手首にしこりある時の原因と対処法!押すと痛い場合は?

手首といえば、普段から良く動かす部分です。

物をつかんで持ち上げたり、ペットボトルのふたを開けるときなどは、手首がしっかり働いていなければできませんし、指先で行う細かな作業を支えているのも、手首の役割です。

ですから、手首にできたしこりとなると、不安を感じる人も多いのではないでしょうか?

今回は、手首のしこりに注目し、「何故しこりができるのか」や対処法、痛みが現れたときに考えられる病気などについて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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手首にできるしこりとは…

普段から良く動かす手首だからこそ、しこりや晴れといった症状が起きることがあります。

 

手首にしこりができる原因とは?

手首にしこりが出来る原因には、次のようなものが考えられます。

●ガングリオン

触っても痛みを感じないしこりであれば、「ガングリオン」が原因である可能性があります。

ガングリオンの場合、しこりの大きさは2~3㎝で、骨のように隆起して見えます。

ガングリオンのしこりは、手首だけでなく、足や指、膝、足の甲、耳の裏などに多く出来ます。

ただしこれは、あくまでもできやすい傾向にある場所というだけです。

基本的にガングリオンのしこりは、全身のどこにでも出来ます。

そのため、足の裏にしこりが出来るケースもあります。

ガングリオンが起こる原因は、今のところ解明されていません。

ですが、良性の腫瘍ですから、放置していても問題はありません。

他にもガングリオンが原因のしこりは、触った時の感触に特徴があります。

ガングリオンの場合、しこりの中身はゼリー状の液体ですから、弾力をかんじます。

ですが、指で押しても痛みはありません。

ただし、しこりが大きくなると、周辺の血管や神経を圧迫することによって痛みを発することもあります。

 

手首のしこりが痛いと感じる時の病気は…

手首のしこりがいたいと感じたときに、考えられる病気には次のようなものがあります。

 

手根管(しゅこんかん)症候群

手根管症候群とは、手首の骨と靭帯に囲まれた手根管内部で、神経が慢性的な圧迫を受けることによって起きる症状です。

特徴としては、痺れや痛みがあり、症状が深刻化すると、痛みや痺れで睡眠を妨げる場合もあります。

また、痛みにも特徴があります。

手の痺れや痛みの多くは親指から薬指にかけての4本に集中するのですが、小指には症状が出ません。

 

●手根管(しゅこんかん)症候群の原因は

現在のところ、明確な原因はわかっていません。

女性の場合は、女性ホルモンと関係している可能性も指摘されています。

ほかにも、

・糖尿病や甲状腺機能低下症

・リウマチ

などが関連していることが考えられます。

症状が重症化する場合は、「手の酷使」が原因であると考えられます。

 

テニス肘

医学的には、「上腕骨外側上顆炎」または「上腕骨内側上顆炎」といいます。

テニスのようにラケットを使ったスポーツの愛好者に多いことから、「テニス肘」とばれることがあります。

 

●手首なのに何故テニス肘?

テニス肘は、かつては手首を酷使する職業の人に多く見られる症状でした。

ところが、現在ではパソコンを長時間使うビジネスマンに多く見られるようになっています。

これらは、手首に長期間負荷がかかることによって発症すると考えられています。

 

●テニス肘を予防するには

基本的には、手首の酷使をやめるのが最も効果的であると考えられています。

ですが、仕事上どうしてもパソコンの作業が多いという場合、この対処法自体、非現実的な方法です。

その場合に効果が期待できる予防法というのが、「手首の位置を変える」という方法です。

通常、パソコンの作業を行う場合、手首の位置がマウスやキーボードより低い位置にありますが、この状態だと、手首に負担がかかってしまいます。

そこで、手首の位置を通常より高い位置に置くだけで、手首にかかる負担は減少します。

作業を始める前に手首の下にタオルなどを敷いて高さを持たせるというのも良いですし、市販の「手首クッション」などを使うことも良いでしょう。

 

