腕が肉離れに!処置方法や治療にかかる期間は?

特に激しい運動をしたわけでもなく、普通に生活していただけなのに、腕からブチっと嫌な音がして、痛くて動かせなくなったという経験をしたことがある方はいらっしゃいませんか?

スポーツなどをしていると足に同じような症状が出ることがあります。

肉離れです。足に起こると立つこともできなくなる肉離れが、腕に起こることもあるのです。

そんな腕の肉離れの処置方法や治療にかかる期間について解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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肉離れってなに?

そもそも肉離れというのはどのような症状なのでしょうか?

人の筋肉は繊維でできています。この筋肉の繊維が断裂することを肉離れといいます。

・激痛やしびれ

・内出血や腫れ

このような症状がある時は肉離れを疑ってください。

バドミントンや野球など腕を使うスポーツをしたときになりやすいのですが、日常の何気ない動きでも肉離れになる可能性はあります。

 

腕が肉離れになったときの処置方法

ある日突然、腕に激痛が走った、そんなときはどうすればいいのでしょうか?

肉離れになったとき、急いで処置することで悪化を防ぎ、治りをよくしてくれます。

日常生活で使うことの多い腕ですから一刻も早く治したいですよね。

腕が肉離れになったときの応急処置方法について解説します。

 

安静にする

肉離れになったら、まず安静にすることです。

運動中やなにかの作業中の場合はすぐに止まって安静にしましょう。

 

冷やす

肉離れがおきたら、できるだけ早く氷で冷やしてください。

内出血や腫れを抑える効果があり、肉離れの悪化を防いでくれます。

また、痛みもとる効果もあります。

腕が冷たくなるまで20分くらい冷やしたら、しばらく間をおいてまた冷やす、これを繰り返してください。

 

圧迫

次に圧迫です。

伸縮性のあるテーピングやタオルなどで患部を圧迫します。

圧迫することで、内出血や腫れが悪化するのを防いでくれます。

あまり強く圧迫してしまうと、血が止まってしまったり、神経を傷めてしまうので、注意してください。

圧迫した後も、指先を注意して観察し、指先が紫色になるようなら、圧迫を緩めてください。

 

腕を上げる

腕は心臓に近いのでたくさんの血が流れてきます。

肉離れの悪化を防ぐためには、心臓よりも高い位置に患部を持ってくるようにしてください。

椅子の上やクッションの上などに腕をおいて楽な姿勢をとるようにしましょう。

 

病院へ行く

応急処置が済んだら、できるだけ早く病院を受診しましょう。

応急処置が完璧にできていたらいいのですが、素人がおこなった応急処置です。

完璧というわけにはいかないでしょう。

病院を受診して、適切な処置を受けることで、回復が早くなります。

このように、大切なのが最初の応急処置です。

応急処置が早く、しっかり行えているかどうかで、その後の治り方も変わってきます。

ですので、応急処置の仕方を覚えておきましょう。

 

腕の肉離れ、治療にかかる期間はどれくらい?

腕は日常生活でとてもよく使う部分です。

この腕を安静にしていないといけない、となると不便で仕方ありません。

腕が肉離れになった場合、治療にかかる期間はどれくらいなのでしょうか?

個人差はありますが、肉離れの治療期間について解説します。

 

軽度の肉離れ

肉離れをおこしても、動かすことができる、筋肉が伸びたくらいで痛みもさほど強くない場合は、冷やして安静にする。

サポーターやテーピングで固定することで、1~2週間で完治します。

 

中度の肉離れ

筋肉の一部が断裂した状態で、腫れや内出血が出て、ひどい痛みがでます。

スポーツなどの途中で、ブチっと音がして動けなくなる人がいますが、その場合でも中度の肉離れのことが多いようです。

この場合でも、適切に処置すれば1~2カ月で完治します。

 

重度の肉離れ

完全に筋肉が断裂してしまい、激痛で動かすこともできない状態です。

場合によっては手術が必要になってきます。

重度になると3か月~半年、リハビリも必要になってきますので、完治までにかなりの時間がかかってしまいます。

肉離れが治ってくると、だんだん痛みがひいてきて動かせるようになり、もう大丈夫だろうと無理をしてしまう人がいます。

しかし、完全に痛みがなくなり、なんの違和感もなく動かせるようになるまでは、完治したとは言えませんので、無理をしないようにしましょう。

 

肉離れを早く治すために

腕の肉離れ、とても痛くて不便で困ってしまいます。できれば早く治したいと思うでしょう。

そこで、肉離れを早く治すための治療方法について解説します。

 

冷やす

応急処置の時も冷やしましたが、腫れがひくまでの間はしっかり冷やすようにしましょう。

おそらく2~3日ほどで腫れがひいてきますので、それまでの間はできるだけ冷やすようにしてください。

 

温める

腫れ・内出血・痛みがひいてきたら、今度は温めます。

温シップを貼ってもいいですし、蒸しタオルで温めるのも効果的です。

また、お風呂に入るときはぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。

 

水分をとる

水分をたくさん取るようにしましょう。

水分不足になると筋肉の動きが悪くなりますので、たくさん水分を取ってください。

また、水分をとることで血流がよくなりますから、肉離れの回復に効果的です。

できるだけ、水やスポーツドリンクを取るようにしましょう。

 

栄養補給

筋肉に良いと言われている、プロテインやアミノ酸を積極的に取るようにしましょう。

ドラックストアなどで買うことができます。

しっかり栄養補給をすることで回復が早くなりますのでおすすめです。

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腕の肉離れの再発予防法

肉離れは1度なると再発しやすいと言われています。

しかし経験したことがある人ならわかるはずです、あの痛みはもう経験したくない!

最後に肉離れの再発を予防する方法について解説します。

 

ストレッチ・マッサージ

肉離れをおこした場所は筋肉が萎縮してしまっている可能性があります。

ストレッチやマッサージをすることで、萎縮を取り除く、筋肉をほぐしていくことが大切です。

運動をする前や運動の後にも必ずストレッチやマッサージを行うようにしましょう。

また、肉離れが治りかけているところで無理にストレッチをすると悪化してしまうことがあるので、最初は軽いストレッチから始めましょう。

 

筋トレ

肉離れの間、安静にしていると筋肉が落ちてしまうことがあります。

筋肉が落ちた状態ではまた、肉離れをおこしてしまうので、筋トレをして筋肉を鍛えましょう。

 

筋肉に柔軟性を持たせる

筋肉が硬いと古いゴムのようにブチンと切れてしまいます。

肉離れを再発しないためには、筋肉に柔軟性を持たせることが大切です。

ストレッチをするのはもちろんですが、コラーゲンとビタミンCを積極的に取るようにしてください。

毎食、食事でとれるといいのですが、難しい方は市販の栄養剤で補うといいです。

肉離れと聞くととても怖い怪我のように思われますが、適切な応急処置と治療で、早期回復が可能です。

また、肉離れにならないように、再発しないように普段からストレッチや運動をして、しなやかな筋肉を作っておくことも大切です。

適切な治療をしないと後遺症が残ってしまうこともありますので、日常生活で使うことの多い腕ですから、しっかりと治すようにしましょう。

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