鼓膜が痛いのはストレスが原因?様々な原因や対処法を解説!

「鼓膜が痛い!」と感じる場面って様々ありますよね。

ジクジクとした痛みから、ぼわん・・と腫れたような痛み。

時には鋭い痛みを覚える事もあります。

そんな時に、鼓膜の痛みの種類と対処法を知っていれば、少しでも安心できるのではないでしょうか。

今回は「鼓膜が痛い」時に起きる大まかな原因と、その対処方法をご紹介していきます。

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「鼓膜が痛い!」その代表的な原因とは?!

耳は目、鼻、口と繋がっていることからも解るように、とてもデリケートな部分。

安静にしていれば治るものもあれば、耳鼻科の受診が必要なもの、メンタルの改善が必要なものもあります。

こちらでは、「鼓膜の痛み」の代表的なものと、その症状をご紹介しますので、ご自分の痛みがどの種類に当てはまるのかを考えてみると、受診先を選ぶときの参考になるかもしれません。

 

気圧の変化

鼓膜が「ぐーーーーっ」と押し付けられるように痛んで、周囲の声が聞こえにくくなる症状が出ます。

・飛行機の離陸や着陸時

・高速エレベーターの上昇・降下

などでも体験されている方は多いのではないでしょうか。

耳の鼓膜の内側には「中耳」と呼ばれるものがあり、普段は中耳の中は空間になっています。

ところが、急激な気圧の変化が起きると、その空間いっぱいに空気が入り込んでしまい、逃げ場を失うことによって痛みが生じるのです。

・唾を飲み込む

・あくびをする

・ガムを噛む

こういったことで、たまった空気を逃がしてあげる事で解消されることがほとんどです。

 

中耳炎

中耳に炎症が起こり、膿や水がたまってしまうものです。

・風邪や肺炎

・インフルエンザ

などの細菌感染が原因と言われています。

「キーン!」と刺すような痛みや、閉塞感を伴いますので、大人でも泣く程の辛さを味わう方もいます。

子供に多くみられる病気ですが、その症状を上手に訴えられずに重症化してしまうのも特徴。

風邪と併発することが多いので

・頻繁に耳を触る

・鼻水や鼻づまり

などの症状と一緒に耳を触っているようであれば、中耳炎を疑ってみてください。

平均治癒日数は23日と言われていますので、耳鼻科を受診し、適切な治療を受けましょう。

 

ストレス

自律神経がバランスを崩し、様々な臓器が正常に作動しなくなり、耳にも影響が出てしまいます。

耳鼻科に行っても、明確な診断が得られない場合は、ストレスによる鼓膜の痛みを疑ってみてください。

ストレスの緩和が、痛みを取り除く最大の武器となります。

 

鼓膜の痛みから読み解く病!

突然音が聞こえなくなってしまう「突発性難聴」や、ゥイ~ンという音が耳の中で鳴り響き続ける「耳鳴り」。

「緊張性頭痛」や「片頭痛」など、一見耳とは関係ないように見える病気の裏にも、鼓膜の痛みとストレスは密接に関係していることがあります。

 

緊張性頭痛

「肩こり」や「首こり」といった「こり症状」が原因となっています。

萎縮して硬くなった筋肉が血管を圧迫し、肩から首にかけての血行を悪くしてしまった結果、軽い酸欠に陥って頭痛を引き起こします。

この時の血流の悪さが耳の奥になる血管にも影響を及ぼし、鼓膜の痛みも併発します。

純粋な「こり症状」だけであれば、マッサージなどを受ければ症状は緩和します。

しかし、ストレスを感じやすい人は「こり症状」になりやすいので、パソコンなどの疲れから来ているこりなのか、ストレスを起因とする緊張からくるコリなのかの見極めが必要となってきます。

 

メニエール病

内耳の中にあるリンパ液が増えてしまって水膨れのようになっている状態です。

・耳の聞こえにくさ・痛み

・グルグルと目が回るようなめまい

・ふわふわと雲の上を歩くようなめまい

を併発することもあり、若い女性が多く発症すると言われています。

難聴やめまいを伴うので、治療をすれば治ると思われがちですが、その根底にはストレスや睡眠不足といったものが多く見受けられるので、上辺だけの治療では改善が見込めない場合もあります。 

 

ストレス性の鼓膜の痛みかどうかの見分け方

「鼓膜が痛い」という実際の症状が出てしまったら、自分の心身の状態を把握する事が大切です。

・風邪をひいていないか?

