左脇腹にしこりができる原因と対処法を解説!
不意に違和感を覚えた左脇腹。
触ってみると、気になる「しこり」が出来ていませんか?
しこりというだけで、「何か悪い病気が?」とドキッと不安になりますよね。
特に女性は乳がんなどでしこりが特徴的な症状ですので、敏感になってしまいます。
今回はそんな気になる左脇腹にしこりができる症状の原因、対処法などを詳しく紹介させていただきます。
男女問わず必見の内容になっていますので、参考にしていただければと思います。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
左脇腹にしこりができる原因とは?
安全な「しこり」とは細胞が固まったものです。
脂肪細胞が主ですが、体内で腫瘍が出来て盛り上がっている場合も「しこり」と言えます。
腫瘍が出来ている場合は触ると痛みがあるので、特徴的かもしれません。
また、痛みがある場合は何らかの病気を疑う必要があります。
また、皮膚に出来ているしこりの多くは良性のしこりの可能性もあり、自然完治という場合も少なくはありません。
もし、体内にしこりが出来ている場合は早急な診察をおすすめします。
痛みを感じない場合でも、内科病院で受診してもらうと良いでしょう。
左脇腹にしこりができることで考えられる病気
良性のしこりの場合もありますが、何が何だかわからないまま放置するのは危険で重病につながる可能性があります。
こちらでは症状も紹介しつつ、左脇腹にしこりができることで考えられる病気について解説をしていきます。
脂肪膿
肥満の人に起こりがちなのが、「脂肪膿」です。
特に40代からからの中年の人は要注意。
「脂肪膿」の初期はしこりがあるけど痛くもなく、大きくなるにつれて痛みが増すタイプが多く、時にはそのしこりが生活で邪魔になることもあります。
押すと動く感じがするのも特徴的です。
手術により取り除くことも可能ですが、良性の場合はその必要性もないとされています。
しかし、「脂肪膿」の中には悪性腫瘍になりかねないものもあり、痛くないからと言って放置するのはあまりよくありません。
気になるしこりが出来てしまったら、皮膚科や外科にいって検査してもらいましょう。
腸にたまったガスが原因
意外にも、しこりの原因が腸にたまったガスが原因ということもあります。
便秘などの消化不良や事務職などで毎日座りっぱなしの人が感じる場合が多く、実際にはしこりが出来ているわけではありません。
しかし、ガスでお腹が張っているためにしこりと勘違いしてしまうというものです。
この場合、食事改善や運動療法などで改善の可能性が高いので、病院に行くほどではないかと思いますが、これは「しこり」があると感じてしまう一例でもあります。
「便秘気味だし、腸が張っているからそう思うのね」と自己診断に任せるのではなく、しっかりした医療機関での診断をおすすめします。
ウイルス性腫瘍
腎臓による悪性の腫瘍であるウイルス性腫瘍は5歳以下の幼児にできる病気です。
左脇腹にしこりができるという症状が幼児に出た場合は、早急に受診する必要があります。
しこりは左右の片方または左右両方に出来るとされています。
表面はなめらかで見た目からすると確認しづらいので、触診するのがおすすめです。
発病の原因は遺伝によるものが多く、兄弟間で発症する場合もあります。
どちらかが発病した場合は兄弟のしこりも確認したほうがよさそうです。
粉瘤(ふんりゅう)
別名「アテローム」とも言い、体内のどこでもできる可能性のある皮下腫瘍です。
粉瘤は良性のものが多く、触っても痛みがありません。
垢や皮脂などがたまったもので、傷跡やニキビ跡など皮膚に穴が開いた後などにできることが多いです。
押すと片目で黒っぽくなる人もいるので、鉛筆の芯が入っているように感じます。
ウイルス感染で出来る場合もあり、腫瘍を潰して体外に膿が出てしまえば良いのですが、体内で潰れてしまうと炎症を起こして赤く腫れることもあります。
こういった場合は早急に皮膚科に行き、体外に膿を出してもらいましょう。
そのあとは抗生物質や痛み止めの薬をもらい、経過観察するぐらいで通院は完了します。
しかし、多くの粉瘤はそのままでも問題なく、長年粉瘤が出来ている人も珍しくありません。
手術で取ることも可能ではありますが、多くの病院は痛くないのであれば手術の必要はないという考えです。
ガン
しこりが出来る場合の「ガン」は種類が多々あり、その症状も異なります。
例えば、「腎細胞ガン」。
初期症状では何もなく、検診などでたまたま発見するケースもありますが、腹部のしこりや血尿で気づく場合もあるそうです。
血尿が出た時点で診断泌尿器科への診断がおすすめです。
また「膵臓(すいぞう)ガン」は消化器官のガンでガンの中でもたちが悪く、早期発見が難しいとされています。
自覚症状がないので、腹部のしこりを発見した時にはすでに進行しています。腹痛や体重の急な減少も症状として出ます。
最後に紹介するのは「肝臓がん」こちらも上記の「膵臓(すいぞう)ガン」と同じく初期症状がなく、自覚症状もないまま、腹部のしこりに気づく場合が多いです。
気が付いた時には末期という病気で、
・尿の色が濃くなる
・お腹に水がたまったようにタポタポする
・倦怠感に襲われる
上記のような症状があります。
今回紹介した以外にも、しこりが出来るガンは複数あります。
ガンのしこりのほとんどは目視が不可能であり、レントゲンなどの検査でない限り発見が難しいです。
発見しても、たかがしこりと思い、放置しないようにしましょう。
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左脇腹にしこりができた場合の対処法
大きな病気にもつながりかねない左脇腹にしこり。
では、しこりに気づいたらどうすればいいのでしょうか?
病気につながるものであれば尚更、下手に触ることもできません。
こちらでは症状を悪化させない為に自分で出来る対処法を紹介させていただきます。
自覚したら放置しない
症状が軽めな粉瘤でも放置していると、悪性のものになり得る可能性があります。
特にしこりというだけで、気になってしまいついつい触ってしまいがちにもなるでしょう。
重い病気の可能性を考えて診察に行けないという恐怖もわかりますが、悪化のリスクを回避するためにはまず病院で正しい検査、診察を受けることをおすすめします。
脂肪膿であっても放置しても勝手に完治するものでもありません。
それに、特にガンの場合は上記で紹介したように「しこり」に気づいた段階で手遅れという場合もありますので、日ごろの健康診断の結果なども気にしておきましょう。
食生活に注意する
脂肪膿の発症患者さんに肥満の人が多いのも、日ごろの食生活の乱れがあります。
ガンの中にも青魚やコーヒーを飲んで予防しようというものもあり、食べるものひとつで「しこり」が出来るリスクを減らせる可能性は十分にあります。
食生活は今回紹介する症状の他にも様々な病気のリスクを減らせますので、肥満体の人は特に今後のことも考えて注意しましょう。
運動や温活で血流を良くしておこう
食生活の改善の他にも運動などで体の温度を上げて血行を良くすることは新陳代謝アップにつながります。
これにより粉瘤などでも上げた
・外部からくるウイルス感染のリスクの低下
・多くのガンになる可能性の低下
が可能となります。
すぐに激しい運動をすればいいということでもなく、体が温まるようにウォーキングや軽めの筋トレから始めるのもよいでしょう。
また、普段浴槽に浸かっていない人は積極的に浸かっていきましょうね。体温が1℃上昇するごとに免疫細胞も活性化し、健康につながりますよ。