右腕の付け根が痛い?激痛が走った時の原因と対処法!
右腕の付け根が痛くて、たまに激痛が走ります。痛みが強くて、我慢できないという経験をした方はいらっしゃいませんか?
痛くてつらい、この症状はいったい何が原因なのでしょうか?
右腕の付け根が痛い時の原因と対処法、予防法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
右腕の付け根が痛いのはなぜ?
右腕の付け根が痛いのは、肩甲骨から首にかけて負担がかかりすぎていることが原因だと考えられます。
腕は日常生活の中でよく使う部分ですが、肩甲骨はあまり動かすことがありません。
そのため、筋肉が凝り固まってしまい、負担がかかっていると考えられます。
また、四十肩や五十肩のように、肩関節が固まって柔軟性がなくなったためにおこる場合もあります。
右腕の付け根が痛む原因は?
それでは右腕の付け根が痛む原因となっているのは何でしょう?
日常生活で考えられる原因について解説していきます。
・運動不足
・長時間のパソコン
・腕の酷使
・ストレス
・加齢
これらの原因で、右腕の付け根が痛くなるのです。
思い当たる行動がある方は要注意です。
右腕の付け根に激痛が走ったときの対処法
右腕の付け根に激痛が走ったとき、どうすればいいのでしょうか?
動かすこともできないような、ひどい痛みがあるときの対処法について解説します。
安静にする
激痛が走ったときは、とにかく安静にすることです。
テーピングで固定したり、三角巾で吊るすなどして、腕をできるだけ動かさないようにしましょう。
冷やす
痛みがあるとき、熱をもっているときはこれ以上炎症が広がらないように、しっかり冷やすことが大切です。
氷でアイシングをする、湿布を貼るなどしてしっかり冷やしてください。
ただし、冷やすのは激痛があり、熱をもっている場合だけです。
激痛と炎症が治まったら今度は温めるようにしましょう。
市販の鎮痛剤を使う
痛くて病院に行くこともできない、夜中や休日で病院が開いていない場合は市販の鎮痛剤を飲んで、痛みを抑えましょう。
鎮痛剤が効いて痛みがおさまっても治ったわけではありませんから、安静にしていてください。
痛みが長引く場合や違和感がある場合は病院を受診するようにしましょう。
右腕の付け根が痛い時に考えられる病気
右腕の付け根が痛むとき、肩や腕の使い過ぎだろうと、軽く考えてしまうと思いますが、中には恐ろしい病気が隠れていることもあります。
右腕の付け根が痛い時に考えられる病気について解説します。
腱板損傷
腱板とは肩を自由に動かすことができるためにある、筋肉と腱のことです。
その腱板が加齢のために弱くなる、また、事故やスポーツで損傷することがあります。
初期の症状では痛みも強くないので気が付かないことがあるのですが、悪化してしまうと激痛が走ります。
四十肩や五十肩と間違われやすいのですが、腱板損傷の場合きちんと治療しないと悪化してしまう恐れがありますので、気を付けてください。
石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)
石灰沈着性腱板炎は腱板に石灰がたまる病気です。
原因はわかっていませんが、40代以上の女性に多い病気です。
石灰沈着性腱板炎は症状の現れ方に特徴があります。
夜、寝ているときに何の前触れもなく急に激痛が走るのです。
一度激痛が走ると、寝がえりをうつことすらできません。
朝になっても、手を上げることができず、自分の手の重さで手を下しておくのもつらいので、反対の手で痛む方の手を支えて病院に行く方が多いようです。
この激痛は1週間~4週間続きますが、石灰は自然と消えていきます。
病院でレントゲンを撮ると、はっきり石灰化している部分がわかります。
痛み止めの注射をしてもらい、痛み止めの薬とシップをもらうのが一般的な治療法です。
肝臓・胆のうの病気
肝臓・胆のうに病気があると、関連痛として右腕の付け根が痛くなることがあります。
内臓の痛みを感じる神経と右腕の付け根の痛みを感じる神経が近くにあるため、脳が間違って、腕の痛みとして感じてしまうのです。
肝臓・胆のう自体に痛みがでるということはあまりないので、このサインを見逃さないようにしましょう。
右腕の付け根の痛みがマッサージやストレッチをしてもよくならないようなら、肝臓・胆のうの病気を疑ってみてください。
乳がん
乳腺は乳房から、わきの下につながっています。そのため、乳腺が痛むと腕の付け根に痛みを感じることがあります。
腕の付け根が痛いと感じたとき、乳がんだったということもあるので、しこりがないかセルフチェックを行い、心配なことがある場合は検査を受けるようにしましょう。
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右腕の付け根が痛む症状を予防する方法
腕の付け根の痛みが、疲れやコリからきているのだとしたら、痛みを予防するにはどうすればいいのでしょうか?
右腕の付け根の痛みの原因や対処法、考えられる病気について説明してきましたが、最後に痛みを予防するための予防方法について解説します。
筋肉をほぐす
肩や肩甲骨周りの筋肉が硬くこわばっていると、痛みの原因になります。
ストレッチやラジオ体操などをする習慣をつけて、筋肉をほぐすようにしてください。
とくに肩甲骨まわりは普段あまり動かすことがないので、積極的に動かすようにしましょう。
温める
血行が悪いと筋肉が固まり、痛みが出る原因になってしまいます。
お風呂にしっかり浸かって、体を温めたり、軽い運動で基礎代謝を上げるようにしましょう。
負担をかけないようにする
長時間同じ姿勢でパソコン作業をしたり、重い荷物を片手で持ったりすると肩や腕の付け根に負担をかけてしまいます。
パソコンなどを仕事で使っている人は1時間に1回、休憩を入れて肩や肩甲骨をほぐすようにする。
重い荷物は必ず両手で持つ。
片手で持つときは同じような負荷がかかるように、持ち変えるなど、できるだけ負担をかけないようにしましょう。
姿勢を良くする
姿勢が悪く、猫背になっていたり、体が歪んでいると肩甲骨や腕・首に負担がかかります。
姿勢をよくすることで、痛みが改善することもありますので、やってみてください。
自分の体のゆがみは、自分ではわからないものです、一度、整体院などに行ってゆがみのチェックをしてもらい、ゆがみを治す体操などを指導してもらうといいですね。
また、姿勢を良くするためにはインナーマッスルを鍛える必要があります。
姿勢を良くするというのは意外と筋肉を使うものです。
姿勢を保つために、しっかりと筋肉をつけるようにしましょう。
ストレスをためない
ストレスをためると血行が悪くなり、筋肉が緊張してしまいます。
筋肉の緊張をほぐすために、ストレスをためない生活を心がけるようにしてください。
カラオケやスポーツ、映画を見たりと自分なりのストレス解消法を見つけておくといいですね。
腕は日常生活でよく使う部分です、その腕に痛みがある、激痛が走るような症状が出てしまっては、生活に支障がでてしまいます。
これらの予防法で、右腕の付け根にでる痛みを予防していきましょう。
それでも痛みが出てしまった場合、痛みが激しい、痛みが続くというときは無理をしないようにして、病院を受診してください。
右腕にだるさを感じている場合は、以下の記事にも目を通しておくことをオススメします。