みぞおちの下が痛い!違和感があるときの原因と対処法!

みぞおちのあたりには胃がありますので、食べ過ぎてしまった翌日などは、重苦しい感じがしたりしますよね。

でも、みぞおちの下の方に痛みや違和感があるというと、その原因がいったい何なのか、不安に思う人も多いと思います。

今回はそんなみぞおちの下の方に感じる痛みや違和感について、はじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。

好奇心旺盛はじめ君
今日も頑張るぞ~
病に詳しい神田先生
しっかり解説していきますよ。

今回は大きく2つの見出しに分けて、「みぞおちの下のあたりに違和感があった時に考えられる原因」と「症状を感じた時の対処法」についてお伝えしていきます。

では、早速見ていきましょう。

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普段の生活が原因と考えられる「みぞおちの下の違和感」

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みぞおちのあたりに違和感がある時、普段の生活が原因という可能性があります。

みぞおちのあたりは、胃があります。

そのため、最初に考えられるのは

・食べ過ぎ

・飲み過ぎ

です。

限度を超えた量の食べ物や飲み物が胃の中に入ってくると、それらを消化するための胃酸が多く分泌されます。

その時の胃酸が胃や十二指腸の粘膜を傷つけてしまうため、みぞおちの下のあたりに痛みが出るようになるのです。

ほかにも

・ニンニク

・唐辛子

のように刺激の強い食べ物を摂りすぎても、同じようにみぞおちの下が痛むことがあります。

この症状がおこる理由も、暴飲暴食の時と同じ理由です。

さらに、食あたりによっても、みぞおちの下のあたりに激しい痛みをおこすことがあります。

この場合、痛みとともに

・下痢

・嘔吐

といった症状を起こすこともあります。

下痢や嘔吐が続いている時に注意しなければならないのは、脱水症状です。

下痢や嘔吐によって体の中の水分が足りなくなってしまい脱水症状を起こしてしまうと、さらに症状が悪化してしまいます。

ですから、こまめに十分な水分補給を行うことが大切です。

 

この痛みの時は、早めに病院を受診しましょう!

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みぞおちの下のあたりの痛みが、強さを増しながら右の下方向へ移動するようであれば、その症状の原因は虫垂炎(盲腸)の可能性があります。

右下腹部には盲腸があり、その部分に痛みがたどり着くころには、体も動かせないほどの激痛が襲ってきます。

ですので、みぞおちの下のあたりに感じた痛みが、徐々に右下方向に移動している感じがしたら、早めに病院を受診しましょう。

好奇心旺盛はじめ君
痛みの種類によっても、対処法はそれぞれ違うんだね?
病に詳しい神田先生
そうですね。それでは次に、みぞおちの痛みと胃の病気について説明していきますよ。

 

その痛みの原因は、消化器系の病気かも?対処法は?

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みぞおちのあたりには、消化に関する器官が集中しています。そのため、みぞおちの痛みは胃などに関係する病気の可能性があります。

 

●胃潰瘍

胃潰瘍は、胃酸によって胃の粘膜と胃の下にある組織が溶けてしまう病気です。

症状が進行すると胃に穴が開いてしまい、最悪の場合死に至るケースもあります。

痛みの特徴は、みぞおち周辺の重苦しい痛みです。

しかも、胃に食べ物が入ることで胃の潰瘍を刺激するため、食事中から食後の痛みがひどくなります。

対処法としては、禁酒禁煙を心がけ、胃に刺激を与えるコーヒーや刺激物の飲食を避けることが大切です。

市販の胃薬で症状の改善を試みることも一つの方法ですが、吐血・貧血・体重減少などの症状が出た場合には、胃がんなど重大な病気の可能性がありますので、早めに受診をするようにしてください。

 

お腹が空いている時に強く痛みを感じる場合

空腹時にみぞおちの下に強い痛みを感じる場合は、胃ではなく十二指腸潰瘍の可能性があります。

十二指腸とは、胃と小腸を結ぶ消化器官です。この器官が傷ついたり腫瘍ができることで、痛みの症状が現れます。

中高年に多い胃潰瘍と違い、十二指腸潰瘍は10~20代に多く見られる病気です。

十二指腸潰瘍の原因の95%はピロリ菌にあるといわれていますが、残りの5%には、薬やストレスが原因であるといわれています。

薬剤やストレスによって十二指腸の粘膜が弱くなり、そこへ過剰に分泌された胃酸が流れ込んでくるために、十二指腸の粘膜や壁を傷つけ、潰瘍ができるのです。

十二指腸潰瘍の症状の特徴に、「食事をすると痛みが治まる」という点があります。こういった症状の場合には、十二指腸潰瘍の可能性が高いですので、早めに病院で治療を受けるようにしましょう。

