肘のしこりを押すと痛い?痛くない原因と対処法も解説!

体のパーツの中で「肘」は腕の関節部分に非常に近い部分にあります。

指先ほどではありませんが、机に座った際に肘をついたり、歩いている時に不意に肘が当たったりと、自分以外のものに触れる機会も少なくはありませんよね。

そのため、痛みやしこりが出来れば比較的すぐに気づくはずです。

今回はそんな肘のしこりの症状に痛みがあるか否かの症状も踏まえて、原因や対処法などについて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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肘にしこりが出来る原因

しこりの原因は様々です。

脂肪や老廃物が溜まってしこりになったり、リンパ節の腫れなど炎症を起こししこりになったり

病気によって色々理由があるのですが、しこりの中でも状況は良くないものは「癌(がん)」になり得ることがあります。

癌には自覚症状がないものも少なくないので、しこりに気づいた段階でかなり進行しているものもあり、油断ならない存在です

痛みの有る無しに関係なく、しこりが出来た段階ではっきりした原因である病気を知らなくてはいけません。

その為には早急な病院の診察が必要になるのです。

 

そのしこり、痛い?痛くない?

人間に関わらずほ哺乳類は老化とともに不調も増えてくる傾向にありますが、しこりも出来やすくなります。

しかし、しこりの状態も個人差があります。

小さなものからこぶの様な大きな物。痛みの有る無しも重要なポイントです。更には色などもよくよく見ておきましょう。

痛みが無いしこりは「脂肪腫」の場合が多く、肘に限らず体中全体に出来る可能性があります。

脂肪腫は名前の通り体内の脂肪が固まったもので、大抵は良性で放置でも問題ありませんが、単なる脂肪腫が悪性の腫瘍になることも稀にあります。

痛くないしこりが痛みだしたら注意が必要です。

また、しこりに痛みがある場合は要注意。

痛みを伴うもののひとつに「軟部肉腫」という病気があります。悪性腫瘍のもので癌の一種です。

この病気の厄介なところは初期症状では全く痛みを伴わないところなのです。

初期で小さかったしこりが徐々に大きくなり、次第に痛みを発し、押すと痛いという症状まで来ると非常に危険な状態です。

20代の若い世代がかかりやすいとされており、最悪の場合、死に至るケースもあります。成長するしこりには要注意です。

 

押すと痛くないしこりで考えられる病気は

押して痛みを感じないしこりは比較的安全と言えますが、上記で紹介した様に初期では痛みを感じない場合でも痛みを感じてきて重症化するものもあります。

こちらではそんな注意すべき押すと痛くないしこりで考えられる病気を紹介します。

 

粉瘤(ふんりゅう) 別名アテローム

痛みの無いしこりとして代表的なもうひとつの症状として良く上げられるのが「粉瘤(アテローム)」です。

体内の老廃物が固まってできるもので基本的に痛みは無く、柔らかいしこりで体の何処でも出来る可能性があります。

「粉瘤(アテローム)」は出来やすい人と出来ない人がおり、出来る人は様々な箇所にできます。

体内のニキビとも言われ、ニキビが出来やすい人は「粉瘤(アテローム)」も出来やすい可能性があります。

良性の場合、自然に消えていることも多く、手術などの必要性はほぼ無いのですが、細菌感染などで痛み出し、手術が必要になるケースもあります。

自己治癒で痛みが改善することは可能性としては低いので、痛みだしたらすぐに診察を受けることをおすすめしますよ。

 

血管腫(けっかんしゅ)

体内の組織が何らかの理由で異常に増え、血管に奇形状態になるのは「血管腫」です。

詳しいことがあまり解明されておらず、「血管腫」は良性のものの総称で殆どは問題ないですが、原因不明の痛みが患部に走ることもあり、そういった場合は検査が必要となります。

痛みが出た場合は手術の可能性もありますが、多くはそのまま放置でも問題ありませんが、病院で詳しい検査をしないと判別しにくいのが「血管腫」なのです。

何の病気か知っておくためにも、一度病院を訪れてみましょう。

 

石灰化上皮種(せっかいかじょうひしゅ)

