鼻がムズムズしてくしゃみや鼻水が出る!その原因と解消法は?
なぜか鼻がムズムズ・・・鼻水まで出る!
これは風邪?それともまた別の原因?なんて悩んではいませんか?
鼻がムズムズしたり、鼻水が出たりするのはもちろん風邪の初期症状でもありますが、それ以外にもアレルギー物質が原因で体が反応して症状がでている、なんてこともあります。
おおまかには、風邪・アレルギー物質で体が反応してしまっているとういうのが原因です。
そこで鼻がムズムズしたり、鼻水がでる原因について、そして解消法について解説をしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
原因①風邪(ウイルス性鼻炎)
風邪」(ウイルス性鼻炎)は、空気中に待っているウイルスに感染することで発症する鼻炎のことです。
一般的には、「風邪」「鼻風邪」と呼ばれるもの=ウイルス性鼻炎です。
風邪(ウイルス性鼻炎)が原因で起こる症状は?
風邪(ウイルス性鼻炎)の特徴的な症状として、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・頭痛・発熱・咳・喉の腫れなどがあげられます。
特に、風邪(ウイルス性鼻炎)の初期症状として出やすいのが、鼻がムズムズしてくしゃみが出たり、鼻水が出たりするということです。
時間がたつと、鼻がムズムズしたり鼻水が出たりする違和感だけでなく、全身にさまざまな症状が現れるので、その時点で風邪か・風邪ではないか自己判断もできると思います。
風邪(ウイルス性鼻炎)の解消法は?
基本的には安静にしていれば、自然と治癒していくことが多いですが、免疫力の低下によって症状が長引いてしまっていた李、38度以上の高熱がでてしまうことがあります。
その場合は、内科や耳鼻科にかかるようにしましょう。
原因②アレルギー物質によって身体が反応してしまう
・鼻がムズムズする
・くしゃみが出る
・鼻水がでる
この3つ以外が症状は現れていない場合は、アレルギー物質によって身体が反応し症状がでている可能性が高いです。
アレルギー物質によって症状が起きている=アレルギー性鼻炎といいます。
アレルギー性鼻炎では、さまざまなものがアレルギーの原因物質である「アレルゲン」となりえます。
このアレルゲンに反応するか、しないかは個人差があります。
このアレルゲンの種類によって、1年中通して症状が出る「通年性アレルギー鼻炎」と季節的に症状が出る「季節性アレルギー鼻炎」に大きく分けることができます。
通年性アレルギー鼻炎の原因アレルゲンは?
通年性アレルギー鼻炎はとは、時期や季節、気温などに関係なく1年中通して症状が出る可能性のあるアレルギー鼻炎のことです。
この場合の多くは、ハウスダストがアレルゲンであることが知られています。
ハウスダスト=室内に溜まっているホコリのことです。
ハウスダストに含まれるのは、
・チリやダニ
・抜けた髪の毛
・服などの繊維のくず
などがあげられます。
これらは、部屋の中で生活していれば当然のことのようにたまっていきます。
通年性アレルギー鼻炎の解消法は?
先ほどお話ししたように、ハウスダストは部屋の中で生活していれば当然のことのようにたまっていきます。
そのため、定期的に掃除機をかけたり、拭き掃除をしてハウスダストを取り除く必要があります。
ハウスダストが部屋の中に溜まれば溜まるほど、ハウスダストを鼻から吸い込んでしまう確率が増えます。
ですので、すでに通年性アレルギー鼻炎の方は、症状が悪化してしまい、通年性アレルギー鼻炎でない方は、発症する確率が高くなります。
ただ人それぞれ個人差はあり、免疫力の違いなども影響していて、同じ室内にいても症状が出やすい人と出にくい人は存在します。
さらには、アレルギー性鼻炎になりにくかった方でも、日頃のストレスや疲れを溜め込んでいたり、風邪気味あったりするとアレルギー性鼻炎を発症しやすくなりますので油断は禁物です。
季節性アレルギー鼻炎の原因アレルゲンは?
