靴擦れして足が痒い!早く治すのにおススメの薬は?
新しい靴をはいたり、ヒールが高めの靴を履いたり、夏祭りで履きなれない下駄を履いたりした時に、誰もが一度は「靴擦れ(くつずれ)」を経験しているのではないでしょうか。
あんなに小さな傷なのに、どうにもこうにも痛い!
酷いときは、血が滲んだり、皮がめくれてしまったりなどして「もう歩けない」という程の傷みを伴う事もありますよね。
ところが最近、「靴擦れで痒い!」という声を聞くようになりました。
靴擦れが「痛い」のはわかりますが、「痒い靴擦れ」とは一体どんな状態なのでしょうか。
今回は、
・靴擦れが起きてしまう原因
・靴擦れを早く治す対処法
・靴擦れに対して効果的な薬
といったことについて解説をしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
靴擦れが起きる原因
多くの方は、靴を購入するときには、きちんとフィットしているかどうか、歩いた時に痛くないか等々を確かめてから購入しているかと思います。
そして、「買った時はぴったりのサイズだったのに!どうして痛くなるの?!」という疑問も、一度は感じた事があるのではないでしょうか。
ここでは靴擦れの原因について解説していきます。
買ってからサイズが合わなくなるのは●●が原因?
お店で試した時にはピッタリだったのに、実際に履いて出かけてみたら、歩いている内にどんどん足が痛くなる・・という経験をされた事がある方も多いのではないでしょう。
これは「浮腫み」が原因になっている事が多いのです。
例えば、靴を購入したのが午前中だったとします。
午前中というのはまだ体が元気な状態。
これが1日を通して動いている内に、体内に老廃物が溜まったり、長時間同じ姿勢でいたりすることによって、浮腫みが生じます。
専門的な言葉で言うと「突発性浮腫」といいます。
一般的には、夕方に向けてむくみが顕著に現れ、それは主に下肢や手、お腹や顔に出やすいと言われている浮腫みです。
この浮腫みのせいで、朝よりも足のサイズが大きくなってしまい、結果かかとや指などが靴にこすれてしまって靴擦れになると言われています。
靴擦れは摩擦が原因?!実は火傷?
靴に足が触れたからと言って、全てが靴擦れになるわけではありません。
靴擦れは、サイズのあっていない靴を履いた結果、靴と足とが摩擦を起こすことを言います。
この摩擦によって生じる熱は、なんと50℃~80℃近くになることもあります。
その熱で低温火傷をしてしまうのですね。
火傷をした結果、皮がめくれてしまったり、酷いときにはみずぶくれの症状をきたしてしまったりするのです。
「たかが靴擦れ」と軽くみて、適切な処置をしないと、化膿してしまう事もあるほどです。
靴擦れを早く治すには!?
皮がめくれても痛いですが、水ぶくれまで行くと本当に痛いですよね。
歩くのが嫌になってしまうこともあるかと思います。
そんな時には、一体どんな治療をすれば早く痛みから解放されるのでしょうか。
ここでは靴擦れへの対処法や、靴擦れの予防方法などについて解説していきます。
モイストヒーリングが効果的?
どんな傷でも共通ですが、清潔な水で、傷の汚れを完全に洗い流します。
その後、昔ならの手法ではありますが、
オロナイン軟膏を塗るのも効果的です。
オロナインを塗ったあと、ガーゼをあてておいてください。
傷口の可能を防いでくれます。ま
た、薬とは少し違いますが、傷パワーパッドもお勧めです。
貼るだけで自然治癒力を高め、痛みを和らげながら早く治してくれるという優れものです。
靴擦れのほとんどは、自宅でのこういったケアで治りますが、数日たっても回復の兆しがない物は、皮膚科を受診する事をお勧めします。
靴擦れを予防するには?
靴擦れの原因は、足の浮腫みであったり、靴が固すぎることであったり、歩き方のせいであったりと様々。
そのどれに当てはまるとしても、痛い思いをする前に、防げるものなら防ぎたいのが「靴擦れ」ですよね。
ここでは、様々な靴擦れ防止策について解説していきます。
定番は絆創膏!
靴擦れ防止の大定番は、やはり絆創膏です。
靴擦れができそうな場所にあらかじめ絆創膏を貼っておけばかなりの確率で靴擦れを防ぐことができます。
最近は、靴擦れ専用の絆創膏も出ています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの「マメ・靴ずれブロック」は、薄いのに柔らかなクッションが、靴の圧迫や摩擦から足を保護してくれるというもの。
他には女性向けに製薬会社が開発した、フットケアシリーズもあります。
また一般的に女性はヒールが高い靴や、細の靴を履く事が多いので、靴ずれにもなりやすいですよね。
以下の商品は靴擦れを起こしやすい女性にお勧めです。
つま先やかかとをメインに保護するもの、ストラップ部分を保護する物など、様々なタイプがあるので、その日に履く靴や、自分の足の状態で選ぶことが出来る優れものです。
最近は、靴擦れ防止グッズも充実してきていますね。
こういったケア商品を上手に利用しながら、シューフィッターがいるお店などで自分に本当にピッタリの靴を選ぶことも、靴擦れの防止策になりますよね。
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靴擦れが痒い!それって実は○○かも?
傷の治りかけが痒い事ってありますよね。
ひどい靴擦れをして水ぶくれなどが治りかける時も、やはり「痒い」と感じる方が多いようです。
これは傷が治る過程なので気にしなくて大丈夫なのですが、問題は「靴を履いていると足が我慢出来ない程痒くなる!」「なんだかずっと足が痒い!」というもの。
一体、この痒みの正体はなんなのでしょうか。
靴を履いていると足が痒くなる、その原因は?
靴下を履いて、靴を履いて暫く歩いていると無性に足が痒くなる。
その痒さの原因は、実は靴ずれではなく「水虫」である可能性が高いです。
足の側面に水ぶくれ状に出来る「小水疱型水虫」、指や指の間に出来る「趾間型水虫」などが考えられます。
小水疱型水虫は、水ぶくれを潰しても移る事はありませんが、趾間型水虫は移ります。
勿論、移らないからと言って故意に潰しますと雑菌が入って二次的な症状を引き起こす事がありますので、気を付けてください。
水虫の市販薬としては、殺菌力のすぐれたブテナロック
などがありますが、水虫の場合はその種類によって治療方法が違ってきますので、早めに専門医を受診する事をお勧めします。
おわりに
いかだったでしょうか?
「靴擦れのせいで痒い~!」と思っていたものは、もしかしたら水虫なのかもしれない!
という驚きの事実が出てきましたね。
長時間靴を履いていると、どうしてもムレるので、それが原因で水虫になってしまう事もあるようです。
また、純粋に足と靴が擦れることで出来てしまう靴擦れは、あらかじめの予防策をとっておく事で、かなりの確率で改善することが可能です。
最近は「痛くなる部位にワセリンを塗っておくとよい」という斬新な方法まで出てきています。
すべりを良くすることで、摩擦を防ぐことが狙いのようですね。
靴擦れへの対策や、ホームケアへの知識も大切ですが、一番大切なのは「自分に合った靴を履く事」です。
お洒落だから、格好いいからという理由だけでサイズの合わない靴を履いていると、靴擦れだけではなく、外反母趾や腰痛なども引き起こしてしまうので、注意してあげてくださいね。