足首がかゆいしぶつぶつができた!腫れてる時はどうする?
足首がかゆい!よく見るとぶつぶつができている。しつこいかゆみで、仕事に集中できないという経験をしたことはありませんか?
なぜ、足首がかゆくなってしまうのでしょうか、このぶつぶつの原因はなんなのでしょう?
足首がかゆいしぶつぶつができる原因と、対処法、予防法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
足首がかゆいしぶつぶつができるのはなぜ?
足首がかゆいし、ぶつぶつができていると、何かにかぶれたのかな?
毒虫にでも刺されたのかもと思ってしまいますよね。
しかし、この足首がかゆくぶつぶつができる原因は下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の可能性があります。
下肢静脈瘤というと、年配の女性の足にできた、ぼこぼことした血管の膨らみを思い浮かべる方も、多いでしょう。
しかし、下肢静脈瘤の原因はふくらはぎの血管にあるのです。
静脈は足まで下りた血液を心臓に戻す働きをします、そのため血管には弁がついていて血液が逆流するのを防いでいるのです。
その弁が壊れて、血液が逆流してしまい、静脈瘤ができるのです。
下肢静脈瘤になると、静脈のこぶの他に、
・足のむくみや重さ
・痛みやかゆみ
・だるさ
などの症状が出てきます。
なぜ、下肢静脈瘤でかゆみが出るのかというと、静脈を流れているのは心臓に戻る、古く老廃物の多い血液です。
その血液が足首にとどまることで、皮膚の循環障害がおき、かゆみが出てくるのです。
その循環障害がひどくなると足首にぶつぶつが出てきてしまいます。
足首がかゆいしぶつぶつができる原因は?
足首がかゆいしぶつぶつがでる原因が下肢静脈瘤だとしたら、なぜ下肢静脈瘤になってしまうのでしょうか?
日常生活で考えられる下肢静脈瘤の原因について解説します。
・立ち仕事を続けている
・デスクワークでほとんど動かない
・運動不足
また、下肢静脈瘤になりやすい人は
・肥満の方や妊婦さん
・女性
・年配の方
これらの条件にあてはまる方で、足のかゆみ、腫れがある方は下肢静脈瘤を疑ってください。
ただし最近では、働く女性が増えたせいか、若い方でも下肢静脈瘤になる方がいらっしゃいますので、注意が必要です。
足首がかゆいしぶつぶつができた、腫れてる時はどうする?
足首がかゆいしぶつぶつができていて、腫れている時はどうすればいいのでしょうか?
下肢動脈瘤の対処法について解説していきます。
下肢静脈瘤かもしれないと思ったら、すぐに病院を受診してください。
下肢静脈瘤は、放っておくとどんどん悪化して、症状がひどくなってしまいます。
早いうちに病院を受診して、適切な治療を受けましょう。
下肢静脈瘤の治療方法は保存的治療・硬化療法・手術・レーザー治療などがあります。
保存的治療とは、生活習慣の改善や弾力ストッキングで、症状を改善したり、悪化を防ぐための治療です。
硬化治療とは、患部に薬を注射して固める治療方法です。
ひどくなると、静脈を切除したり静脈を結ぶ手術をします。
また、レーザーで治療をする治療法もあります。
静脈瘤の程度によって、治療方法が変わってきます。
足首がかゆいしぶつぶつができて、腫れがある時のセルフケア
病院に行って治療をすることが大切なのはわかりましたが、自宅で出来る対処法というのはないのでしょうか?
自宅でできるセルフケアについて解説します。
運動をする
足の静脈の血流をよくするための、運動をするようにしましょう。
つま先を上げ下ろしして、足首とふくらはぎを動かす運動や仰向けに寝て足を上げぶらぶら振る運動、ウォーキングなどが効果的です。
マッサージをする
立ち仕事や、デスクワークで足がだるいと感じたら、ふくらはぎを優しくマッサージしましょう。
下から上にさするようにマッサージすると効果的です。
お風呂に入ったときにもふくらはぎをマッサージしましょう。
休憩時間は足を上げる
仕事の休憩時間は、足を上げて休むようにしましょう。
仰向けに寝て、足を壁にもたれかけさせて休憩してもいいですね。
足を上げることで、重力で自然に血液が心臓に戻るので、足のむくみがとれ楽になります。
ストッキングを履く
ストッキングといっても、普通のストッキングではなく、弾性のストッキングを履きます。
足首からふくらはぎに向けて徐々に加圧が弱くなっています、自然に心臓に血液が戻るように作られているのです。
市販の弾性ストッキングもあるのですが、病院で売られている弾性ストッキングの方が締め付けがきつくなっています。
ストッキングタイプ・パンストタイプ・ひざ下タイプがありますので、履きやすいものを選ぶことができます。
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足首がかゆいしぶつぶつができて腫れがある症状を予防する方法
下肢静脈瘤になると、はじめはかゆみやぶつぶつ、足首が腫れるといった症状がでます。
この症状だけでも、十分つらいのですが、仕事や家事で忙しく、ついついそのまま我慢してしまうことがよくあります。
下肢静脈瘤をそのままにしておくと、肌の下に静脈が網目のように広がったり、こぶのようにでこぼこして、見た目にも悪くなるだけでなく、痛みやだるさが強くなり、足がつるようになったり、潰瘍を引き起こしたり、場合によっては足を切断しなければいけないような状態になる方もいます。
実は怖い病気である、下肢静脈瘤を発症しないための予防法について解説していきます。
体重の管理
体重が増えると、足にかかる負担は大きい物になります。
できるだけ、負担をかけないためには体重管理が大切になってきます。
血流をよくするためにも、規則正しい食事を心がけましょう。
運動をする
普段から、こまめに運動をするようにしましょう。
特に、デスクワークや立ち仕事であまり動かない方は、エスカレーターやエレベーターよりも階段を使う。
ウォーキングをするなど普段から運動をするようにしましょう。
また、足首の上げ下げ運動や仰向けに寝て、足を上げぶらぶら振る運動も予防に役立ちます。
激しい運動をする必要はありません、軽い運動をできるだけ毎日続けるようにしましょう。
むくみ予防のストッキングを履く
ドラッグストアなどに売っているむくみ予防のストッキングを履くことで、下肢静脈瘤の予防になります。
医療用の弾性ストッキングよりも効果が弱いとはいえ、市販のストッキングでも十分に予防効果を期待でき、簡単に手に入れられるというのも良い点です。
マッサージをする
特に足がむくむ、疲れがあるという人はふくらはぎのマッサージをこまめにするようにしましょう。
テレビを見ているときや、ちょっと時間が空いた時など、気が付いたときにマッサージをするようにしましょう。
締め付けの強い下着はさける
ガードルや矯正下着などで、体を締め付けると下半身に流れる血流が悪くなり、下肢静脈瘤を悪化させてしまいます。
できるだけ、締め付けの強い下着は履かないようにしましょう。
このような5つの方法で、下肢静脈瘤を予防していきましょう。
しかし、予防方法を試していても、下肢静脈瘤になってしまうことはあるでしょう。
足首がかゆい、ぶつぶつがある、腫れている、だるい、重いなどの症状が出たり、すでに血管が網目状に見えたり、でこぼこができている場合は、できるだけ早く病院を受診してください。
受診するのは血管外科のある病院がおすすめです。
早期発見ができれば、悪化を防ぐことができます、つらい症状が出て手術をしないといけない状態になる前に病院を受診して、しっかり治療を行うようにしましょう。