悪化に繋がります。

特に指はかゆみを感じやすく、ツライいかと思いますが、だからこそ、かゆみを改善する方法を実践してみましょう。

 

市販薬を塗る

病院に行くまでの一時しのぎでも有効的なのが、市販のかゆみ止めを塗ることです。

病院でもステロイド外用薬や抗菌剤を処方されるかと思いますので、一過性のかゆみにはおすすめできる薬です。

薬を塗った後は寝る際にも布製の手袋をしておくと朝に不快感も軽減されていいかもしれません。

 

保湿する

病状にもよりますが、多くの場合、保湿するとかゆみの具合も改善されます。かゆみがある患部を乾燥させることはかゆみ改善面でもあまりよくありませんからね。

入浴し、手を清潔にした後に薬を塗っての保湿や、包帯を巻くなどの保湿でも良いでしょう。

 

肌に優しい洗剤を使う

主婦湿疹をはじめとする症状の原因は、手に合わない洗剤を使用しているためです。

近年ではオーガニックなどの自然由来の洗剤なども増えてきましたので、日常的に使ってみることで、かゆみを悪化させないように心がけてみてはいかがでしょうか?

また、保湿用のハンドクリームなど細かい所にも気を配ってみましょう。

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