手首の骨に出っ張りがあるのは内側か外側か?痛みが生じる場合は?

手首が痛い!良く見てみると骨が出っ張っているような気がする。

このまま放っておいても大丈夫なのかな?と心配になったことがある方はいらっしゃいませんか?

手は日常的によく使うので、痛みがあると日常生活にも支障が出てしまいます。

なぜ手首の骨が出っ張り、痛みが生じてしまうのでしょうか…、手首の骨が出っ張る原因と対処法について解説していきます。

 では、早速見ていきましょう。

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手首の骨に出っ張りが生じるのはなぜ?

手首の骨はどうして出っ張るのでしょうか、その原因について解説します。

手首にはたくさんの骨が組み合わさっています。

そのおかげで複雑な動きをすることができるのです。

骨が出っ張っている場合、その骨のどこかが傷を負ったため腫れていることが考えられます。

手首の内側の骨が出っ張っているのか、外側の骨が出っ張っているのかで、痛みの原因が変わってきます。

また、骨が出っ張っている原因が骨ではなく腱が限界を超えている危険な状態かもしれません。

 

手首の骨に出っ張りができる原因はなに?

それでは実際に手首の骨が出っ張るのはどのような原因が考えられるのか、ここでは5つの原因を紹介します。

 

ガングリオン

ガングリオンとは、皮膚の下にゼリー状の老廃物などが溜まった袋ができる症状です。

関節周辺によくできるのですが、手首はガングリオンができやすい場所の1つです。

ガングリオンは小さければ自然に消えてしまうことが多いので心配はいりませんが、神経の近くにできると神経を圧迫して痛みが出てきます。

痛みがある場合は病院を受診してください、その場で吸い取ってくれることもありますし、手術で取る場合もあります。

ガングリオンの場合は手首の内側・外側、どちらにもできる可能性があります。

 

豆状骨骨折

こけて手を強くついた時などに、手首の内側にある豆状骨という骨を骨折することがあります。

捻挫と間違われることが多いのですが、冷やしてもなかなかよくならないため、病院に行って発見されることが多いようです。

もし、こけたなど原因が思い当たり、手首の内側の骨が出っ張って痛い、内出血もあるようなら骨折を疑ってみてください。

 

腱鞘炎・ドケルバン病

手の使い過ぎで起こる腱鞘炎、腱鞘炎の中でもドゲルバン病という骨とくっついている腱鞘が炎症を起こしている病気があります。

ひどくなると腱が元に戻らなくなるくらい悪化していて骨の組織が壊死してしまうことがあります。この時に手首の外側の骨が出っ張ったように感じます。

手が動かせなくなってしまうこともあるので、腱鞘炎になったらゆっくり手を休めるようにして早めに病院に行きましょう。

 

TFCC損傷

手首を動かすのに重要なTFCCという部分が損傷してしまったために発症します。

手首の痛みと腫れがあり、手首の内側の骨が出っ張っているように感じることがあります。

手首をひねると痛いので、ドアノブをまわした時や雑巾を絞った時などに激痛が走ります。

テニスやバドミントンなどラケットを使うスポーツをする人も痛めやすい場所です。

 

骨軟骨腫

骨軟骨腫とは骨にできる腫瘍の1つです。

こぶのように骨が飛び出します。

良性の腫瘍なので心配することはありません。

成長期に骨の組織に問題が起り、本来成長させる骨とは別の骨を成長させてしまうのです。

小さいと気が付かないことも多いのですが、骨が大きくなり腱や神経を圧迫するようになると痛みが出てきます。

体のあちこちにできる可能性がありますが、手首はよく使うので気がつくことが多いのでしょう。

 

手首の骨に出っ張りができる生活習慣

それではどのようなことで骨に出っ張りが出てしまうのでしょうか。日常生活で考えられる原因について紹介します。

・パソコンやスマートフォンの使い過ぎ

・産後で赤ちゃんを抱っこする時間が長い

・手をぶつけた、ひねったなどの外傷

・家事や仕事で手を酷使する

これらが原因で手首の骨が出っ張ってしまうことがあるのですが、仕事や家事、赤ちゃんのお世話などはどうしても休むわけにはいきませんよね。

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手首の骨が出っ張って痛いその対処法は?

手首の骨が出っ張って痛みがある時、気になってしまいますし仕事に集中できない、痛くて眠れないなど生活に支障をきたしてしまうことがあります。

そんな時はどうすれば良いのでしょうか?

手首の骨が出っ張って痛い時の対処法について紹介します。

 

手を休める

手を酷使することで痛みがでることが多いので、痛みが出た時はゆっくり休むことが必要です。

仕事以外ではパソコン・スマートフォンを使わない。

赤ちゃんのお世話は家族に手伝ってもらう、家事は頑張りすぎないように…

少しでも手を休ませてこれ以上悪化させないようにしてください。

 

手を冷やす

骨が出っ張っている時は、

・手首が腫れている

・熱を持っている

ことが多いので、熱を持っている時はしっかり手を冷やしましょう。

冷やすことで痛みが和らぎ腫れを取ってくれます。

 

マッサージをする

痛みがある場所を優しくマッサージしてください。

痛みがある場所の周辺は、しっかりとマッサージすることで痛みが和らぎます。

痛みがある場所を強くマッサージすると痛みが増すことがあるので、痛みが強い時は無理にマッサージしないようにしてください。

このように手首をしっかり休めて痛みが少しでも和らぐようにしましょう。

 

手首の骨が出っ張って痛い、そんな症状を出さないために

手首の骨が出っ張って痛いと不安になってしまいますし、仕事にも支障が出てしまいます。

それでは、手首の骨が出っ張って痛い症状が出ないようにするためには、どうすればよいのでしょうか?

手首の骨が出っ張って痛い原因と病気、痛みが出た時の対処法について説明してきましたが、最後に骨の出っ張りと痛みを出さないための予防法について紹介します。

 

テーピングやサポーターで固定する

手を使い過ぎて痛めてしまっていることが多いので、手を使わないようにすることが大切なのですが、利き手の場合、使わないというのはとても難しいことです。

そこで、テーピングやサポーターで手首を固定することで、手首の動きを制限して手首に負担がかからないようにすることができます。

手首の負担が減ることで、痛みが出るのを予防することができるのです。

 

温める

温めることで血行が良くなり、手首の疲れを取ってくれますし、痛みを予防してくれます。

お風呂にゆっくり浸かって体を温めるのはもちろんですが、仕事の休憩時間や赤ちゃんが寝てくれた時に手首に蒸しタオルをのせる。

温シップを貼るなど、手首を温めると血行がよくなって痛みの予防につながります。

 

マッサージ・ストレッチをする

手首の同じ場所に力が加わり続けたり、同じ態勢をすることで手首に負担がかかってしまいますので、疲れたなぁと感じたり手首が重くだるい感じがしたら、マッサージやストレッチをして手をほぐしましょう。

手をグー、パーと力を入れて繰り返すグーパー体操も疲れた手にはとても気持ち良いので、ぜひやってみてください。

このように手首の痛みを予防することで骨が出っ張り、痛みがでる症状を抑えることができます。

しかし、中には病気の場合や自然には治らない場合もありますので、痛みが強い場合やなかなか治らない場合は病院を受診するようにしてください。

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