左腕が痛いし、だるい?その原因と対処法を解説!

日常生活の中で、腕のだるさを感じることはよくあると思います。

特に、仕事で腕をよく使う方や、主婦の方はだるさを感じやすいのではないでしょうか?

しかし痛みを伴うようなだるさがあると、心配になりますよね。

しかもそれが左腕だけに現れたら…

この左腕の痛みとだるさはなにが原因なのでしょうか?

今回の記事では、その原因と対処法について解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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左腕が痛いし、だるいのはなぜ?

左腕が痛い・だるいという症状は腕の使い過ぎの他に首が関係していることがあります。

運動をした後に痛くなった、腕をどこかにぶつけたわけではないのに、痛みやだるさがある場合は首を痛めているのかもしれません。

首の頸椎(けいつい)を傷めている頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアが原因の1つとして考えられます。

頸椎椎間板ヘルニアとは首の骨と骨の間にある椎間板というクッションのような働きをしている部分が飛び出してしまったために、神経を刺激している状態のことです。

首の神経が刺激されると、首から下の部分に情報が伝わりにくくなり、

・左腕の痛みやしびれ

・左腕のだるさ

といった症状が出てきます。

左腕だけが痛いということは左腕とつながった神経の部分が刺激されているのでしょう。

そのため、片方の腕だけが痛い、だるいという症状が出てきているのです。

 

左腕が痛いし、だるい原因はなに?

左腕が痛い、だるいという症状の原因が頸椎椎間板ヘルニアだとしたら、なぜ頸椎椎間板ヘルニアになってしまうのでしょうか?

頸椎椎間板ヘルニアの原因を解説します。

・加齢のため、椎間板が変化して飛び出してしまった

・長年、悪い姿勢で過ごしたために椎間板が変化してしまった。

・スポーツや怪我で椎間板が飛び出してしまった。

これらの原因で頸椎椎間板ヘルニアになったと考えられます。

加齢が原因の1つと言われていることから中高年の方に多い病気と思われていますが、最近では若い方も症状があらわれることがあります。

その原因は、長時間のデスクワークです。

パソコンなどを、長時間同じ姿勢でやっているときに、首が前に傾き、猫背になっていることがあります。

その姿勢が首に大きな負担を与えているのです。

 

左腕が痛いし、だるいときに考えられる病気

左腕が痛い、だるいという症状は頸椎椎間板ヘルニアだけではありません。

中には危険な病気が隠れていることがありますので、注意してください。

それでは左腕が痛い、だるいという症状で考えられる病気を解説していきます。

 

閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)

閉塞性動脈硬化症は、手や足の血管の動脈硬化により、血管が詰まったり狭くなって、血液の流れが悪くなる病気です。

手先や足先に血液が流れにくくなることで、

・痛み

・だるさやしびれ

といった症状が現れます。

原因は高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙などです。

このように左腕の痛み、だるさには恐ろしい病気が隠れていることがあります。

中には命にかかわる病気もありますので、気になることがある時は、ただの腕の痛みと思わずに病院を受診するようにしましょう。

 

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

胸郭出口症候群は鎖骨周辺の神経や血管が、圧迫されることで

・腕の痛み

・だるさやしびれ

・肩こりや冷え

を引き起こす病気です。

同じ姿勢でパソコン作業を続けたり、ストレスをためている方がなりやすく、左腕にばかり鞄をかけたりする癖がある人は左腕に症状が出てしまいます。

・姿勢を良くする

・片方の腕に負担をかけない

・ストレッチをする

・ストレスを解消する

などの方法で改善が見られます。

 

脳卒中

血管が詰まる脳梗塞などと、血管が破れるくも膜下出血などをまとめて、脳卒中といいます。

命の危険がある他、寝たきりになるリスクも高い怖い病気です。

生活習慣病ですから、普段から栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活、適度な運動、ストレスをためない生活をすることで、ある程度予防することができます。

高血圧や糖尿病、脂質異常症などがある人は注意をしてください。

脳卒中の前兆として、左腕の痛みやだるさがでることがあります。

 

乳がん

乳がんは胸にできるがんです。

乳がんで腕がだるくなる原因として、腕の付け根近くのリンパ節にがんができている可能性もあります。

腕が痛い・だるいから乳がんだ!しこりがあるからがんだ!というわけではありませんが、年に1回のがん検診を必ず受けるようにして、気になることがある時はかかりつけのお医者さんに相談しましょう。

 

左腕に痛み、だるさがある時の対処法

左腕が痛い、だるいという時、つらくて仕事にならないだけでなく、日常生活にも影響がでてしまいます。

少しでも抑えたい痛み、だるさの対処法を解説します。

 

安静にする

腕に痛みがある時は、安静にするようにしましょう。首に負担がかからない姿勢をとり、できるだけ動かないようにしましょう。

無理に動かすと痛みが増すことがあるので、安静にして痛みが落ち着いたら病院を受診するようにしましょう。

 

温める

お風呂にゆっくり浸かる、カイロや温シップで温めることで血流がよくなり、痛みを軽減することができます。

ただし、炎症がある場合、熱をもっている場合は逆効果になるので、気を付けてください。

炎症や熱がある場合は患部を冷やします。

 

ストレッチ・マッサージをする

ストレッチやマッサージを行う場所は肩甲骨周りや肩、腕です。

肩甲骨周りをストレッチすることで、腕の痛みやだるさを軽減することができます。

また、マッサージをすることで一時的ではありますが、痛みやだるさを解消することができます。

注意してもらいたいのは、首はストレッチやマッサージをしない方が良いということです。

首をストレッチやマッサージすることでかえって頸椎椎間板ヘルニアを悪化してしまうことがあります。

 

市販の痛み止めを使う

ドラッグストアや薬局に売っている市販の痛み止めを使って痛みを緩和することができます。

薬剤師さんに相談して、症状にあった痛み止めを選んでください。

しかし、この4つの対処法はあくまで一時的な対処法で、痛みが緩和したからといって頸椎椎間板ヘルニアが治るわけではありません。

必ず、病院を受診するようにしてください。

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左腕の痛み、だるさを予防する方法

左腕が痛い、だるい原因と対処法、病気の可能性について解説してきましたが、できるなら痛みやだるさを感じたくはないものです。

最後に、左腕の痛みやだるさを予防する方法について解説します。

 

姿勢を良くする

猫背やストレートネックなど、パソコンやスマホの普及とともに姿勢の悪さが問題になっています。

この姿勢の悪さをそのままにしておくと、首に負担がかかってしまいます。

つねに、姿勢を正しくするよう意識して生活していきましょう。

 

ストレッチをする

長時間パソコンやスマホなど同じ姿勢をとっていると、筋肉が固まって、血液の流れが悪くなります。

ストレッチをすることで、固まった筋肉をほぐし、血液の流れをよくしましょう。

首が正しい位置に来るようにストレッチすることが大切です。

 

しっかり温める

お風呂に入る時はしっかり湯船で体を温めるようにしましょう。

血液の流れがよくなるだけでなく、

・筋肉をほぐす効果

・リラックス効果

も期待できます。

 

枕の高さに気を付ける

枕の高さがあっていないと首に負担がかかってしまいます。

最近では自分にピッタリ合った枕を作ってくれるお店もありますので、自分にあう枕を探してみましょう。

これらの対処法で、左腕の痛みやだるさを予防することができます。

しかし、左腕の痛みやだるさには命の危険がある病気が隠れていることがあります。

少しでも心配なことがあったらすぐに病院を受診するようにしてください。

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