首のリンパに痛みが!その原因と対処法を分かりやすく!

首といえば、リンパが集まる部分ということはよく知られていますよね?

そのため、首に痛みを感じた時は、まずはリンパが腫れていないかチェックするという人も多いのではないでしょうか?

たしかに、リンパが集中している部分は、体調の変化が出やすい部分でもあります。

そのため、痛みや腫れ、しこりなどが起こりやすいとも言われています。

そこで今回は、リンパが集中する部位の中でも、「首」のリンパに注目し、痛みが発生する時の原因や対処法などについて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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首のリンパが痛む原因

首のリンパが痛いと感じた時、その痛みの原因をまずは探ってみなければいけません。リ

ンパが痛いと感じても、その原因は様々あり、対処法も原因によって異なるのです。

首のリンパが痛むとき、考えられる原因には次のようなものがあります。

 

肩こり

一見すると無関係に思われる肩こりとリンパの痛みなのですが、実は肩こりがリンパが腫れて痛むときの原因の一つである可能性があるのです。

首にはリンパ管が集まっており、その中をリンパ液が流れています。

正常であれば、このリンパ液は一か所にたまることはなく、体の中の不純物を体の外に排出できるよう、きちんと流れます。

この時、上手くリンパ液を流動させるのを助けているのが、筋肉の動きです。

ところが、肩こりによって首周辺の筋肉が固まると、本来リンパ液を流すのを助けるはずの筋肉が動かなくなります。

そのため、リンパ液が首周辺でたまってしまいます。

リンパ液がうまく流れず一か所に留まると、その部分が腫れてしまい、痛みとなって現れます。

 

虫歯

虫歯が悪化すると、神経まで細菌が侵入し、その影響でリンパ節が腫れてしまうことがあります。

 

風邪

一般的な風邪であっても、首のリンパ管が腫れることがあります。

風邪の症状があり、痛みを感じている場合は、風が原因でリンパが腫れたことが原因である可能性があります。

 

もしかして、この痛みは重大な病気の可能性がある?

リンパ系の病気で最も怖いのが、悪性リンパ腫です。

悪性リンパ腫には、大きく分けると

・ホジキン病

・非ホジキンリンパ腫

の2つがあります。

日本では主に「非ホジキンリンパ腫」の方が発見される確率が多いのが特徴としてあります。

悪性リンパ腫は、「血液のがん」と呼ばれているだけに、病状が進行すると、全身にがんが転移する可能性が非常に高いといわれています。

ただし現在では、早期発見できれば化学療法によって、治療が可能な病気といわれています。

とはいえ、悪性リンパ腫の場合、自覚症状が現れにくいという特徴があります。

そのため、症状がある程度進行してから発見されるというケースも少なくありません。

 

首のリンパが痛いときの対処法

首のリンパが痛いと感じた時、場合によってはリンパの腫れを目で見て確認することが出来ることがあります。

 

目で見てリンパの腫れを確認出来るとき

通常であれば、リンパの腫れは自覚症状をもとに発見したり、指で腫れた部分を確認することで見つけるというのが一般的です。

ところが、目で見てわかるほどのリンパの腫れが見つかるというケースがあります。

この場合、自覚症状や手で触れることで腫れを確認する場合より、症状が重症化もしくは放置しておくと重大な症状を引き起こす病気の可能性が高いと考えられます。

 

●目で見てリンパの腫れが分かるということは…

目視で確認できるほどの腫れとなると、腫れた部分はかなりの大きさになっていることが考えられます。

場合によっては緊急の治療が必要となる場合もありますから、この場合は速やかに専門機関を受診するようにしてください。

 

リンパが痛くて腫れている時は、マッサージしてもいい?

リンパが腫れている場合、症状の原因によってはマッサージしていい場合と、マッサージはしてはいけない場合があります。

 

●マッサージしてもよいリンパの痛みとは

肩こりが原因でリンパが腫れている場合は、マッサージをしてもかまいません。

リンパが腫れる原因に血行不良による筋肉の緊張が考えられますから、この場合は、痛む部分をしっかりと温めてから、筋肉をほぐすようにマッサージすると、痛みの解消にも効果があります。

 

●マッサージしてはいけないリンパの痛みとは

風邪やその他のウイルスの感染が原因でリンパが腫れている可能性がある場合は、患部をマッサージするのはNGです。

痛みが気になって眠れない場合は、医師に鎮痛剤を処方してもらい、痛みの解消を図るようにしましょう。

 

リンパの流れを良くする食べ物は?

リンパが腫れて痛むということは、リンパがうまく流れないということが考えられます。

そこで、最後に、リンパの流れを良くする食べ物について紹介しておきましょう。

 

●豆類

大豆製品は、タンパク質やマグネシウムが豊富に含まれているため、リンパの流れに効果が高いといわれています。

豆腐や納豆、味噌といった和食を心がけるというのがおすすめです。

 

●海藻類

カルシウムが豊富な海藻類は、リンパに良い影響を与えます。

ワカメやひじきなどは普段の食事に取り入れやすいですから、積極的に摂るようにしましょう。

 

●魚介類

生活習慣病の予防にも良い青魚は、リンパにも非常に良いといわれています。

特に、サバやイワシ・サンマは、青魚の代表ですから、おすすめです。

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リンパっていったい何?

よく耳にする「リンパ」ですが、その正体を詳しく知っているという人は、あまり多くはないのでは?

そこで、最後に気になるリンパについて解説していきましょう。

 

リンパの正体

リンパというのは、組織液の一つです。

人間の体は、様々な組織液で満たされているのですが、リンパもそのうちの一つと考えられています。

リンパは、血液と勘違いされることがありますが、血液とは異なります。

血液は血管を通って全身に流れていますが、この件感から、血しょうの一部が外にしみ出します。

このしみ出したものを回収して作られるのが、「リンパ液(リンパ)」と呼ばれるものです。

 

リンパの役割

リンパの果たす役割は、大きく分けると2つあります。

●排泄機能

全身をめぐっているリンパ管は、血液によって心臓まで運ぶことが出来なかった老廃物を回収し、リンパ液を作ることによって体から排出する働きをしています。

 

●免疫機能

リンパ節では、体内に侵入した細菌やウイルスを退治し、不要な老廃物などを漉し取って体を正常な状態に保つ働きがあります。

外部から病原菌が侵入すると、生体防御抗体を作り出し、身体から排出するよう働きます。

そのため、風邪や病気にかかりリンパ節が腫れるという症状が現れるのです。

 

リンパとリンパ節

リンパとリンパ節は違います。

リンパ(リンパ液)は、血しょうを回収することによって作り出された組織液のことです。

これに対し、リンパ節というのは、リンパ管の通り道に作られた節のことを言います。

リンパは全身に隈なく循環していますので、その通り道であるリンパ管も無数にあります。

驚くことに、リンパ管の通り道に作られるリンパ節は、全身におよそ800箇所あるといわれています。

 

まとめ

首のリンパが痛いと感じても、マッサージをしていい場合としてはいけない場合があるということがわかりました。

基本的に、筋肉の疲労やコリが原因でリンパが腫れている場合は、マッサージすることによって症状改善に効果があります。

逆に、ウイルスや細菌に感染したことによってリンパが腫れている場合は、マッサージをすることは逆効果となります。

リンパの痛みや腫れが数日で治まるのであれば問題はないでしょうが、

・症状が継続している場合

・我慢できない痛みが起きている場合

これらの場合は、放置せずに専門機関を受診し、適切な治療を受けるように心がけてください。

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