胃が重いのが続く!その原因と対処法をめちゃ分かりやすく!
朝起きた時に胃が重いと感じると、どうしてもその日一日のモチベーションも下がってしまいますよね。
でもその原因がどこにあってどんな病気なのかを、すぐに判断するのはとても難しいものです。
今回はそんな胃が重たい症状が続いたときに考えられる原因と対処法について、はじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は2つの見出しに分けて、胃が重いのが続くときの「主な原因」と「それ以外にも考える原因」についても解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
胃が重いのが続くのは、何が原因?
胃が重いと感じた時その原因がはっきりとわかっているものは、比較的大きな問題にはなりません。
例えば前日に食べ過ぎたことが原因で、翌朝胃が重たいと感じる時。
これは、明らかに食べ過ぎによって、食べたものの消化スピードが遅くなったことが原因と考えられます。
同じように、お酒の飲み過ぎなどでも胃が重たいと感じることはあります。
基本的に、このように原因がはっきりとわかっている場合は、二度とそのような状況にならないように気を付ければ症状の予防にもつながります。
でも胃が重いと感じる時に一番多いのが、
・ストレスが原因となっている場合
です。
胃は自律神経とつながっていますので、ストレスの影響をもろに受けることが多い器官です。
このストレスをそのまま放置していると、胃潰瘍などの胃腸系の病気を引き起こす一つの原因となります。
ですのでたかがストレスと言って放っておくと、大変なことになってしまいます。
では胃が重たいと感じる根本的な原因は、なんでしょうか?
その原因は、胃の構造にあります。
胃は、伸び縮みする袋状の臓器です。
空腹時の胃は、胃の中に何も消化するものがないので、ぺしゃんこに縮んでいます。
ここに食べ物が入ってくると胃は広がり、腸で吸収されやすくするために胃酸を分泌しながら消化を始めます。
ところが何らかの原因で、胃が長く伸びて下に垂れ下がってしまうと、消化をするための運動が悪くなってしまいます。
そのため、胃の中に消化されない食べ物が、長時間とどまった状態になります。これが、「胃が重たい」と感じる根本的な原因です。
胃が重いのが続いたら、悪い病気?それともピロリ菌?
胃が重いのが続くとき、このような症状の場合には急いで病院に行くようにします。
急に激しい嘔吐と頭痛がした!
胃が重い状態が続いた後、吐き気ではなくいきなり嘔吐した場合は、脳の病気の可能性があります。
一番怖いのは、脳腫瘍です。
脳腫瘍は、頭蓋骨の中に腫瘍が出来る病気です。
そのため髄液の流れを悪くさせるなどの二次的な変化によって頭蓋骨内の圧力が上昇すると、吐き気や嘔吐をおこします。
突然激しい症状がおこることがあるので、このような症状の場合には、一刻も早く専門医の受診を受けてください。
胃が重いときに病院に行くとよく言われる「ピロリ菌」ってなに?
胃が重い状態が続いて病院に行くと、「ピロリ菌による慢性胃炎」と診断されることが多くなりました。ところで、「ピロリ菌」とは一体なんでしょうか?
ピロリ菌は、胃の粘液を減らしてしまう原因菌です。
そのため胃の表面が傷つき、炎症を起こしてしまいます。
こうなると、慢性胃炎を引き起こしてしまいます。
ピロリ菌が体内に入ると、80%の確率で慢性胃炎を発症し、さらに胃がんの発生リスクにもつながります。
なんと胃がん患者の胃には、100%の確率でピロリ菌が発見されているのです。
他にも、ピロリ菌が原因で起こる病気として、
・十二指腸潰瘍
・胃のポリープ
などもありますので胃が重い症状が続いたら、一度、専門医に相談することをおすすめします。
胃が重い時に注意しなければいけないことは?
