眼球の傷が痛い!自然治癒で治ることはあるの?

眼球に傷がついてしまい痛い、という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

風で砂埃が舞い、目に入ってしまったり、コンタクトが破れていたり…。

眼球ですから、視力が落ちたらどうしよう、放っておいていいのかな?と心配になってしまいますね。

眼球の傷が痛い時、自然治癒で治ることはあるのでしょうか?

今回は、

・眼球の傷が痛いとどうなるのか?

・眼球の傷は自然治癒するのか?

・眼球についた傷を治す方法

・眼球に傷をつけないための予防方法

といったことについて解説していきます。

 では、早速見ていきましょう。

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眼球の傷が痛いとどうなるの?

コンタクトの使い方が悪い、異物が入る、ぶつけたなどの理由で眼球に傷がついてしまうことがあります。

眼球に傷がついてしまって痛い時、眼球はどうなるのでしょうか?

眼球には結膜と角膜があります。

白目の上にある膜が結膜、黒目の上にある膜が角膜です。

結膜と角膜が、白目と黒目を保護する役割をしています。

眼球に傷がつくということは、この結膜と角膜に傷がついている状態です。

角膜には知覚神経が通っていて傷が入ってしまうと痛みがでやすい部分になっています。

例えば、小さなごみが入っただけでも、痛くて目が開けられなくなってしまいますよね。

この時に異物を取ろうと目をこすったりすると、角膜に傷が入ってしまい、取れたあとも痛みが残ってしまいます。

結膜は角膜ほど痛みを感じません。

ですので、眼球の傷が痛い時は角膜に傷が入っていることが多いと考えられます。

眼球の傷が痛いと、

・目が充血してしまう

・視力が低下してしまう

・目がかすんだりぼやけて見える

といった症状の原因になるほか、結膜炎や角膜炎の可能性も考えられます。

さらに角膜が剝がれたり、傷が感染をおこし潰瘍を発症することもありますし、失明の可能性もありますので注意が必要です。

 

眼球の傷は自然治癒するの?

眼球についてしまった傷は自然になおることはあるのでしょうか?

眼球についた傷が上皮だけの場合は、自然に治癒しますので、心配はいりません。

角膜は新陳代謝がとても早く、小さな傷ならすぐに治ってしまいます。

しかし、痛みが強い場合や傷が深い場合は、自然治癒は難しく、治療が遅れることで、視力が低下してしまったり、目の病気になってしまう恐れもあります。

ですので、自己判断はせずに病院を受診することをおすすめします。

 

眼球についた傷を治す方法は?

眼球に傷がついて痛い、目がゴロゴロして気持ち悪い、放っておいて大丈夫なのかと、ついつい気になってしまいます。

そんな眼球についた傷を治す方法について解説していきます。

 

自然治癒

目に異物が入ったことなどで、眼球に傷がついた場合は、自然治癒が1番の治療方法です。

目を触らない、こすらないようにしていると、傷は自然に治ります。

触ったり、こすったりすると傷が深くなったり、細菌に感染してしまう恐れもありますので、気を付けてください。

目に異物が入ると、痛みでポロポロと涙が出てきます。

その涙と一緒に異物も流れ出てきますので、できるだけ目を触らないようにしましょう。

 

異物が取れた後に目薬を使う

できれば、病院を受診して、目薬を処方してもらうのがいいのですが、病院に行く時間がとれない方は市販の目薬をさしましょう。

しかし、薬局やドラッグストアに行くと、たくさんの目薬が売っています。

それぞれの症状にあった目薬を使う必要がありますので、薬剤師さんに相談してから買うようにしてください。

 

病院を受診する

小さな傷なら自然治癒しますが、結膜に傷が入った場合、痛みを感じにくいので、気が付いた時には悪化しているということも考えられます。

また、金属片が目に入ったときや、木の枝、洗剤などが入った時は深く傷が入っている可能性や細菌などに感染することも考えられます。

少しでも違和感がある場合は、念のため病院を受診することをおすすめします。

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眼球に傷をつけないための予防方法

小さな傷であれば、自然治癒する眼球の傷。

しかし、深い傷がついてしまったり、細菌感染を起こすと視力の低下だけではなく、失明の恐れもあります。

そこで、眼球に傷をつけないための予防法について解説していきます。

 

目を触らないようにする

目に異物が入ったときは、目を触らないようにすることが大切です。

・涙で自然に流れ出るのを待つ

・どうしても出ないときは流水で洗い流す

・清潔な洗面器などに水をためてその中で目をパチパチとまばたきする

・目薬をさす

といった方法を試してみてください。

手でこすってしまうと、目に傷がつく原因となっています。

異物が出た後も、目を触らないようにしてください。

もし、傷が入っていた場合、そこから細菌が入ってしまう可能性があります。

また、日曜大工をするときや、洗剤を使う掃除のときなどは眼鏡やゴーグルをして目に異物が入らないように予防しましょう。

 

目を休ませる

紫外線などにあたった後は、目をしっかり休ませるようにします。

目をつぶって冷やしたタオルなどを目の上に置くなどして、目に受けた刺激を取りましょう。

強い日差しが予想される時は、

・サングラスをする

・日傘を使う

などして、目を守ることも大切です。

 

コンタクトは正しく使う

コンタクトを付けたり、外したりするときは、きれいに手を洗って、コンタクトを消毒する習慣をつけるなどコンタクトの使用方法は必ず守りましょう。

また、使い捨てのコンタクトを使うときは、

・使用期間を守る

・傷がないか確認する

長時間付けたままにしないようにする

といったことに注意すると良いです。

目に異常があるときやコンタクトを付けた時に違和感があるときは、使用を中止して、病院を受診するようにしましょう。

 

目の渇きに注意

パソコンやスマホの使い過ぎで、目が乾いてしまったり、エアコンなどで目が乾いてしまうことがあります。

目を使う仕事のときは、

・まばたきを多くする

・エアコンの風は直接当たらないようにする

といったことに注意して目の乾燥を防ぎましょう。

ドライアイも目が傷つく原因となってしまいますので、目の渇きには気を付けてください。

ドライアイが気になる場合は、ドラッグストアなどに売っている、涙の成分に似た目薬を使ってみてください。

 

目薬の成分に注意

目薬を買うときは、成分をよく見て、できるだけ防腐剤が入っていないものを選ぶようにしましょう。

わからないときは、薬剤師さんなどに相談してから買うようにしてください。

 

メイクをするときの注意

メイクをするときは、目の際ぎりぎりにメイクをするのでは避けましょう。

目を大きく見せようと、目の際にメイクをすると、メイクが目の中に入ってしまう危険があります。

また、つけまつ毛やまつ毛のエクステも、目に入らないように気を付けてください。

 

まとめ

視力の低下や失明の危険も伴う、眼球の傷、できれば傷つけたくないものです。

不意の事故など予防できないこともありますが、予防できることはしっかりと予防して、大切な目を守るようにしましょう。

また、思ったより傷が深く自然治癒できなかったり、細菌などに感染している可能性もありますので、自己判断は危険です。

少しでもおかしいと思ったら、必ず病院を受診するようにしましょう。

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