親指の痙攣が止まらない?その原因と対処法!
親指の痙攣が止まらない!
痛いわけではないけれど気持ちが悪くて気になってしまう。
という経験をされた方はいないでしょうか?
急に始まる親指の痙攣、何かの病気ではないかと不安になってしまいます。
親指が勝手にピクピク動く痙攣が止まらない、この不思議な症状の原因と対処法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
親指が痙攣するのはなぜ?
親指が痙攣する原因、それは筋肉が固まっていることが考えられます。
筋肉が固まると、脳からの指令が上手く伝わらなくなります。
そのため、自分の意思とは関係なく筋肉が勝手に動いてしまうのです。
筋肉が固まるのは長時間無理な体勢を続ける、同じ姿勢を取り続ける、ストレスがたまっているなどが原因と考えられます。
親指が痙攣する5つの原因
親指が痙攣するのは筋肉が固まっているのが原因と考えられますが、それでは日常生活のどうようなことが筋肉を固まらせる主な原因になっているのでしょうか。
・同じ姿勢で長時間続くデスクワーク
・パソコンやスマートフォン・ゲームなどの使い過ぎ
・パソコンをする時の姿勢の悪さ
・ストレスがたまっている
・包丁を握るときや運転する時などに手に力が入りすぎている
様々な原因が考えられまあすが、主にこれらの原因によって手が疲れてしまい、筋肉が固まって、親指が痙攣する原因となるのです。
親指の痙攣が止まらないときに考えられる病気
親指の痙攣は手が疲れて筋肉が固まったときにおこることが多いのですが、中には病気が隠れていることがあります。
親指の痙攣がとまらないときに考えられる病気について解説します。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は頭が締めつけられるように痛む頭痛です。
めまいがある場合、肩や首のこりを起こすこともあります。
ストレスが原因と考えられていて、姿勢の悪さもストレスの原因となっています。
姿勢が悪いために、指に変な力が入ってしまって指の筋肉に負担をかけ痙攣をおこすことがあるのです。
指の力を抜くことで、ふっと頭痛が軽くなることがありますので、試してみてください。
このように親指の痙攣から考えられる病気はいくつかあります。
脳に問題がある場合はすぐに病院を受診した方が良いでしょう。
緊張型頭痛については、以下の記事で詳しく解説をしています。
→緊張型頭痛の原因は何?対処法などについても解説!【医師執筆】
脳血管疾患
脳の血管にトラブルがおきると、指に痙攣が出ることがあります。
あわせて、頭痛や吐き気・言語障害などの症状が起きたら脳血管疾患を疑ってください。
脳血管疾患は命に係わる病気です。
できるだけ早く病院を受診してください。
パーキンソン病
パーキンソン病は脳の病気で、初期症状として手足の震えがあります。
初めは体の片方に出た震えがだんだんと両方にでるようになる、止まっている時に震えて、動き出すと震えが止まるなどの症状があるときはパーキンソン病の可能性があります。
自律神経失調症・うつ
・ストレスがたまって、イライラする
・気分が落ち込む
・不安や不眠を抱えている
などの症状がある方は自律神経失調症やうつ病などの精神疾患の可能性が考えられます。
ストレスがたまることで親指が痙攣することもあるのです。
不安なことがある時は誰かに相談するのが良いのですが、おかしいなと感じたら心療内科を受診することをおすすめします。
親指の痙攣が止まらないときの4つの対処法
それでは親指の痙攣が止まらないとき、どのようにすればこの不快な症状を抑えることができるのでしょうか?
4つの対処法を解説していきます。
休憩を取る
親指の痙攣が止まらないとき、多くの場合は手や指の使い過ぎにより筋肉が固まっているためだと考えられます。
ですから、親指が痙攣する時は手を休めることが大事です。
マッサージ・ストレッチをする
凝り固まった筋肉をゆっくり気持ち良い痛さでマッサージしましょう。
また、腕や手首、指だけでなく首や背中を伸ばすストレッチをすることで筋肉を伸ばし、血流を良くすることができます。
腕を胸の前で組んで手のひらを外側に向けるようにします。
その手をグーと上に伸ばすと、指・腕・肩・背中も伸びてすっきりします。
首を前後に動かす、肩甲骨を動かすなど凝り固まった筋肉をほぐすようにしましょう。
また、グーとパーを力いっぱい繰り返すグーパー運動も効果的です。
温める
体が冷えていると血行が悪くなってしまいますので、手を温めるだけでなく体の中から温めるようにしましょう。
ホットミルクやハーブティなどを飲むと体も温まり、リラックス効果もあって良いでしょう。
リラックスする
ストレスがたまっていると血行が悪くなり、痙攣の原因になってしまいます。
ストレスをためないためには、リラックスすることが大切なのです。
お風呂にゆっくりつかる、趣味を楽しむ、おしゃべりやスポーツなど自分の好きなことをしてリラックスする時間を作りましょう。
このように筋肉の緊張をほぐし、血行を良くすることで親指の痙攣を押さえる効果が期待できます。
ぜひ試してみてください。
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親指の痙攣が止まらない症状を予防する方法
親指の痙攣が止まらない、そんな気持ちが悪い症状を予防するためにはどんな方法があるのでしょうか。
親指の痙攣が止まらない原因と考えられる病気、対処法について解説してきました。
そして、最後にこの症状を予防する予防法を解説していきます。
姿勢を良くする
パソコンをするとき、背中が丸くなり頭が下を向いてしまっている。
キーボードを打つ手首が下がり、腕や手首を圧迫しているなど姿勢が悪いと血行が悪くなり、筋肉が固まってしまいます。
姿勢良くすることを普段から意識するようにしましょう。
適度に休憩を取る
同じ態勢で作業を続ける。
長時間手を動かし続けることも、筋肉が疲れて固まってしまう原因になります。
適度に休憩を取ることが大切ですし、休憩の間にストレッチやマッサージをして筋肉をほぐすことも大切です。
入浴時間を大切にする
入浴時間は体をリラックスさせ、筋肉をほぐすことのできる大事な時間です。
しっかりと湯船につかり、筋肉をほぐし、心を落ち着かせましょう。
体が温まることで、血行がよくなります。
また、湯船の中で疲れた腕や手をマッサージすると効果的です。
規則正しい生活
食生活の偏りや睡眠不足・運動不足もストレスをためる原因になります。
規則正しい生活をおくり、できるだけストレスをためないように心がけましょう。
ストレスがたまっているからと暴飲暴食を繰り返していてもストレスを解消することはできません。
腹八分目の栄養を考えた食事をとり適度に運動して、ゆっくり眠り疲れを取る生活を送ることが大切です。
緊張をためない
文字を書くとき手が痛くなるほど強く鉛筆を握っている、運転するときに肘が上がってすぐに肩がこってしまう。
料理をしているとき包丁を強く握りすぎて、包丁を置いたときに手がしびれるなど手に力が入りすぎていることはありませんか?
作業をするときはあまり力を入れすぎないようにしましょう。
体の緊張が手の筋肉を疲れさせ、固まらせてしまうことがあります。
手が疲れたなと感じたら親指をぶらぶらと動かしてみてください。
手の緊張がとけて無駄な力が入るのを防いでくれます。
この5つの予防法、ぜひ試してみてください。この予防法であの嫌な親指の痙攣を防ぎましょう。しかし、予防法を試しても、対処法を試しても良くならない親指の痙攣は病気の可能性もあります。
他の症状が出てきたなど、不安がある場合は病院を受診してください。