右脇腹に違和感がある!原因と対処法を解説!
右脇腹が痛いような…ヒリヒリするような…、なんとなく違和感があることありませんか?
運動していないから、筋肉痛ではないだろうし、何が原因なのだろう?と不安になったりしていませんか?
そんな、右脇腹の違和感の原因と対処法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
右脇腹に痛みや違和感があるのはなぜ?
右脇腹の違和感、それは帯状疱疹(たいじょうほうしん)が原因かもしれません。
帯状疱疹とは、水ぼうそうと同じウイルスが原因で、帯状に発疹があらわれる病気です。
子供のころに、水ぼうそうにかかったことがある人は多いと思います。
水ぼうそうは、一度かかると人の体に潜伏してしまいます。
そのウイルスが体の免疫が弱くなった時に、体の表面に現れるのです。
ピリピリとした痛みがある、帯状の発疹がでる、痛痒さがあるなどの症状があれば帯状疱疹が疑われます。
右脇腹に痛みや違和感がある原因は
右脇腹に帯状疱疹ができるのは、なぜなのでしょうか?帯状疱疹は頭、顔、腕、お腹、背中などの知覚神経があるところに発症します。
特徴として、体の左右どちらかに発症し、一度発症すると再発はないと言われています。
帯状疱疹が発症するのには4つの原因が考えられます。
・水ぼうそうにかかったことがある
・疲れやストレスが溜まっている
・病気などで免疫が落ちている
・加齢のため、免疫が落ちている
これらの原因に当てはまる方は注意が必要です。
右脇腹に痛みや違和感があるときに考えられる病気
右脇腹に違和感があるときには、帯状疱疹の他にも考えられる病気があります。
右脇腹に違和感があるときに、考えられる病気について解説します。
虫垂炎(盲腸)
虫垂とは、右脇腹の下の方にある小腸から大腸につながる部分にある出っ張りの部分で、その部分が炎症を起こしている症状です。
一般には盲腸と呼ばれています。
急に右脇腹が痛みだし、病院に行って発見されることが多いようです。
虫垂はあまり必要のない場所と考えられているので、虫垂炎になると手術で虫垂を摘出します。
最近では、腹腔鏡(ふくくうきょう)手術で摘出できるので、手術の傷跡が小さく、治りも早くなっています。
しかし、虫垂炎の状態によっては、従来の開腹手術が必要な場合もありますので、それぞれのメリット・デメリットをよく聞き、お医者さんと相談して手術方法を決めましょう。
腹膜炎
腹膜とは、腹部の内臓を覆っている膜のことで、内臓がこすれたり、ねじれたりしないように守ってくれています。
この腹膜に細菌が侵入して、炎症を起こした状態が腹膜炎です。
最初に、激しい腹痛がおこり、お腹にガスがだまってきたり、吐き気や発熱などの症状も現れます。
腹膜炎は虫垂炎が悪化して発症したり、胆のう炎や膵炎が原因で発症することがあります。
尿路結石(にょうろけっせき)
尿路結石は尿の中にある成分が、結晶となり石のようになって腎臓や尿管に詰まる病気です。
発症するのは男性の方が多く、激しい痛みや血尿などの症状がでます。
しかし、結石ができた場所によっては痛みが出なく、なんとなく違和感があるだけの場合があります。
・カルシウム不足や水分不足
・塩分や糖分の取りすぎ
アルコールの取りすぎ
などが原因と考えられます。
胆石症
胆のうや胆管に石ができる病気です。食生活や体質が原因だと考えられます。
食べ過ぎた後や、油が多い物を食べたときなどに痛みなどの違和感が右脇腹に現れます。
ひどくなると、
・吐き気や嘔吐
・黄疸(おうだん)
などの症状も出てきます。
手術が必要な場合もありますので、病院を受診するようにしてください。
がん
右脇腹には、肝臓・胆のう・大腸・腎臓などがあり、それらの内臓にがんができた場合、右脇腹に違和感がある場合があります。
右脇腹にしこりができる他に、
・倦怠感や食欲不振
・体重の減少
などの症状があれば、病院を受診してみてください。
右脇腹に痛みや違和感があるときの対処法
右脇腹に違和感があり、帯状の発疹ができたときはどうすればいいのでしょうか?
帯状疱疹ができたときの対処法について解説します。
すぐに病院へ
帯状疱疹は発症したら、すぐに皮膚科を受診するようにしてください。
発見が早ければ症状を抑える薬を飲んで、痛みが長引くのを抑えてくれます。
・右脇腹に違和感がある
・右脇腹がなんとなくヒリヒリする
上記のような症状を感じた時点で帯状疱疹を疑ってください。
発見が遅くなってしまうと、痛みが長引くだけでなく、後遺症として帯状疱疹後神経痛になってしまう可能性が高くなります。
温める
患部を温めることで、痛みを緩和することができます。
お風呂にゆっくり浸かる、カイロや湯たんぽを使って温めましょう。
お風呂に入るときは、患部をゴシゴシこすらないように注意しましょう。
ただ、帯状疱疹がつぶれて皮膚がただれているときは入浴を控えた方が良いでしょう。
長時間温め続けると、低温やけどをしてしまうこともあるので、注意してください。
免疫力を高める
帯状疱疹の原因は免疫力の低下だと考えられます。
帯状疱疹を悪化させないためには、免疫力を高めることが大切です。
痛みで眠れないこともあるかもしれませんが、できるだけゆっくりと休み、ストレスをためないようにして、免疫力を高めるようにしましょう。
圧迫
患部を手や指で圧迫することで、痛みを緩和できる場合があります。
手や指で圧迫して、痛みが緩和するようなら、痛みが我慢できないときに圧迫してください。
圧迫しても痛みが緩和しないようなら、触らない方がいいでしょう。
別のことを考える
痛みがあると、ついつい帯状疱疹のことばかり考えてしまいますが、何か別の楽しいことなどを考えると良いでしょう。
テレビを見たり、好きな音楽を聴いたりと夢中になることがあれば、痛みのことを少し忘れることができるでしょう。
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右脇腹の違和感の原因である帯状疱疹を発症しないために
右脇腹の違和感の原因となる帯状疱疹について解説してきましたが、最後に帯状疱疹を発症しないための予防法について、解説していきます。
ストレスをためない
ストレスがたまると、免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下したときに、帯状疱疹を発症してしまいます。
ストレスをためないように、ストレスをうまく発散する方法なども考えておきましょう。
疲れを溜めない
仕事などで、忙しいと睡眠不足になってしまい、免疫力が低下してしまいます。
しっかり睡眠をとる、きちんと食事をとるなど疲れをためない生活を心がけましょう。
しっかり休まないと仕事もはかどりません。
家に帰ったら仕事のことはいったん忘れるようにして、メリハリのある生活を送るようにしましょう。
帯状疱疹を予防するには、
・ストレスや疲れをためない
・免疫力を低下させない
ということがとても大切なのです。
また、高齢の方は免疫力が低下していて、後遺症が残りやすいので、特に注意してください。
そして、帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで発症します。
ですから、まだ水ぼうそうにかかっていない人は感染の可能性があります。
感染した場合、帯状疱疹になるのではなく、水ぼうそうを発症します。
小さいお子さんや子どものころに水ぼうそうにかかっていない人が周りにいるときは、うつさないように注意しましょう。
水ぼうそうは接触感染なので、お風呂は最後に入る、タオルは共同で使わない、患部を触ったらすぐに手を洗うなど気を付けていれば感染を防ぐことができるでしょう。