基本的には、胃をいたわってあげることがこの病気の対処法となりますので、みぞおちの痛みを感じたら、禁酒禁煙を心がけ、胃に優しい食事をとるように心がけるようにしましょう。

 

胃がんの可能性もある

日本人の死因第2位は、胃がんといわれ、年間約10万人以上がこの病気にかかっています。

胃がんは、早期発見によって100%治ります。

ただし初期段階で自覚症状がほとんど現れないというのが、胃がんの特徴です。

胃に異常を感じたら早めに受診するように心がけ、異常がない場合でも、定期的に健康診断を受けるようにすることが、胃がんの早期発見には効果があります。

好奇心旺盛はじめ君
胃がんみたいな大変な病気ほど、胃の場合は自覚症状が出ないんだね?
病に詳しい神田先生
そうです。ですから、40歳を過ぎたら年に一度は健康診断をうけ、しっかりと体の状態を調べておくことが大切ですよ。

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それ以外が原因で痛みが起きることはある?

みぞおちの下あたりの痛みや違和感の原因が、胆石症にあるという可能性もあります。胆石症は、字に現れている通り、胆のうや胆管に石が出来る病気です。

 

胆石症

胆石症は、胆のうや胆管に、資質の消化を助ける胆汁が溜まってしまった結果、胆石が出来ます。激しいみぞおちの痛みがあり、発熱、吐き気、嘔吐問いいった症状も現れることがあります。

他にも、黄疸によって顔色が黄色になったり、胆汁の流れが悪いためにおしっこの色が濃くなったりします。

そして胆石が出来やすい原因の一つが、コレストロールの多い食事。

コレステロールは、体の中に入っても水に溶けない性質なので、一度、胆汁の中に溶け込ませてから体の外に排出させるようにしなければいけません。

ところがコレステロールを過剰に取ってしまうと、胆汁の中の胆汁酸とのバランスが崩れてしまい、その結果、余ったコレステロールが結晶となって胆石のもとになります。

このような胆石を「コレステロール結石」といいますが、中高年に多く見られる胆石のうち、最も多い病気です。普段の食事内容を見直し、コレステロール値の低い食事に切り替えることで、この病気の予防になります。

 

膵炎

膵炎には、

・急性膵炎

・慢性膵炎

の2つがあります。

急性膵炎の場合は、命にかかわる重大な症状を引き起こす可能性もあるので、早めに病院に行ってください。

慢性膵炎の場合は、膵臓に繰り返し炎症が起き、症状は徐々に深刻化していきます。

膵炎の原因は、まだはっきりとはしていませんが、

・胆石

・アルコールの乱用

が引き金になって症状を起こしていることは分かっています。

症状の特徴は、みぞおちの痛みです。なかには、背中に突き抜けるほどの痛みで、咳をしたリ動くだけでも痛みを感じるというケースもあります。

胆石が原因で膵炎になった場合は、胆石を取り除くことが症状の対処法となりますが、それ以外の場合は、食事療法と禁酒禁煙が症状改善の対処法になります。

特に、過剰なアルコールが膵炎の大きなリスクといわれていますので、普段からお酒を飲む人は、適量を守ることが一番の対処法となります。

はじめ君のお母さん
みぞおちの痛みがある時は、禁酒禁煙と胃に優しい食事が何よりも大切なのね。
病に詳しい神田先生
そうですね。胃をいたわる習慣を身に着けることが、一番の対処法ですね。

 

まとめ

では、今回のまとめの方に移っていきます。

今回はみぞおちの下が痛く、違和感がある時の原因と対処法を中心に様々なことをお伝えしてきました。

今回の要点を押さえると・・・

1、みぞおちのあたりが痛い時には、消化器系の病気が考えられる

2、痛みの改善には、胃に優しい食事や生活を心がけることが大切

となります。

この記事で学んだことをぜひ日々の生活に活かしてみてくださいね♪

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