一般的に季節性アレルギー鼻炎=花粉症と言われています。
季節性アレルギー鼻炎とは、ある特定の時期のみに症状が出るアレルギー鼻炎です。
最近では花粉が飛ぶ時期が近づくと天気予報などでも、花粉情報を教えてくれたりしますよね。
季節性アレルギー鼻炎を引き起こす花粉は、実は一年中飛んでいるのです。
特に春先に飛ぶスギやヒノキ、秋口に飛ぶブタクサやヨモギでも花粉に悩まされている方が多いようです。
季節性アレルギー鼻炎の解消法は?
季節性アレルギー鼻炎の一番の解消法、対策としては「原因となる花粉を部屋の中や体に取り込まない」ことが重要です。
しかし、そんな簡単にはいかないのが現状ですよね。
まずは、できるだけ外出を控えるのが手っ取り早い方法です。
地域差はありますが、午後の1時から3時が一番花粉が多く飛ぶ時間帯です。
外に出る用事がある際は、マスクやメガネをしたり、花粉の付きづらいつるつる、すべすべした素材(ナイロン等)の服を着ることで防備してください。
そして帰宅した際に服などについた花粉を外で払ってから家の中に入ることも、部屋の中に取り込まない対策となります。
ここで手洗いうがいもお忘れなく。
最近では、花粉症の内服薬なども市販薬として薬局で販売しています。
眠気が出にくくなったり、喉が渇きにくくなるなどの改良もされています。
そして昔ながらの方法として、鼻うがいもおすすめです。
これも薬局でお買い求めいただけますし、昔よりは痛みも軽減されるように改良されてきていますので使ってみてください。
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寒暖差アレルギー鼻炎(血管運動性鼻炎)の原因は?
寒暖差アレルギー鼻炎=気温の寒暖差に身体が反応してしまい、体調不良になってしまうというアレルギーのことです。
・季節の変わり目
・前日との温度差が激しくなる季節
などによく症状がでます。
寒暖差アレルギーの正式名称は「血管運動性鼻炎」です。
アレルギー性鼻炎の原因となっているアレルゲンとは関係がありません。
寒暖差によって、鼻の奥が刺激をうけて、自律神経の乱れが起き鼻がムズムズしたりする症状がでるのです。
さらに、咳がでたり体がだるくなるといった風邪に似た症状が出ることもあります。
ただ、発熱はしない点は風邪の症状と異なる点です。
寒暖差アレルギー鼻炎の解消法は?
寒暖差アレルギー鼻炎は自律神経の乱れによって症状がでます。
ですので、解消法として、自律神経の働きの低下を防ぐことが重要です。
自律神経の働きを低下させる要因として、以下のようなものがあります。
・寝不足や慢性的な疲れ
・精神的なストレス
・たばこの煙や飲酒
・化粧品などの香料
などです。
寒暖差アレルギー鼻炎は完治しづらい鼻炎のひとつですが、これらを日常生活の中で心がけることによって、症状を和らげることができます。
原因を特定できないことが多い為、病院での治療は点鼻薬の投薬が基本となります。
これらをあわせて行うことで寒暖差アレルギー鼻炎(血管運動性鼻炎)お予防が期待できるでしょう。
共通して言える予防方法
先ほどまでに原因別で解消法をお話ししてきましたが、共通して鼻がムズムズしてしまう前に行いたい予防方法があります。
家の中を清潔にする
家の中定期的に掃除をして、清潔に保つことでハウスダストや花粉の接触する機会を減らすことです。
掃除機をかけることはもちろん、空気清浄機を設置することも効果的です。
さらにベッドや布団も清潔にしておくことは非常に重要です。
シーツは最低でも週1回洗濯をしたり、布団クリーナーを使って髪の毛やほこりを取り除いて下さい。
このようなことを習慣づけることで、体の中にハウスダストや花粉を取り込んでしまう量をかなり抑えることが可能となります。
まとめ
鼻がムズムズしたり、鼻水やくしゃみが出ることは様々な原因で症状が出るということがわかります。
すこしでも、その不快な気持ちにならなくて済むよう、お話しした予防法、解消法をぜひためしてみてください。
症状がひどい場合は、医師の処置をうけてください。