目の下にふくらみがあるのは病気?その原因と解消法を解説!

年齢のせいか、最近目の下のふくらみが気になってきたという方は多いのではないでしょうか?

年齢とともに、目の下のたるみ、ふくらみが気になる、というのはよくあることです。

しかし、なんとなく違和感がある…と感じることはありませんか?

その目の下のふくらみ、病気が原因かもしれません!

今回は、

・目の下にふくらみがある時の原因

・目の下にふくらみがある時の対処法

・目の下の痙攣が止まらない時の予防法

といったことについて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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目の下にふくらみがあるのはなぜ?

目の下にふくらみができるのは多くの場合、年齢による肌のたるみが原因だと考えられます。

しかし、病気の可能性もありますので注意が必要です。

中でも注意してもらいたいのがバセドウ病です。

バセドウ病とは、甲状腺の病気です。

のどにある甲状腺から出る甲状腺ホルモンが過剰に作られてしまうことで様々な症状がでます。

バセドウ病になると目の筋肉や眼窩(がんか)脂肪が炎症を起こして腫れることから、目が飛び出したように見えたり、目の下がふくらむという症状がでてきます。

またバセドウ病以外に考えられる病気については、後ほど解説をしていきます。

 

目の下にふくらみがある原因は?

目の下にふくらみがある原因がバセドウ病である場合、なぜバセドウ病になってしまうのでしょうか?

バセドウ病は自己免疫疾患の1つです。

自己免疫疾患とは何らかの原因で、細胞が自分自身を攻撃してしまう病気のことです。

バセドウ病も、甲状腺ホルモンを出す細胞が自分の体の中にできてしまい、甲状腺を刺激するために、過剰に甲状腺ホルモンが出てしまうのです。

原因ははっきりしていませんが、

・疲れやストレス

・妊娠や出産

・更年期などのホルモンバランスの変化

・喫煙

などが関係しているのではないかと考えられています。

 

目の下にふくらみがあるときに考えられる病気

目の下にふくらみがあるときに考えられるのは、バセドウ病だけではありません。

目の下のふくらみに隠された怖い病気について解説していきます。

 

心臓病

目の下にふくらみがある場合、心臓病の可能性が考えられます。

目の下にふくらみがある人がみんな心臓病というわけではないので、心配しないでください。

ただし、急に目の下のふくらみが気になるようになった、息切れや動悸があるという場合は心臓病の可能性がありますので、注意が必要です。

急に発作を起こすこともありますので、日ごろから注意しておきましょう。

気になる場合は早めに病院を受診するようにしてください。

 

眼窩蜂巣炎(がんかほうそうえん)

眼窩蜂巣炎とは眼球が収まっている骨の周りが化膿して炎症を起こしている状態です。

怪我などによる感染症、副鼻腔炎、歯の病気が原因で炎症を起こしていると考えられます。

充血やむくみ、眼球の突出、痛みなどの症状がでます。

視力が低下してしまったり、発熱や頭痛、吐き気などを起こすことがあり、命にかかわる場合もありますので、すぐに眼科を受診するようにしてください。

 

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群の初期症状として目の周りにむくみが出ることがあります。

他にも顔や、足などにむくみがあらわれ、ひどくなると、腹水がたまり、尿量が減ってきます。

むくみがある、尿が泡立つ、体重が増えたなどの症状がある時は、病院を必ず受診するようにしてください。

 

目の下にふくらみがあるときの解消法

目の下にふくらみがある原因が加齢によるたるみからきている場合は、コラーゲンを与えたり、お肌のお手入れをすることで、ふくらみを解消することが可能です。

しかし、バセドウ病の場合はどうすればいいのでしょうか?

バセドウ病で目の下にふくらみがあるときの解消法について解説していきます。

 

病院を受診する

バセドウ病が原因で、目の下にふくらみができている場合、まずバセドウ病を治療する必要があります。

バセドウ病は自然治癒する病気ではありません、病院で適切な治療をする必要があります。

放っておくと悪化していき、大変なことになりますので、必ず病院を受診するようにしましょう。

 

薬を服用する

バセドウ病の治療には、薬を服用する方法があります。病院で処方された薬を飲みながら、1~3か月ごとに定期検診を受けましょう。

薬を飲み続ければ、2年~5年で治りますが、副作用が出ることもありますので、注意が必要です。

 

アイソトープ治療

バセドウ病の治療では、入院をして食事制限をした後に、甲状腺だけに効く放射線ヨードというカプセルを飲む方法があります。

飲んだ後も、甲状腺の様子を定期的に調べることが大切です。

投薬治療よりも早く効き、手術跡が残らない治療法になります。

妊娠中や授乳中の方はこの治療を受けることはできません。

 

手術

バセドウ病は手術で甲状腺を取ることで完治することができます。

手術で甲状腺を全て切除すれば、再発の心配はありませんが、甲状腺を全て取ってしまうと、甲状腺機能低下症になってしまい薬を飲まなければいけなくなります。

どの治療法を選ぶからは医師とよく相談して決めてください。

そして、バセドウ病がよくなったとしても、目の下にできたふくらみが治るとは限りません。

バセドウ病がよくなってくると、だんだんとふくらみが消えていく人もいますが、ふくらみが治らない人もいるのです。

それでは、バセドウ病がよくなっても、目の下のふくらみが治らなかった時はどうすればいいのでしょうか?

バセドウ病が原因の目の下のふくらみがどうしても気になる場合は、まずバセドウ病の治療をしてから、形成外科で目の下のふくらみを治療するようにしましょう。

必ず、バセドウ病の治療をしたことを伝えてから治療してもらうようにしてください。

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目の下にふくらみができるバセドウ病を予防する方法

バセドウ病は原因がはっきりしていないため、完全に予防するのは難しい病気です。

しかし、できるだけリスクを減らすためにできることを解説していきます。

 

ストレスをためない

ストレスや疲れがバセドウ病を引き起こす要因だと考えられています。

しっかりと睡眠をとり、体と心の疲れをためないようにすることが大切です。

また、お風呂にゆっくりつかる、リラックスできる時間をつくる、適度に運動をするなど、ストレスをためない生活を送るようにしましょう。

 

たばこは吸わない

たばこを吸うことも、バセドウ病を引き起こす要因だと考えられます。

禁煙をすることで、バセドウ病になるリスクを減らすことができます。

また、バセドウ病を発症した時も必ず禁煙をするようにしましょう。

たばこを吸い続けると治療の妨げになりますので、気を付けてください。

 

バセドウ病になりやすい人は自覚をしておく

バセドウ病は遺伝の可能性があります。家族にバセドウ病の人がいたら必ずバセドウ病になるというわけではありませんが、可能性は高くなります。

また、妊娠や出産、更年期などホルモンバランスが崩れやすい時期にある人も注意が必要です。

このように、バセドウ病になりやすい人は、とくに疲れやストレスをためないように気を付けて、必ず禁煙をするようにしましょう。

バセドウ病は予防することが難しい病気です。

そしてしっかり治療しないと悪化してしまう怖い病気でもあります。

初期の段階で病院を受診し、しっかりと治療することで、治すことができますので、気になることがあったら、必ず病院を受診するようにしましょう。

また、再発しやすい病気でもありますので、一度バセドウ病になったことのある方は、定期検診を忘れないようにするだけでなく、再発しないように規則正しい生活をするようにしましょう。

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