みぞおちの上が痛いし違和感がある?その原因と対処法を解説!

みぞおちの上の方が痛い!なんだか違和感がある…そんな経験をしたことがある方はいませんか?場所が場所だけに、とても心配になってしまいますよね。

この痛みと違和感はいったい何が原因なのか、その対処法と予防法について解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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みぞおちの上が痛いし、違和感がある時に考えられる病気とは?

痛みがあるのはみぞおち上部の右か左か、どんな時に痛くなるのかで病気の原因を見分けることができます。

それでは、どんな病気が原因として考えられるのか解説していきます。

 

逆流性食道炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの消化器疾患

胃酸の逆流によっておこる逆流性食道炎ではみぞおちの上部、食道のあたりに違和感と痛みが出ます。

逆流した胃酸が、

・胃の入り口

・食道

を傷つけてしまうのです。

暴飲暴食などが原因のことが多いので、食生活の見直しと病院で薬を処方してもらうのが良いでしょう。

胃や十二指腸に潰瘍ができると痛みが生じます。

それが胃潰瘍・十二指腸潰瘍です。

ストレスやピロリ菌などにより胃や十二指腸の粘膜が傷ついて、穴が開いてしまう病気です。

みぞおち上部の右側が痛むなら十二指腸潰瘍、左側なら胃潰瘍の可能性がありますので、早めに病院を受診しましょう。

 

骨折や筋肉痛・肋軟骨炎などの整形外科疾患

筋肉の使い過ぎによる筋肉痛やろっ骨の骨折でも、みぞおちの上が痛くなって違和感が生じます。

強くぶつけた場合はもちろん、咳のしすぎで骨にヒビが入ることもあるので、思い当たることがある場合は病院を受診してください。

また、

・深呼吸をした時や咳をした時に痛みが強くなる

・みぞおちの上の方を押すと痛む

このような時は肋骨に炎症がおきている可能性があります。

原因はよくわかっていないのですが、風邪や胸部を打った時などに発症することがあるそうです。

病院で痛み止めをもらうと数週間で良くなります。

 

帯状疱疹・神経痛などの神経疾患

帯状疱疹が出ると痛みが生じます。

水ぼうそうと同じウイルスでおこるので、水ぼうそうにかかったことのある人は誰でも発症する可能性があります。

・疲れて体力が落ちた時

・ストレスがたまっている時

・高齢の方

など免疫力が低下すると発症しやすくなります。

初めはチクチク、ヒリヒリした痛みと違和感が出てきます。

その後に帯状の発疹があらわれます。

体のあちこちに発症しますが、胸は発症しやすい場所の1つです。

肋骨のあたりに違和感を生じ、息苦しさや痛みを感じる病気に神経痛があります。

かなりひどい痛みが出ることもあります。

肋骨の神経が痛む原因は怪我をした、ストレスがたまっている、内臓疾患が引き起こしているなどさまざまですが、原因を自分で特定するのはなかなか難しいので病院を受診した方がよさそうです。

 

心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気

血管が脂肪などで詰まって、破れてしまいそこにできた血栓が血管に詰まって、心臓に血が流れて行かなくなってしまう心筋梗塞。

この心筋梗塞の前兆に、

・みぞおちの上の部分に痛みが出る

・吐き気が出る

・冷や汗をかく

などの症状があります。

押されたような圧迫感が数分続きますが、その後痛みは治まりますが命にかかわる病気です。

狭心症は心臓の血管が狭くなり、血の流れが悪くなる病気です。

胸が締めつけられるように痛み、みぞおちに何となく違和感を感じることがあります。

左肩から腕が痛い、歯が浮いた感じがしたら狭心症を疑ってください。

このような症状がある場合は一刻も早く病院を受診しなければいけません。

 

気胸や肺炎・気管支炎・胸膜炎などの呼吸器疾患

気胸とは肺の肺胞という部分に穴があき、肺から空気が漏れてしまい膨らむことができなくなる病気です。

痩せ形の若い男性が発症することが多いそうです。

みぞおちの痛みの他に咳や呼吸がしにくいという症状がでます。

ウイルスや細菌で気管支に炎症がおこるのが気管支炎、肺に炎症がおこるのが肺炎です。

特に肺炎の方が痛みを強く感じます。

肺を包んでいる胸膜という部分が炎症をおこすのが胸膜炎です。

他の呼吸器疾患同様、みぞおちの上の部分に痛みがでます。

中にはがん性胸膜炎、いわゆる肺がんの場合もありますので注意が必要です。

 

みぞおちの上が痛い、違和感がある時の3つの対処法

それでは、みぞおちの上が痛くなった・違和感があるという時、少しでも痛みを抑えるためにはどうすれば良いのでしょうか?

痛みを和らげる対処法について紹介します。

 

安静にする

痛みがあっても病院に行くことができない場合は、楽な姿勢をとって安静にしておきましょう。

体をゆっくり休めることで、痛みが悪化することを防ぐことができます。

また、リラックスすることで痛みが緩和することもあります。

 

体を温める

カイロを使ったり、湯船にぬるめのお湯を張り、ゆっくり浸かって体を温めると血行が良くなり、痛みや違和感が軽減されます。

 

リラックスする

ストレスがたまっていたり、痛みで緊張状態にあると、ますます痛みが増してくるように感じます。

リラックスできる音楽を聞いたり、温かい飲み物を飲んで心身ともにリラックスできる環境を作りましょう。

この時、コーヒーなどの刺激物はとらないように気を付けてください。

これら3つの方法で痛みを軽減できますが、あくまでも一時的な対処法なので、痛みがある場合はできるだけ早く病院を受診するようにしましょう。

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みぞおちの上の痛み・違和感を予防する4つの方法

みぞおちの上が痛む、違和感がおきる原因と対処法を解説してきましたが、病気が隠れていることが多く心配になってしまいます。

それではこのみぞおちの上が痛む、違和感があるという症状を予防するには、どうすれば良いのか4つの予防方法について紹介します。

 

暴飲暴食をしない

暴飲暴食はいろいろな病気の原因になります。

べ過ぎ、脂っこい物の取りすぎ、カロリーオーバー、アルコールの取りすぎ、バランスの悪い食事、これらを正しい食生活に変えるだけで消化器の病気や心臓の病気の予防になります。

 

適度な運動を続ける

運動することで、血行がよくなり、ストレス解消にもつながります。

激しい運動をする必要はありません、無理のない程度に運動を継続することが大切なのです。

 

禁煙をする

たばこは肺だけでなく、胃にも刺激を与え血液の流れも悪くなりますので心臓にも負担がかかります。

自分のためにも周りの人のためにも、できるだけ禁煙するように心がけてください。

 

しっかり睡眠をとる

体が疲れると免疫機能が落ち、帯状疱疹になりやすくなります。

また、疲れがたまることで心臓や胃にも負担がかかりますので、しっかりと睡眠をとり、心と体を健康な状態に保ちましょう。

このように規則正しい生活をすることで、みぞおちの上が痛む・違和感があるという症状をおこす怖い病気を予防することができます。

普段の生活を見直すことが大切なのですね。

それでも、みぞおちの上の方に痛みや違和感がでてきたら、病院を受診してしっかり検査をしてもらいましょう。

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