左足の親指がしびれる!その原因と対処法をわかりやすく!
日常生活の中で、ふと感じる足のしびれ。
気のせいかな?とそのままにしている方はいらっしゃいませんか?
しかも、左足の親指だけがしびれる、なぜ親指だけが?不思議ですね。
左足の親指だけしびれるというその症状、もしかしたら、病気の兆候かもしれません。
・左足の親指がしびれる時の原因
・左足の親指がしびれる時の対処法
を解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
左足の親指がしびれる原因とは?病気が隠れている場合も?
それでは、左足の親指がしびれる症状がある時に考えられる病気から解説していきます。
腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア
まず、足がしびれる原因として、
・血行が悪い
・神経を圧迫している
といったことが挙げられます。
その中でも、左足の親指だけがしびれるのは、腰に原因があるのではないかと考えられます。
そんなときに考えられるのが腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアです。
親指のしびれの他に腰に違和感や痛みがある場合は、腰椎椎間板ヘルニアを疑ってください。
しかし、中には腰の違和感よりも先に親指にしびれが出たというケースもありますので、腰に異常がないから腰椎椎間板ヘルニアではないとはいいきれません。
巻き爪
巻き爪とは、爪が巻いて皮膚に食い込んだ状態です。
たかが巻き爪とばかにしてはいけません!
痛みや炎症によって、しびれで歩くのが困難になってしまうケースもあるのです。
巻き爪の原因は、
・爪の切り方が悪い
・靴が合っていない
・スポーツで足先に過度の力が加わる
など様々ですが、場合によっては爪を剥がさなければいけないほどになってしまいますので、早めに皮膚科を受診してください。
糖尿病
糖尿病とは、インスリンが低下することで、高血糖の状態が続く病気です。
自己免疫疾患などが原因となり、インスリンが生成されなくなり、インスリン注射が必要なⅠ型糖尿病と、生活習慣の乱れなどから発症するⅡ型糖尿病があります。
糖尿病になると合併症として、神経障害を発症することがあります。
この時に手足の先がしびれるという症状が出るのです。
・のどの渇きを異常に感じる
・尿が泡立ってくる
・体がだるい
などの症状がある場合は糖尿病を疑いましょう。
糖尿病の場合は、病院でしっかり治療をすることが大切です。
放っておくと、神経障害だけでなく、足を切断する、目が見えなくなるなど、大変な事態を招くこともあります。
痛風
痛風は尿酸値があがることで発症する病気です。
食生活の乱れや運動不足が原因だと考えられています。
激しい関節痛が起こる場所として、
・親指の付け根やかかと
・くるぶしや肘や首
などがあげられます。
一番初めの症状があらわれるのが足の親指、しかも片方だけに症状が現れる場合がほとんとなので、足の親指の関節に、痛み・違和感・腫れが現れたら病院を受診するようにしましょう。
動脈硬化症
血管は本来弾力があるものですが、その血管が硬くなってしまうのが、動脈硬化症です。
動脈硬化症になると、血管が硬いため、血液をうまく送り出せなくなります。
また、血管が狭くなっていたり、詰まることもあり血液の流れが悪くなるのです。
そのため、体の末端である足の指にしびれがでてきてしまいます。
悪玉コレステロールが増えることや、肥満、高血圧、糖尿病などが原因になっていることが多いので、食生活を見直して、しっかり治療していくことが大切です。
脳卒中
脳の血管が詰まる脳梗塞や脳の血管が破れる脳出血・くも膜下出血を総称して脳卒中といいます。
発症すると命の危険があるだけでなく、重い後遺症を残すこともあります。
脳卒中の初期症状として手足など末端のしびれがあります。
他にも、
・頭痛やめまい
・ろれつが回らない
・物が二重に見える
・細かい作業ができない
・まっすぐ歩けない
などの症状がある場合は脳卒中を疑い、すぐに病院を受診しましょう。
パニック障害
パニック障害の症状の1つに、しびれがあります。
全身のしびれを引き起こすこともありますし、手や足だけにしびれが出ることもあります。
パニック障害になると、突然不安な気持ちになり、動悸や頻脈が起こります。
めまいやふるえ、息苦しさ、汗が大量に出て、胸の不快感が出るなどの症状がおこります。
10分程度で収まりますが、また、発作を起こすのではないかと怖くなり、外にでることもできなくなってしまいます。
1人で悩まずに心療内科で治療をすることが大切です。
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左足の親指がしびれる時の対処法
左足の親指がしびれて気持ち悪い、なんとなく気になってしまう。
そんな時はどうすればいいのでしょうか?
最後に左足の親指がしびれる時の対処法について解説していきます。
原因の特定
まず、左足の親指のしびれの本当の原因を特定しなくてはいけません。
その原因によって、治療法、対処法は変わってくるからです。
今回は左足の親指のしびれが、椎間板ヘルニアだったとして解説していきます。
椎間板ヘルニアの場合は、整形外科を受診し、感覚や筋肉の異常、動かした時の痛みの出方などを確認してから、MRIなどの画像で診断します。
原因が椎間板ヘルニアだと診断されたら、椎間板ヘルニアを治療することで、親指のしびれも改善することができます。
温熱療法
病院では腰の筋肉の緊張をとるために、温熱療法をします。
自宅でも、しっかり腰を温めるためにお風呂に入る時は湯船で温まるようにしましょう。
腰が痛む時は、温シップを貼ったり、温めたタオルを患部にあてるのも有効です。
牽引(けんいん)療法
骨盤にベルトをして、牽引する治療法です。
必ず病院で、スタッフの指示に従って行うようにしてください。
牽引療法は温熱療法と同じく、保存療法になります。
3か月以上続けても効果が見られないとき、患者さんの意思で手術になることもあります。
姿勢を良くする
体が歪んでいると、ある一定の場所に負担がかかってしまうことがあります。
普段から姿勢を正しくすることで、腰椎椎間板ヘルニアになるのを防いでくれます。
また、仰向けに寝転んだ状態で、膝を抱えるように持ったり、足を上げて膝の裏を持って、膝の曲げ伸ばしをするストレッチもオススメです。
腹筋・背筋を鍛える
痛みがある時は無理をせず、コルセットなどで固定をすることが大切ですが、痛みが無くなったら徐々に、腹筋・背筋を鍛えて、自分の筋肉でしっかりと体を支えられるようにしておきましょう。
このように、左足の親指がしびれる原因が、思いもよらないところからきていることがあります。
たかがしびれと思わず、病院を受診して、原因をつきとめ根本から治療していくようにしましょう。