リウマチ

関節リウマチによって、手首に晴れやしこりが現れることがあります。

●関節リウマチの初期症状とは

関節リウマチは、男性よりも女性のほうが多く発症する病期です。

しかも30~60歳代に最も多いということもあり、全国では累積患者数がなんと約70万人もいるといわれています。

関節リウマチの初期症状の特徴としては、目が覚めたときにおきる手指のこわばりがあります。

ここから、徐々に痛みやしこりが起こるようになり、さらに、ほかの部位にも症状が現れるようになります。

 

●関節リウマチの注意点とは

関節リウマチの場合、最近の研究から、発症後2年で関節破壊といった症状が起きることがわかってきました。

そのため、早期発見と早期治療が症状の改善に有効であるといわれています。

痛みやしこりといった症状のほかにも、疲労感や食欲不振、体重の減少、微熱などの症状が長期間続くということも特徴として見られます。

ですので、これらの症状が気になる場合には、早めに専門医の診断を受けることをおすすめします。

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有棘細胞(ゆうきょくさいぼう)がん

有棘細胞がんとは、皮膚がんの一種で、日本人に多い癌の1つといわれています。

 

●有棘細胞がんはどこにできる皮膚がんなの?

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3つの部分に分かれていますが、このうちの表皮には、表面側から順に、「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つがあります。

有棘細胞がんは、この4つの中の「有棘層」を構成する細胞から発生したがんのことを言います。

 

●有棘細胞がんの原因とは?

有棘細胞がんの原因として最も有力なのは、「紫外線の影響」です。

これは、その他の皮膚がんの発生にも深く関与しているといわれています。

そのほかにも、「ヒト乳頭腫ウイルス」が発症に関わっているともいわれています。

この「ヒト乳頭腫ウイルス」は、子宮頸がんなど原因としてよく知られていますが、最近の研究の結果、有棘細胞がんにも関わりがあることがわかっています。

 

■ヒト乳頭腫ウイルスとは?

ヒトパピローマウイルスともいいます。このヒト乳頭腫ウイルスには、現在までに100種類以上の存在が確認されています。

ヒト乳頭腫ウイルスには、発見された順に番号がつけられているのですが、それぞれの型によって、発生する疾患には違いがあります。

有棘細胞がんの原因として考えられるのは「がんの原因となる型」に感染したことが原因と考えられます。

しかしほかにも、「イボの原因となる型」も存在しています。

イボの原因となるヒト乳頭腫ウイルスの場合、発がん性が低いのですが、がんの原因となるヒト乳頭腫ウイルスの場合は発がん性が高く、接触感染も起こります。子宮頸がんの原因となる型は、このタイプのヒト乳頭腫ウイルス群に分類されています。

 

●有棘細胞がんの症状

主な症状としては、皮膚の下に肉の塊が盛り上がったようなしこりができます。

腫瘍が大きくなると、腫瘍部分が表面に現れ、カリフラワーのように見えます。

これも、有棘細胞がんの特徴のひとつにあげられます。

腫瘍の部分は膿を含んでいることも多く、非常に強い悪臭を放つことがあります。

 

皮膚がんの中では基底細胞がんについで多いのが有棘細胞がんですが、患者の男女比を見ると、女性に比べて男性の方が多い傾向にあります。

また、発症の年齢としては70歳以上の高齢者に多く、全体の発症数の過半数を占めています。

 

●治療方法

有棘細胞がんの場合、病期(0期~Ⅳ期)に基づき、治療方法が決められます。

治療方法には、

・手術

・化学療法

・放射線治療

などがあります。

 

まとめ

手首にできたしこりには、痛みがある場合と痛みを感じない場合があります。

痛みを伴う場合、まずはしこりをつかんでみてください。

その感触によって、しこりの原因を究明するヒントが見つかる場合があります。

ただし、手首に起こる症状によっては、早期治療が求められるものもあります。手首の損傷は日常生活に大きな支障をもたらす可能性がありますから、できるだけ専門医の診断を受けることをおすすめします。

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