胃が重いのが続いている場合は、基本的に胃が疲れている証拠です。
ですから、胃が重いのが続いている時には、次のことは避けましょう。
胃に負担をかける
胃が重いのは胃が弱っているためですから、食べ物を胃の中に入れても、胃酸の分泌が少なく消化がうまくできない状況になっています。
この状態で、
・暴飲暴食を続ける
・消化に悪い油っぽい食事ばかりをする
こういったことをすると、胃はさらに動きを悪くしてしまいます。
ですから、胃が重いのが続いたら、胃を休ませて、胃の中の状態をリセットしてあげることが一番です。
胃が重たいのにこうした食生活を続けていると胃酸が胃の表面を傷つけ、胃炎や胃潰瘍を引き起こしてしまう原因にもなります。
寝る前に食事をする
忙しいと、食事の時間がどんどん遅くなってしまいますよね。
「帰ったらまず入浴するから、寝る前にやっと食事」なんて生活を繰り返しているのも、胃が重いのが続く原因です。
胃は、眠っている時には動きが止まります。
そのため寝る前に食事をした食べ物は、胃の中に残ってしまいます。
こうなると翌朝、消化されていない食べ物が胃の中に残っているために、胃が重いと感じてしまいます。
スマホや携帯の画面を長時間見る
スマホや携帯の画面を見る時、どうしても姿勢が悪くなってしまいます。
長時間座った状態で画面を見ていると、その間胃は圧迫されてしまうので、胃の働きも悪くなってしまいます。
こうした日常のちょっとした行動も、胃には影響を与えてしまいます。
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それ以外に考えられる原因と対処法は?
胃は、ストレスが原因で不調を訴えることもよくあります。
その理由が、自律神経の影響を胃が強く受けてしまうところにあります。
自律神経とは、体の中の環境を整える大切な神経です。
自律神経には、
・緊張していると働く交感神経
・リラックスしていると働く副交感神経
の2つがあって、これが正常な場合には交互にバランスよく働くようになっています。
ところが、ストレスによってこの自律神経のバランスが崩れると、どちらか片方だけが強く働いてしまったりするので、その影響が胃にも表れてしまうのです。
自律神経のバランスを崩しやすい人には、こんなタイプの人が多いです。
・緊張しやすいタイプ
・几帳面なタイプ
・なんでも深く考え込んでしまうタイプ
どれも、適度な状態であれば人間性を深める良い効果ですが、あまりに度が過ぎると、それがストレスの原因となってしまいます。
ストレスが原因で胃が重いのが続く場合には、こんなことに気を付けると症状が改善します。
お酒は基本的に飲まない
アルコールは、基本的に胃の壁の表面を荒らす原因になります。
ですから、胃が重いと感じている時は、基本的にはお酒は飲まないようにします。
コーヒーは薄めにする
コーヒーにはカフェインが含まれており、このカフェインは胃酸の分泌を促進する作用があります。
そのため、胃が重いのが続いている時に濃いコーヒーを飲み続けると、胃酸が普段より多く出てしまいます。
胃が重たいと感じた時は、薄めのコーヒーを飲むか、胃の壁の保護をするためにミルクを多めに入れて飲むなど、注意が必要です。
ストレスを発散する方法を自分なりに見つける
ストレスが溜まるということは、忙しい現代社会では仕方のないことかもしれません。
でも、そのストレスを解消する方法は、人それぞれです。
体を動かすことが好きな人は、運動を取り入れるだけでもストレス解消になるでしょうが、苦手な人が同じことをやっても余計にストレスを感じてしまいます。
基本は疲れを感じたら、少し休むこと。
ストレスを貯め込まないように心がけていくことが、この症状の緩和には一番効果があります。
まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回は胃が重いのが続いたときの原因と対処法を中心に様々なことをお伝えしてきました。
今回の要点を押さえると・・・
1、胃が重いと感じる時は、胃が伸びて垂れ下がっている状態
2、少しでも気になる症状が他にもあったら、病院に行ってみる
3、ストレスも胃が重いと感じる原因になる
となります。
この記事で学んだことをぜひ日々の生活に活かしてみてくださいね♪