ミオコールスプレーの副作用を丁寧に解説!作用機序も簡単に!
ミオコールスプレーは主に狭心症や心筋梗塞などに用いられる薬の成分の1つです。
今回はそんなミオコールスプレーについてはじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は3つの見出しに分けてミオコールスプレーの効果と副作用、さらにはミオコールスプレーの使い方についてもお伝えしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
ミオコールスプレーの効果を分かりやすく!
ではまず最初に、ミオコールスプレーの効果についてお伝えしていきます。
ミオコールスプレーは主に狭心症の症状を抑えるために用いられる薬の1つです。
ミオコールスプレーを服用することで、どのようにして狭心症の症状が和らぐか簡単に説明します。
狭心症は心臓に送る血管が細くなってしまったり、詰まりかかったりすることで引き起こされる症状です。
ミオコールスプレーを服用することで、血管がゆるまり血液が流れやすくなります。
これにより狭心症の症状が抑えられるのです。
狭心症以外にも、
・心筋梗塞
・心不全
・心臓喘息
上記のような症状を改善する目的でもミオコールスプレーは用いられます。
ミオコールスプレーは即効性に優れた薬なので、服用してから3分もしないで効果が現れます。
ただ持続時間はそれほど長くなく、30分〜60分程度しか効果が持続しません。
そのためニトロペンは主に狭心症の発作を止めるたときにに用いられます。
ミオコールスプレーの副作用を分かりやすく!
では続いて、ミオコールスプレーの副作用についてお伝えしていきます。
ミオコールスプレーは重い副作用が現れることが極めて少ない、安全性の高い薬です。
ただ服用後一時的に、
・頭が痛くなる
・めまいがする
上記のような副作用が現れることがあるので注意するようにしてみてください。
頭痛・めまいの副作用は1〜2時間で治まることが多いので、副作用が現れても特に心配する必要はありません。
もし仮に副作用が現れた場合は、横になって安静にしていましょう。
重大な副作用として、
・強いめまい・立ちくらみに襲われる
・吐き気がする、嘔吐する
などの症状が現れることが稀にあるので、念のため注意をするようにしましょう。
(ただ上記のような重大な副作用が現れることはほとんどありません。)
それ以外でも何かおかしいと感じた場合には、必ずかかりつけの医師・薬剤師に相談するようにしてください。
ミオコールスプレーの使い方を分かりやすく!
では、続いてミオコールスプレーの使い方についてお伝えしていきます。
ミオコールスプレーは以下のように服用してください。
①保護キャップをはずしてください。初めて使用する場合は噴霧栓をニトロールスプレーは2~3回、ミオコールスプレーは6~7回、押して空噴きしてから使用して下さい。空噴きをしないと十分な量の薬が出ません。また初めて使用するのでないときでも、ニトロールスプレーは3日以上、ミオコールスプレーは1ヵ月以上間隔をあけて使用するときは、1回空噴きしてから使用してください。
②十分な量の薬が出るよう容器を立てた状態で持って下さい。寝て使用するときは、体を少し起こしてから使用して下さい。寝たまま使用すると十分な量の薬が出ません。
③噴霧口を口から約2㎝に近づけて下さい。口を開けたまま息を止めた状態で、噴霧栓を力強く押して口の中に噴霧し、すぐ口を閉じて下さい。30秒位唾液(つば)を飲み込まない方が効果がよくあらわれます。口の中に残る特有の味は無害ですので安心して使用して下さい。
④使用後は再び保護キャップをして下さい。
*ニトロールスプレー、ミオコールスプレーは使いはじめの空噴きを除き、100回の噴霧ができます。使用回数がわかるような表を作り、噴霧毎に印をつけるなどして、噴霧回数をチェックして下さい。残り少なくなってきたら、主治医に申し出て下さい。
引用:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/treatment/nitro.html
ミオコールスプレーの類似薬を分かりやすく!
では続いて、ミオコールスプレーの類似薬についてお伝えしていきます。
ミオコールスプレーの主成分はニトログリセリンと呼ばれる成分です。
このニトログリセリンが用いられている薬は、
・ニトロダームTTS25mg
・ニトログリセリン舌下錠
・ミニトロテープ27mg
ミオコールスプレーの他に上記の3つの種類があります。
ニトロテープは服用してから1時間程度で効果が現れ、24時間程度効果が持続します。
ニトログリセリン舌下錠は服用してから2分程度で効果が現れ、2時間程度効果が持続します。
ミニトロテープは服用してから30〜60分で効果が現れ、24時間程度効果が持続します。
ニトログリセリンが用いられている薬にこれだけ種類があるのは、仮に狭心症だったとしても緊急で効果が得たいのか、それとも長時間にわたって効果が得たいのかで必要となる薬が異なってきます。
こういった理由から、ニトログリセリンが用いられる薬にはこれだけの種類があるのです。
ミオコールスプレー服用中のの禁忌薬は?
これが最後の見出しです。
最後の見出しでは、ミオコールスプレーを服用中の禁忌薬についてお伝えしていきます。
・バイアグラ
・バルデナフィル
・タダラフィル
上記のような薬はミオコールスプレーを服用しているときは、一緒に服用することができません。
また上記以外の薬でも他に用いている薬があれば、必ず医師・薬剤師に伝えるようにしましょう。
またアスピリンと呼ばれる市販薬などによく含まれている薬と一緒に服用してしまうと、アスピリンの効果が弱まってしまうことがあります。
アスピリンはかなり用いられることが多い薬なので、アスピリンについて知らないという方は以下の記事を読んでおいてください。
アスピリンが含まれている市販薬についても解説しています。
また飲酒をすると副作用の症状が現れやすくなってしまうので、ミオコールスプレーを服用しているときはできるだけ飲酒も避けるようにしましょう。
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まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回はミオコールスプレーの効果や副作用を中心に様々なことをお伝えしてきました。
要点を押さえると・・・
1.ミオコールスプレーは狭心症や心筋梗塞に効果的!
2.ミオコールスプレーは副作用で頭痛やめまいが起こることがある!
3.ミオコールスプレーは即効性に優れた薬!
今回の内容をまとめるとこのようになります!
ミオコールスプレーと同じように狭心症に効果的なニフェジピンと呼ばれる薬をご存知ですか?
ニフェジピンについて知らないという方はぜひ以下の記事もご覧ください!