お腹で筋肉痛のような痛みが?その原因と治し方を解説!

運動をしたわけではないのに、お腹が筋肉痛のように痛い。

何かしたかな?病気かもしれない…。と心配になってしまいますよね。

運動をしていないのに、お腹が筋肉痛のように痛いのは、なにが原因なのでしょうか?

今回は、

・お腹が筋肉痛のように痛む原因

・お腹が筋肉痛のように痛む時の治し方

・お腹が筋肉痛のような痛みを出さないための予防法

といったことついて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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お腹が筋肉痛のように痛む原因

運動をしたわけではないのに、お腹が筋肉痛のように痛むとき、原因はなんなのでしょう?

お腹が筋肉痛のように痛むときに考えられる病気について解説します。

 

大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)

大腸憩室炎とは、大腸の憩室というところに便がつまって炎症が起きてしまう病気です。

初期症状として、右の腹部に筋肉痛のような痛みがでます。

お腹の痛み、張り、便秘、下痢、血便、熱などの症状がでることもあります。

 

虫垂炎

虫垂炎とは、腸の虫垂という部分に炎症ができる症状で、盲腸とも呼ばれます。

初期の症状として、みぞおちのあたりが筋肉痛のように痛みます。

吐き気や腹痛、熱などの症状がありますが、手術で取ってしまえばすぐによくなります。

しかし、発見が遅くなったり、痛みを我慢して受診が遅れた場合は虫垂が破裂してしまうこともありますので、早めの受診が大切です。

 

子宮筋腫

子宮筋腫は良性の腫瘍です。

若い人に多く、お腹に力を入れると筋肉痛のような痛みがでます。

経血量が多くなり、レバー状の経血がでる、月経痛や腰痛・頻尿などの症状がでます。

 

卵巣がん

卵巣がんは卵巣にできる悪性の腫瘍です。

症状がなかなかでないため、気が付いた時にはすでに腫瘍が大きくなっていることも多いです。

大きくなるとお腹に筋肉痛のような痛みがでます。

卵巣が破裂することもありますので、早期発見が大切です。

 

お腹で筋肉痛のような痛みがある時の治し方

 

お腹で筋肉痛のような痛みがある時、つらくて生活に支障がでてしまうこともあります。

筋肉痛のような痛みの治し方について解説します。

 

マッサージ

便やガスがたまることで、お腹に筋肉痛のような痛みがでることがあります。

お腹をゆっくりマッサージすることで、腸の動きを助け、便やガスが排出されるようにしましょう。

腸は人の内臓の中でも直接マッサージできる唯一の臓器だと言われています。

おへその周りを両手で「の」の字を書くようにマッサージしましょう。

マッサージしている時に痛い場所があったら、そこに便が詰まっている可能性があります。痛い場所を流すようにマッサージしてください。

 

体を温める

お腹が痛い時の原因が冷えである場合は、

・温かい飲み物を飲む

・温かいお風呂にゆっくりと浸かる

・カイロや湯たんぽでお腹を直接温める

といったことをすることで、お腹の痛みを和らげることができます。

夏でも体を温めるようにしましょう。

扇風機やエアコンで体が冷えることがありますので、注意をしてください。

 

消化のよい食べ物をとる

食欲があれば、消化のよい食べ物をとるようにしましょう。

うどんやおかゆなど、体を温めて消化によい食べ物を少しずつ、無理のない程度にたべるようにしましょう。

食欲がなくても、できるだけ、水分はとるようにしましょう。

 

病院を受診する

市販の痛み止めなどはできるだけ、使わないようにしましょう。

痛み止めで、痛みが止まってしまい、病院を受診するのが遅くなると、症状が悪化してしまい、治療に時間がかかってしまうこともあります。

病院を受診して、きちんと原因を調べてもらうことが大切です。

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お腹で筋肉痛のような痛みがある症状をださないための予防法

お腹が筋肉痛のように痛みがあるとき、本当につらいものです。

できれば痛みをださないように、日常生活でできる予防法について解説していきます。

 

大腸憩室炎を予防

大腸憩室炎になると、大腸の憩室というところに便が溜まり、その便が毒素を発生して炎症を起こします。

炎症がひどくなると、腹膜炎を発症したり、ポリープができて「がん」になる可能性があります。

大腸憩室炎を予防するためには、便秘にならないようにするために、食事の管理が大切です。

水溶性の食物繊維、発酵食品、水分の多い食べ物を積極的に食べるようにしましょう。

また、乳酸菌やオリゴ糖も便秘に効果的です。

摂取しない方が良い食べ物は、消化に悪いものです。

具体的には、

・肉類やナッツ

・とうもろこしやゴボウ

・揚げ物や砂糖を多く使っているもの

・味の濃いもの

・アルコールやカフェインを含むもの

こういった食べ物や飲み物はできるだけ取らないようにしましょう。

これらの食べ物を絶対に食べてはいけないというわけではありません。

お肉を食べる時は野菜もしっかり取るというようにバランスを考えて、消化の悪いものばかり食べないようにすることが大切です。

食事をするときは、背筋を伸ばして、食べ物はよく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。

また、腸はストレスにも弱いので、ストレスをためないように、ストレス解消する時間をつくりましょう。

ストレス解消には、運動で体を動かしたり、好きな音楽を聴いたり、大きな声で笑ったりすることがおすすめです。

 

虫垂炎の予防法

虫垂炎は原因がはっきりとはわかっていません、ですから予防というのはとても難しいものです。

ですが、虫垂炎の要因となると考えられるものがいくつかあります。

まずは、ストレスをためないこと、腸への負担を減らすためにストレスを発散する方法を見つけ、ため込まないことが大切です。

便秘も虫垂炎の要因と考えられます。

食事管理と運動で便秘を予防するようにしましょう。

また、暴飲暴食も虫垂炎の要因と考えられます。

栄養バランスのよい食事を腹八分目に…。

よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。

これをすれば必ず虫垂炎を予防できるというわけではありませんが、健康にもよいことなので、試してみてはいかがでしょう。

 

子宮筋腫・卵巣がんの予防方法

子宮筋腫や卵巣がんもはっきりとした原因はわかっていません。

しかし、

・肉類や魚

・乳製品や動物性脂肪

に含まれているエストロゲンが子宮筋腫の原因の1つではないかと考えられています。

そのため、これらの食品はできるだけ取りすぎないようにしましょう。

キャベツやセロリ、海藻などは食物繊維が多いのでたくさん食べるようにしましょう。

食物繊維はエストロゲンを体の外に排出する働きがあります。

また、卵巣がんの要因と考えられているのは、肥満です。

適度な運動を心がけ、暴飲暴食をさけるようにして、体重管理に気を付けましょう。

栄養バランスの取れた食事をすることも大切です。

脂の多い食事は避け、アルコールの摂取やたばこもやめるようにしましょう。

野菜をたくさん取る、食べすぎない、和食を中心にした食事がおすすめです。

ストレスも大きな原因となってきますので、ストレスをためない生活を心がけてください。

 

まとめ

湯船にゆっくり浸かる、体を動かすことはストレスを減らすだけでなく、体の免疫力もあげてくれます。

子宮筋腫も卵巣がんも大きくならなければ、症状がでてこないため、気が付いたときには病気が進行していることが多いのです。

病気を早期に発見するためにも、定期的な検診と、普段から自分の生理の状態を把握しておくことが大切です。

若い間から、検診を習慣付けるようにして、異常をすぐに発見できるようにしておきましょう。

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