指先が腫れて痛みが!原因となる病気や熱がある時についても解説!
体のパーツの中でも一番傷に敏感な「手」
特に指先は紙で少し切ってしまうだけでも、かゆみから痛みに至るケースも珍しくはありませんよね。
気が付いたら痛いというのもよくあることではありますが、ちょっと待ってください。
それは傷でしょうか?
もしかして、原因がわからない腫れや痛みがありませんか?かゆみは?熱を持っていますか?
今回は油断できない指先の痛みを伴う腫れの症状に加え、その原因や考えられる病気。
さらには熱があるときの対処法まで詳しく解説していくので、是非ご覧ください。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
指先が腫れて痛みがある原因とは
指先に限らず腫れているということは、患部の内部または外部の傷が炎症を起こしている可能性が高いと考えられます。
衝撃を受けての炎症はもちろんですが、病気で炎症を起こしている場合もあります。
例えば痛風などは体の関節部分ならばどこでもなる可能性があり、腫れや痛みを伴い、今回の症状に当てはまると言えます。
私たちの生活の中で起きうる病気で、今回のような症状の病気は実は結構多いのです。
痛風やリウマチもまさにそういった症状が出ます。
こういった主に年配の方に多いと思われる病気は実は若い世代でもストレスなどで急に発症すると言われていて、注意が必要です。
指先が腫れて痛く、熱がある場合はどうすればいいのか
熱を持った炎症は軽度のものからそれこそ、眠れない程痛いものもあります。
特にお子様の場合だと、痛みで泣き出してしまう場合もあります。
すぐに病院に行けないときにおすすめしたいのは「アイシング」。
いわゆる冷やすという対処法です。
炎症には痛みを沈める意味で冷やすということが一般的に推奨されています。
ただし、アイシングで注意してほしいのは凍傷になるほど冷やさないこと。
多くても30分のアイシングで一旦終了しておきましょう。
また、炎症が起こっている時にやってはいけないのが、患部を温めないことです。
炎症が活性化して痛みが増してしまう場合もありますので、入浴の際もシャワーのみで済ますのが良いかと思います。
指先が腫れて痛い場合に考えられる病気
痛くてジンジンと腫れている指先。
消毒して絆創膏をすればすぐに完治するかな?とお思いの方も少なくないかと思いますが、本当にそれでいいのでしょうか?
こちらでは指先が腫れて痛い場合に考えられる病気を症状も併せて詳しく解説していきます。
しもやけ
主に冬に起こる「しもやけ」は気温が5℃「前後になるとなりやすいといわれています。
手足などの末端がなりやすく、患部の血行が悪くなるために起こる炎症です。
ジンジンとしたかゆみを伴う炎症が出来て、真っ赤に腫れて炎症が出来て、患部から出血して「アカギレ」になる場合もあります。
治療法としては一気に温めるのは血行が流れすぎてかゆみが増すために良くないとされており、
・水から指先を浸けて徐々に温めていく
・水とお湯を交互に浸けていく
などの方法が効果的とされています。
アカギレ防止のため、保湿することも重要です。
雪遊びなどで夢中になりやすいお子様がかかりやすい季節病として親御さんは注意が必要ですね。
痛風
体内の尿酸が関節で固まってしまうことで、痛みが発生する「痛風」は患者さんの9割は男性と言われるほど、男性がかかりやすい病気です。
腫れや痛みは人それぞれではありますが、傷んだりやわらいだりを繰り返すので、病院に診察に行くと決心するまで、なかなか病院行かない人も少なくありません。
一説には痛みは骨折するよりも痛いとされており、痛風の名前の由来も「風が吹いただけで痛い」というのがあるように、なかなか厄介な病気です。
ひょうそ
指先に出来やすい「ひょうそ」は傷口から細菌が感染してしまい、炎症で腫れてしまう病気です。
傷が乾燥せず、手荒れなどがある人がかかりやすく、水仕事をしている人は注意が必要な症状です。
患部を中心に指がぷっくり腫れて痛みがありますが、多くは痛みの具合は軽いものです。
痛みが我慢できない程になってしまった場合は必ず病院に診察に行きましょう。
ばね指
指の酷使やストレスが原因でなるのがこの「ばね指」です。
簡単に言えば腱鞘炎の悪化状態なのですが、指が曲げにくくなったり、ばねの様に急に動いたりするのが特徴的です。
痛みや腫れも出ますが、出ない人もいますので、診断を決定づけるのは不自然に曲がった指の見た目などになると思います。
自然完治は難しいので、まずは病院に行き、正しい治療をして完治を目指すのをおすすめします。
リウマチ
リウマチの初期症状としてはだるい、熱っぽいなど風邪に似たような症状です。
朝方に関節が動かしにくかったり、日常生活に支障が起きる場合もあります。
腫れ以外に熱が出たように体温が上昇する「リウマチ熱」もあります。
リウマチの原因は体内の組織などが異常を起こし、本来は悪くない軟骨などを敵と見なして攻撃してしまう「自己免疫疾患」が主な原因と言われています。
ストレスや細菌感染で起こることがあり、年配の方の病気というわけではありません。老若男女問わず誰でもかかる可能性がある病気なのです。
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指先が腫れて痛みが起きないための予防方法
上記で指先が腫れて痛みが起きた場合の対処法として「アイシング」について解説をしましたが、予防方法の一つとして逆に温めるということも効果的とされています。
こちらではそんな方法も含めた予防方法を解説していくので、心配な方は実践してみては如何でしょうか。
生活習慣に気を付ける
指先が腫れて痛みが伴う症状の原因となる病気の中には、
・ストレス
・食生活
などを改善することで、病気になることを避けることができるものもあります。
特にリウマチはその典型でアルコール摂取や喫煙を控えることで、病気へのリスクを回避することが可能です。
また、痛風でも食生活を海藻、イモ類中心にすることで改善することが可能とされています。
日常生活の1つ1つを良くすることで十分な予防方法になるますので、是非お試しあれ。
けがをしたら消毒を
上記で紹介した「ひょうそ」を代表に細菌感染で腫れや痛みを発症する場合も少なくはありません。
特にお子様の場合は腫れや痛みの症状に気づかない場合も多いので、親御さんは注意して見てあげることが必要です。
基本的なことではありますが、けがをしたが消毒の上、絆創膏をしてあげることが大切です。
大人の方も例外ではなく「あとで治療しよう」と甘く考えず、けがをしたらすぐに処置しましょう。
指を酷使しない
ばね指や腱鞘炎を始めとする病気の原因の多くは指を酷使することです。
手芸や絵を描くことで手を動かしすぎるのはおすすめできませんが、仕事などでどうしても動かさなければいけない人もいるかと思います。
そんな人にはこまめな休憩や作業後の指、手のマッサージなどをおすすめします。
入浴時にマッサージするとさらに効果的です。
たくさん使った後には程よく休憩させるのが一番ですよ。手や指に優しくしてあげましょうね。