「石灰化上皮種」は良性のもので皮膚が硬く変色するのが特徴的です。

痛みに加え、かゆみも出てくる場合がありますが、出ない人もいます。

そして最悪の場合でも癌になるような厄介なものではありません。

しかし、自然に完治することがなく、見た目が悪いことから手術する人もいます。

一度出来てしまったら手術しか完治方法が無いのと、手術すると跡が残る可能性があることから、安心していい病気とは言えません。

老若男女誰でもなる可能性があり、小さな赤ちゃんでも可能性はあります。

 

ガングリオン

「粉瘤(アテローム)」が元で出来るものが「ガングリオン」と言います。

関節部分に出来やすいもので、ゼリー状のものが固まったものがしこりとなって表に出ています。

痛みは基本的にはありませんが、稀にゼリー状のものが神経を圧迫することでしびれ等が出る場合もあります。

「ガングリオン」は腱鞘炎などの症状から出ることもあり、「ガングリオン」になるまでには何かの病気が出ているのが特徴的です。

手を使いすぎると出来るという訳でもなく、不意に出来ているというのが厄介です。

放置しても問題はありませんが、痛みやしびれがある場合は診察を受けましょう。

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押すと痛いしこりで考えられる病気は?

上記では最初は痛みを伴わず、痛くなる可能性のある押すと痛くないしこりで考えられる病気について解説しました。

ですので、次のこちらの見出しでは押すと痛いしこりで考えられる病気について解説していきます。

痛みがあるだけで不安もありますが、症状も合わせて紹介させて頂きますので、詳しく知って行きましょう。

 

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)

「ガングリオン」でも解説したしこりが神経を圧迫して痛みを出している状態。

「ガングリオン」では稀にということでした。

しかし「神経鞘腫」は神経に沿って出来る腫瘍なので、しこりというよりも神経に触れることで痛みだします。

しこりが成長する速度もゆっくりで症状に気づくまで時間もかかりますが、腫瘍は基本的には良性のものなので死に至る病気というほどではありません。

しかし、厄介なことに神経を圧迫することでめまいや運動障害、感度が鈍くなるなど日常生活に支障をきたす症状も出てきます。

そうなった場合や我慢出来ない痛みの場合の完治は基本的に手術になります。再発の可能性が少なく、確実な方法と言えます。

 

多発性血管脂肪種

こちらも基本的には良性腫瘍である「多発性血管脂肪種」です。

上記の「脂肪腫」との違いはしこりの固さにあり、こちらの方が固いとされています。

基本的にしこりは1cm程度の小さな物が多く、邪魔に感じにくいですが卵サイズに大きくなる人もいます。

黄色、オレンジっぽい色の腫瘍が特徴的で触り心地から粉瘤に間違われるケースもあります。

悪性ではないのですが、自然に完治することもなく、痛みが酷くなったら手術が必要になります。

痛みが伴うしこりの場合、良性の場合も多くあり、そのままだと完治しないけど放置しても良くないというものもあり一番厄介なパターンでしょう。

 

押すと痛いしこりが出来た際に出来る対処法

痛いしこりの原因となる病気について解説したところで、こちらではその対処法について解説していきます。

症状が出た際にはどうしたらいいのか?病院にいくまでの改善策としてご覧下さいね。

 

冷やす

中外問わず痛みが出ている場合、一番効果的なのは患部を冷やすことになります。

押すと痛い場合は氷袋等は当てられない人もいるかと思いますので、冷えピタなど優しく冷えるものをあてるといいでしょう。

また、突然しこりが出来ているパターンで稀にあるのが「しこりが実は虫さされだった」というパターンです。

この場合も冷やしても有効ですが、虫さされ用の薬を塗っておけば一晩で治る可能性もあります。お試しくださいね。

 

痛み止めを飲む

病院に行った際に処方される場合もありますが、頭痛薬等の抗炎症剤を飲むことで一時的に痛みを抑えられることが可能となります。

ただ、病気の原因がわからないうちに強い薬を飲むのは正直おすすめ出来ませんので、あくまで気休めの1回のみにしてください。病院で薬を処方されたらそれを飲んでくださいね。

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