腕が腱鞘炎になった時の症状!治療法や治し方を解説!
腕が腱鞘炎になってしまい、痛くて日常生活にも影響してしまう。
つらくて何とかしたい!
という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
そういった方のために、今回は腱鞘炎の症状や治療法、治し方について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
腕が腱鞘炎になった時の症状は?
指や手首・肘が腱鞘炎になったというのはよく聞きますが、腕も使いすぎると腱鞘炎になることがあります。
それでは、腕が腱鞘炎になった時、どのような症状がでるのでしょうか?
・腕の痛み、腕全体が腫れる
・腕にしびれがでる
・腕がだるい、腕を動かしたときだけ痛みが出る
このような症状があるときに腱鞘炎を疑ってください。
腱鞘炎は腕を使いすぎることで、関節を動かすための腱と腱鞘に負担がかかってしまい、炎症を起こした状態のことを言います。
腕をよく使う職業の人や、家事や育児に忙しい主婦の方がなりやすい症状です。
実は上記の症状は腱鞘炎の初期の症状なのです。
ここで無理をしてしまうと、悪化してしまい、何もしていなくても痛みがでるようになってしまいます。
初期の症状に気が付いた時点で腕を休めるようにすることが大切です。
腕が腱鞘炎になった時の治療法は?
腕が腱鞘炎になったとき、どうすればいいのでしょうか?
痛い腱鞘炎の治療法について解説します。
安静にする
腕が腱鞘炎になって痛むとき、一番大切なのは安静にすることです。
腱鞘炎は同じ動作を繰り返すことで、腱に負担がかかり痛みがでるので、まずは無理をせず、安静にすることが必要になってきます。
仕事や家事・育児は簡単に休めるものではありませんが、ここで無理をして悪化してしまっては大変ですので、できるだけ安静にするよう心掛けてください。
冷やす
痛みがでたら、すぐに冷やしましょう。
熱をもっている場合や腫れている場合も冷やすことが大事です。
熱をもっている部分や腫れている部分を中心に、消炎鎮痛成分の入ったシップを貼ったり、ビニール袋に入れた氷を薄いタオルで包んでしっかりと冷やしましょう。
痛みを取り、炎症を抑える効果が期待できます。
温める
しっかりと冷やして熱や腫れが取れてきたら、今度は温めることが重要です。
温めると血行がよくなり、腱や腱鞘の回復を助けてくれます。
使い捨てのカイロを幹部にあてたり、温シップを貼るのも良いでしょう。
また、お風呂に入るときは、湯船にしっかり浸かって温まるようにしてください。
テーピングやサポーターを使う
腕の腱鞘炎が、指や手首、肘の使い過ぎからきている場合があります。
・指や手首を曲げたときに痛みがある
・肘を押すと痛い
などの症状がある場合は、痛む部分が原因と考えられますので、その部分にテーピングやサポーターをして固定するようにしましょう。
腕が腱鞘炎になった時、病院で受ける治療について
腕が腱鞘炎になった時、どうしても無理をしてしまい、痛みが我慢できなくなることがあります。
痛みが強いときはすぐに病院を受診するようにしましょう。
それでは、病院ではどのような治療をするのか解説していきます。
薬の処方
病院で処方される痛み止めの薬や湿布薬を使うのが、最も一般的な治療法だと思います。
痛み止めを飲んで、湿布を貼って安静にしていれば、初期の腱鞘炎を治すことができます。
注射
痛みが強い場合はステロイド注射をします。
注射をすれば、薬よりも早く痛みを取ることができます。
ただし、腱鞘炎が悪化している場合、注射の効果がきれると、また痛みが出てしまいます。
痛みが出るたびに注射をしないといけないのですが、何度もステロイド注射をすると副作用がでることがありますので、注意が必要です。
レーザー療法・温熱療法
レーザー療法は幹部にレーザーをあてる治療法です。
治療に痛みが伴わず、炎症を抑えてくれます。
温熱療法は同じく幹部に熱を加えて治療していく方法で、幹部を温めることで、血行を良くし、筋肉を柔らかくすることで、痛みの改善をしてくれます。
手術
日帰りで行える簡単な手術ですが、やはりデメリットもありますので、説明をよく聞いてから受けるようにしましょう
また、手術をしても再発することがありますので、注意が必要です。
自宅や病院で治療をして、痛みがとれたからといって安心しないでください。
腱鞘炎は腕を使いすぎている、筋肉の固さ、使うときの姿勢の悪さなどから発症します。
これらの原因を取り除かないかぎり、再発してしまう可能性は高いのです。
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腕が腱鞘炎にならないための予防法
1度腱鞘炎になったことがある人はわかると思うのですが、あの痛みは2度と味わいたくないつらいものです。
腕が腱鞘炎になるということはおそらくその周辺の指や手首、肘の使いすぎが原因だと考えられます。
自分の腕の腱鞘炎はどこからきているものなか、しっかり把握して、腱鞘炎にならないように予防していくことが大切です。
最後に腱鞘炎にならないための予防法について解説していきます。
使い過ぎに注意
指や手首、関節を使い過ぎて、だるいなと感じたら、それはすでに腱鞘炎になりかけているサインです。
少しだるい、重いと感じた時点で休憩をとり、手を休めるようにしましょう。
仕事の合間に少し休憩して、手をぶらぶら振ってみる。
簡単なストレッチをするなどして、固まった筋肉をほぐし、血行をよくすることで腱鞘炎を予防することができます。
しっかりと体を温める
体が冷えていると、血行が悪くなり、筋肉が固まってしまいます。
毎日、きちんとお風呂に浸かり、体の芯まで温める。
適度に運動をするようにして、筋肉をつけ基礎代謝をあげることも大切です。
ストレッチ・マッサージをする
疲れを感じたときや、だるさがある時はストレッチやマッサージをして腱鞘炎を予防しましょう。
だるさを感じたときに、こまめにストレッチすることが大切です。
また、体を動かすとき、動かす部分だけでなく、たくさんの筋肉や腱が一緒に動いています。
もちろん、指や手首、肘を動かすときも、腕から肩、背中までたくさんの筋肉を連動して動かしているのです。
ですから、疲れている部分のストレッチやマッサージをするのはもちろんのこと、体全体をストレッチでほぐしていくことで、筋肉が柔らかくなり、腕にかかる負担を減らすことができます。
しかし、仕事や家事で忙しいとついつい忘れてしまいがちです。
そんな人はお風呂上がりのストレッチをおすすめします。
お風呂に入る時間には、1日の仕事がだいたい終わっていると思います。
入浴後、ストレッチをする習慣をつければ、お風呂で温まった体はほぐれているので、効果的にストレッチをすることができます。
入浴後に体全体を伸ばして、しなやかな筋肉をつくりましょう。
姿勢をよくする
体が曲がっていたり、作業する時の姿勢が悪いと、特定の場所に負担がかかってしまい、腱鞘炎をおこす原因となってしまいます。
腱鞘炎とは関係ないように思えますが、
・猫背を治す
・体のゆがみを取る
というのも腱鞘炎の予防になります。
腱鞘炎を根本から予防して、腱鞘炎にならない体作りをしましょう。
しかし、予防法を試していても、手に違和感がある、痛みが強くなってくると感じたら、別の病気や怪我の可能性もありますので、病院を受診するようにしてください。