・耳掃除の時に誤って鼓膜を傷つけていないか?

・急激な気圧の変化はないか?

などの外的な要因を考えます。

何より、自分の耳の中を自分で見ることは出来ないので、痛みが続くようであれば、まず耳鼻科を受診しましょう。

外的な要因に心当たりがなく、耳鼻科でも明確な診断を貰えなかった場合は、「ストレスによる耳の痛み」を疑ってみてください。

・体を温める

・ホッとする空間に身を置く

こういった時に、鼓膜の痛みが緩和されるようであれば、それは恐らくストレスが原因の「耳の痛み」です。

 

ストレスが原因の鼓膜の痛みの対処法

ストレスの原因がはっきりしているのであれば、それを取り除くのが一番ですが、

職業的な事情など、様々な事で完全に原因を取り除くのが難しい場合は、次の3つの方法を試してみて下さい。

原因がストレスなので、対処法も疲労回復やストレス改善の手助けとなるものになってきます。

 

ツボを刺激する

人間の体には361個の「ツボ(経穴)」があると言われ、それぞれが体の不調の緩和につながるとされています。

鼓膜の痛みを緩和するのに適している代表的なのは、「翳風(えいふう)」。

 

耳たぶの付け根の後ろにあるくぼみにあります。指の腹を当て、さするように刺激してみましょう。

次にポピュラーなのは「合谷(ごうこく)」。

手の親指と人指し指の間にある骨の付け根の部分から、少し指先の方向へ進めた手の甲側にあります。

指の腹をあてて、少し強く、長めに刺激します。

どちらも「痛気持ちイイ」くらいの圧で刺激をすると疲労回復とリラックスにも繋がっていきます。

 

体を温める

代謝の良い体はストレスを溜めにくくするので、

・半身浴をする

・首の後ろを温める

・足首を温める

などをして体温を上げていくと効果的です。

気分転換を兼ねた適度な運動もお勧めです。

ただし、中耳炎などの痛みの場合は、温める事で症状が悪化する恐れがありますので、その場合は医師の指示に従いましょう。

 

睡眠をとる

ストレスの最大の敵は睡眠不足です。

睡眠不足は、体の不調を招くだけではなく、正常な思考も奪ってしまいます。

快適な寝所で、ゆっくりと眠ることは、緊張した体をリラックスさせ、疲れ切った心身の回復に役立ちます。

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鼓膜の痛みを予防する方法

一概に「鼓膜の痛み」と言っても、病的な物から精神的なものと、様々なケースがある事を紹介してきましたが、出来るならば、それを予防して「痛み」を経験しないのが一番です。

ここでは、効果的な予防方法を二つ紹介しておきます。

 

健康的な生活をする

中耳炎などの原因は風邪やインフルエンザ等の細菌感染が主ですので、その感染を防ぐのが最大の予防法となります。

外出先から戻った時の手洗い・うがいは勿論、きちんとした食生活をして、細菌への抵抗力の強い体を作っておきましょう。

 

ストレスをためない

ストレスフリーの生活が送れれば、それが一番ですが、なかなかそうはいかないのが現実です。

どうしてもストレスを感じてしまった時には、

・アロマでリラックスする

・友達とお喋りをする

などの、自分へのご褒美を用意しておくと、心と体がストレスを逃がしてくれるようになります。

 

それでも鼓膜の痛みが治まらない場合の対処法

今回ご紹介させて頂いたものを参考に、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。

検査などをしてもらい、それでも明確な診断がつかない場合は、思い切ってメンタル系の病院に相談してみる事も大切です。

特にストレスが原因の場合は、自分でその原因を見過ごしてしまう可能性が大きいですので、上手にストレスとお付き合いをしながらも、体に不調が出ないように、リラックスできる時間を大切にしていってくださいね。

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