手のひらの内出血に痛みが?その原因と対処法を解説!
ふと痛みを感じて手のひらを見た時に、内出血ができている…。
ぶつけた覚えはないけれど、なぜ内出血してしまったのだろう?
そんな経験をしたことがある方はいませんか?
気が付かないうちにどこかにぶつけてしまったのだろうか…
何か病気の兆候なのかもしれないと不安になってしまいますね。
そこで、手のひらの内出血とその痛みの原因と対処法、そして予防法について今回は解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
手のひらに痛みのある内出血ができる原因とは?
どのようなことが原因で内出血はおこるのでしょう。
子どもの頃は元気に走り回ることが多いのでこけたり、硬い物にぶつかったり、強い力が加わることで内出血をおこしたことがあるという人は多いと思います。
他には骨折で内出血がおこる場合もあります。
骨折の場合は大量の血が出るので、腫れがひどくなったり、強い痛みが出たりします。
痛みが強い時、ひどくぶつけたなど骨折の可能性があると思った場合は整形外科を受診してください。
手のひらに痛みのある内出血ができた時に疑う病気
どこかにぶつけた、こけた時に手をついたなど、原因がはっきりわかっていれば良いのですが、全く覚えがないのに手のひらにできた内出血。
しかも痛みがある。
そんな時は何か病気の可能性があります。
原因がわからない内出血で疑うべき病気を紹介します。
紫斑病
紫斑病は毛細血管に問題が起きていることでおこる紫色の斑点があざのようにできる病気です。
いくつかのタイプに分かれます。
子どもがなりやすい紫斑病、老人がなりやすい紫斑病、アレルギーが原因の紫斑病、突発性の紫斑病などがあります。
原因はさまざまですが、手のひらの内出血だけでなく、鼻血や歯茎から出血することもあります。
自分の免疫機能が自分の血小板を壊してしまう病気なので必ず病院を受診しましょう。
できれば、内科と皮膚科の総合的な治療が受けられる病院を受診するのがおすすめです。
アッヘンバッハ症候群
外傷や血液が凝固する病気などの異常がないのに、突然手のひらや指に痛みやしびれが出て内出血が現れる症状です。
指先に血が通らなくなって青白くなったり、曲がりにくくなることがあります。
歳をとったことにより、血管が弱くなったのが原因ではないかと考えられています。
放っておいても自然に治ることが多く他の病気の心配もないので様子を見て大丈夫でしょう。
白血病
白血病といえば血液のがんですね。
貧血や免疫機能の低下、出血しやすくなり、血が出ると止まりにくくなるなどの症状があります。
・体がだるい
・風邪をひきやすくなった
・体のあちこちに内出血が次々にできる
・歯ぐきから血が出る
などの症状があれば、白血病の疑いがあります。できるだけ早く病院を受診してください。
手のひらに内出血ができて痛みがある時の4つの対処法
内出血というのは青紫、ときにはどす黒く見えて見ていて気持ちが良いものではないですし、普段からよく使う手のひらに痛みがあると作業をする邪魔になって困ってしまいます。
もし、痛みのある内出血ができてしまった場合、どのようにすれば早く良くなるのか対処法について紹介します。
冷やしてから温める
内出血ができた時、炎症がおきていることが多いのでしっかり冷やしましょう。
また、冷やすことで出血を止めることができます。
炎症・出血がおさまるまで、冷やすことが大切です。
初めは氷や保冷剤などを使って冷やしその後、シップで24時間程度冷やします。
氷などはずっとあてていると冷やし過ぎになるので直接肌に当てず、タオルなどで包み20分冷やしたら少し離すようにしてください。
しっかり冷やしたらその後は温めることで血行が良くなり、治りが早くなります。
お風呂につかるなどしてしっかり体を温めることが大切です。
鉄分・ビタミンCの多い食事を取るようにする
血液にとって必要な成分がたくさん取れる食事を心がけましょう。
鉄分を多く含む食材は、小松菜、レバー、カツオなどです。
またビタミンCを多く含むレモンやブロッコリー、いちごなども積極的に取るようにしましょう。
シップを貼る
冷やしてから温めることが大事だと書きましたが、シップも有効です。
内出血ができた直後は冷シップを使い、しっかり冷やし、その後に温シップを貼ります。
シップを貼ることで消炎鎮痛効果が期待できます。
安静にする
内出血がある方の手はできるだけ使わないようにすることで治りを早くします。
あまり触ったり、力を加えたりしないようにしましょう。
これら4つの対処方法で、早く内出血と痛みを治すことが期待できます。
しかしこの方法を試して数日たっても痛みが取れない、内出血部分がどんどん腫れてくるという場合は打撲ではなく骨折などのことがあります。
また、他の部位にも内出血が増えていく場合は病気の可能性がありますので、そういった場合は病院を受診しましょう。
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手のひらに痛みがある内出血をつくらないために気をつける4つのこと
これまで、内出血ができる原因とできた時の対処法、内出血に隠れている怖い病気について解説してきました。
そんな見た目的にも良くなく、痛みがある嫌な内出血をつくらないために普段から気をつけたいことについて解説していきます。
血管を丈夫にしましょう
加齢とともにもろくなっていく血管、また乱れた食生活、不規則な生活をしていると若い人でも血管がもろくなることがあります。
血管がもろくなると、ちょっとしたことで内出血が起きてしまうのです。
血管にダメージを与えるような暴飲暴食をさけ、血管を強くすると言われるタンパク質をとるなど丈夫な血管をつくるようにしていきましょう。
ホルモンバランスを整える
ホルモンのバランスが崩れると、血管が弱くなってしまいます。
女の人は特に生理があるので、ホルモンバランスを崩しやすくなっているのです。
鉄分やたんぱく質をとることでホルモンバランスを整えることができます。
また、ストレスをためることでもホルモンバランスは崩れてしまいます。
ストレスをためない生活を心がけるようにしてください。
体を冷やさないようにする
体を冷やすと自律神経が乱れて血管の収縮がうまくできなくなってしまいます。
血管の収縮がうまくできないと血管に負担がかかり、破れやすくなってしまうのです。
・夏場でもしっかり湯船につかる
・体を温める食べ物を取る
などして血行を良くすることを心がけ、体を冷やさないようにしましょう。
ビタミンKをしっかり取りましょう
ビタミンKが不足すると、毛細血管が弱くなってしまいます。
ビタミンKが多く含まれている食品は納豆・チーズ・海藻などです。
普段からビタミンKが多く含まれた食品を積極的に取るようにしてください。
はっきりと原因がわかっている内出血はこの予防法で少しは防ぐことができますし、もし内出血ができてしまっても対処法をすれば数日でよくなります。
しかし痛みがひどい、体がだるいなどの症状や他に気になることがある場合は無理をせず必ず病院を受診するようにしてください。