右腕だけがだるいし痛い?その原因と対処法を解説!
運動をしたわけでもないのに、腕がだるいし、痛いなぁと感じることはありませんか?しかも、右腕だけがだるいのです。
何かの病気なのでしょうか?心配になってしまいます。
今回は右腕だけがだるい、痛みがある原因と対処法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
右腕だけがだるいのはなぜ?
腕がだるくなる原因はたくさんありますが、右腕だけがだるい場合はなにが原因なのでしょうか?
考えられるのは胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)です。
胸郭出口症候群とは、鎖骨と腕、肩周辺の血管や神経を圧迫することで、肩や腕にだるさや痛みがでる症状です。
男性よりも女性の方がなりやすいといわれています。
腕のだるさや、痛みの他に肩こりや握力の低下などもみられます。
右腕だけがだるい、痛みがでる原因
右腕だけにだるさや痛みがでる原因は「胸郭出口症候群」であることが多いのですが、それでは、なぜ、胸郭出口症候群になってしまうのでしょうか?
胸郭出口症候群になる原因と考えられる日常の動作について解説します。
・パソコンなどの作業を長時間、同じ姿勢で続ける
・思い荷物をよく持つ
・運動不足
・スマホ・ゲームを長時間する
・不規則な生活
・ストレス
・姿勢の悪さ
このような動作が原因で、胸郭出口症候群が発症すると言われています。
また、骨格的な理由もあり、
・首が長く細身ななで肩な女性
・首が太く筋肉質な男性
がなりやすい傾向にあります。
右側の方やなりやすいのですが、左側も発症する可能性はあります。
腕が、だるくて痛いだけだと軽く考えないでください。
悪化するとしびれが続き、ひどい痛み、握力が無くなり、細かい作業ができなくなるなど、生活に支障がでてきます。
腕がだるく感じるくらいのうちにしっかり治療しましょう。
ちなみに、右腕の付け根が痛む場合は他の病気も考えられます。
ぜひ以下の記事にも目を通しておきましょう。
右腕がだるくて痛いときの対処法
右腕がだるくて痛い、仕事もはかどらなくてつらい、その原因が胸郭出口症候群であるとき、どうすればいいのでしょうか?
痛みを取るための対処法と自分でできるケア方法について解説します。
ストレッチをする
肩の筋肉が硬くなってしまっていると神経や血管を圧迫する原因になるので、ストレッチなどの軽い運動をして筋肉をほぐしましょう。
肩や首だけでなく、背中までしっかりとストレッチすることが大切です。
とくに肩甲骨まわりの筋肉はよく動かしておきましょう。
腕がだるい、痛いなと感じたときはもちろんですが、仕事の休憩時間やちょっとした空き時間にもストレッチすることをおすすめします。
マッサージをする
血流をよくするために、肩や鎖骨周辺をマッサージしましょう。
あまり強くマッサージするとかえって神経を傷めてしまうことがあるので、気持ち良いと感じる強さでマッサージしてください。
温める
湯船にゆっくりと浸かって体を温め、血流をよくしましょう。
湯船の中で、ストレッチやマッサージをするのも効果的です。
熱いお湯に浸かるのではなく、ぬるめのお湯に浸かって体の芯まで温めるようにしてください。
シップ・薬を使う
ドラッグストアや薬局に売っている、消炎鎮痛成分の入ったシップを貼る、痛み止めの市販薬を飲むのも一時的に痛みを取るのには有効な方法です。
しかし、一時的な対処法にすぎませんので、根本からしっかり治療をすることが大切です。
ゆっくり休む
胸郭出口症候群は疲労が原因の場合やストレス、睡眠不足が原因の場合もあります。
しっかり睡眠をとり、体の疲れを取るとともに、ストレスをためないようにしましょう。
ストレスがたまっていると、睡眠障害をおこすことがあります。
ゆっくり休むためにはストレスをためないことが大切になってきます。
ストレスの多い社会ですから、上手にストレスを発散するよう、自分なりの方法を見つけておけましょう。
右腕だけがだるいし痛い、病院での治療は?
胸郭出口症候群の痛みに対する対処法を解説しましたが、これはあくまでも一時的な対処法でしかありません。
それでは、胸郭出口症候群を治すためにはどうすればいいのでしょうか、病院での治療法を解説します。
体操・運動療法
病院では胸郭出口症候群を治療するための体操を指導してくれます。
肩甲骨周辺をほぐすための体操や、筋力アップのための体操などを自宅でも続けるように指導されます。
この運動をしたからといってすぐに治るわけだはありません、時間をかけてじっくり根本から治療するために長く続けることが大切です。
注射
注射は根本的な治療ではないのですが、痛みを緩和してくれます。
注射の良いところはすぐに痛みを取ってくれるということと、痛みがあると筋肉が緊張してしまい、さらに痛みが強くなるということがあるので、筋肉の緊張をとる効果が期待できます。
ただし、注射の場合、長くは効きませんので、時間がたつとまた痛みが出てきてしまいます。
手術
手術はとくに重症の胸郭出口症候群の方に行われる治療です。
事故などが原因で胸郭出口症候群になってしまった場合、手術をすることもありますが、とてもまれなケースです。
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右腕だけがだるく、痛みがある症状の予防法
それでは、右腕だけがだるく痛みがある症状をださないためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
最後に右腕にだるさや痛みをださないための予防法について解説していきます。
姿勢をよくする
デスクワークのとき、スマホやゲームをするとき、普段立っているときも、猫背になっていませんか?
家に帰って、ごろんと寝転んでテレビを見たり、腹這いになって本を読んでいませんか?
この姿勢の悪さが腕のだるさや痛みの原因となっています。
普段から姿勢を良くし、猫背にならないように気を付けましょう。
片腕だけで荷物を持たない
荷物を持つときに、ついつい右手ばかり使っていませんか?
右手ばかりに負担をかけていると、だるさや痛みがでてきます。
荷物はできるだけ両方の手で持つようにしましょう。
いつも右手ばかりで持っている人は、意識的に左手で持つようにしてみてください。
また、重い荷物を運ぶ仕事をしている人も腕がだるく、痛みがでやすいのですが、この症状が右腕だけにでる場合、姿勢が悪い、体が歪んでいるために右手に負担がかかっていることが考えられます。
やはり、姿勢を正しくすることが大切なのです。
ストレッチやマッサージをする
筋肉が緊張している、凝り固まっていると、だるさや痛みを感じるようになります。
普段から、ストレッチやマッサージをするようにして筋肉をほぐしてください。
お風呂の中や、お風呂あがり、体が温まって血行がよくなっているときにするのが効果的です。
規則正しい生活
食事に気をつけて、しっかり睡眠をとる。
適度な運動をするなどの規則正しい生活をおくることで、ストレスもたまりにくくなり、血行もよくなります。
筋肉をつける
肩甲骨周辺の筋肉が少ない人は、腕を上げる動作や重い荷物を持つことで大きな負荷がかかってしまいます。
しかし、女性は洗濯物を干したり、家事をするときに高いところの物を、手を伸ばして取ったり、買い物に行って重い荷物を持つなど日々の生活で負担をかけることが多いのです。
ですから、肩甲骨周辺の筋肉をしっかり鍛えていくことが大切です。
このような予防法で、腕のだるさや痛みをおこさないようにしましょう。
それでも、胸郭出口症候群になってしまったら、悪化する前に早めに治療することが大切です。
また、違う病気の可能性もありますから、一度病院を受診することをおすすめします。
ちなみに右腕の付け根が痛む場合は他の病気も考えられます。
ぜひ以下の記事にも目を通しておきましょう。