眼球に白い透明なできものができた!その原因と対処法を解説!
ふと鏡を見た時、目になにか白いできもののようなものがある!という経験をしたことがある方はいらっしゃいませんか?
眼球にできものができるなんて、心配になってしまいますね。
今回は、
・眼球に白い透明なできものができる原因
・眼球に白い透明なできものができたときの対処法
・眼球に白い透明なできもができるのを予防する方法
といったことについて解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
眼球に白い透明なできものができる原因
眼球に白い透明なできものができてしまったら、びっくりしてしまいますし、不安になってしまいます、
まずはこの白い透明なできものができる原因について解説します。
結膜嚢腫(けつまくのうしゅ)
眼球の白目を覆っている結膜という膜にできた、プクッとした袋状の腫瘍を結膜嚢腫といいます。
良性の腫瘍ですが、大きくなると目に違和感が出てきます。
結膜嚢腫ができるのは、怪我や手術をした後が多いのですが、何もしていないのにできることもあります。
結膜のリンパ管が詰まってしまうことや、表面の組織が結膜の中に入り込んでしまうことで発症します。
良性の腫瘍ですので治療の必要はないのですが、悪化すると炎症を起こすこともあります。
また、再発しやすいので、気になる方は病院を受診するようにしてください。
瞼裂斑(けんれつはん)
コンタクトの刺激などが原因で、結膜が厚くなった状態を瞼裂斑といいます。
目の端にでき、鼻側にできることが多いのですが、耳側や両方にできることもあります。
瞼裂斑ができると、炎症がおこりやすくなります。
これを瞼裂斑炎というのですが、瞼裂斑炎になると血管が増えてしまい、目が充血したように見えます。
・見た目が気になる
・異物感が気になる
といった人もいます。
瞼裂斑になる原因は、コンタクトの刺激のほかに、体質、紫外線や加齢によるもの、などが関係していると考えられます。
結膜浮腫(けつまくふしゅ)
結膜浮腫とは、結膜の下に水が溜まってしまう症状です。
目をこすってしまったり、触ったことでおきるアレルギー反応だと考えられます。
花粉症などで目がかゆい時に、目を掻いてしまうことなどが原因で起こり、白目がブヨブヨと腫れて見えることから、心配になってしまいますが、数日で治ることがほとんどなので、心配はいりません。
ただし、あまりに長引く場合は他の症状が原因となっている場合も考えられるので、そういった時は必ず病院を受診するようにしましょう。
眼球に白い透明なできものができた時の対処法
眼球に白い透明なできものができると、違和感があったり、見た目が気になってしまうものです。
眼球にできものができてしまった時はどうすればいいのでしょうか?対処法について解説していきます。
目を触らない
眼球に白い透明なできものができていると、気になってしまいついつい触ってしまいたくなりますが、触ると細菌が入ったり、症状をさらに悪化させてしまうことがあります。
目をこすったり、触ったりしないようにしましょう。
目の上を冷やす
目の上を冷たいタオルなどで冷やすことで、かゆみを抑えることができます。
アレルギー反応などでかゆみがあるときは、目の上に冷たいタオルを置いてかゆみを抑えましょう。
コンタクトレンズは外す
普段コンタクトレンズを使用している人で、眼球に白い透明なできものができている場合は、コンタクトレンズを外しましょう。
コンタクトレンズが原因で、できものができている可能性もありますし、コンタクトレンズが眼球を刺激して症状が悪化することもあります。
病院を受診する
眼球に白い透明なできものができても、数日で治ることがほとんどです。
しかし、
・なかなか症状が治まらない
・違和感があり気持ちが悪い
・痛みがある
などの症状が出てきた場合は、ほかの病気の可能性もありますので、病院を受診するようにしましょう。
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眼球に白い透明なできものができるのを防ぐ方法
自然に治ることの多い、眼球にできた白い透明なできものですが、見た目が悪く周りの人に心配されたり、違和感があり気持ちが悪いこともありますので、できればできてほしくないものです。
眼球に白い透明なできものができるのを防ぐ予防法について解説していきます。
アレルギー対策をする
花粉症などのアレルギーでかゆみがあっても、目をこすってはいけません。
アレルギーのある人はアレルギーの対策をしっかりとしておきましょう。
花粉症の対策としては以下の方法があります。
・花粉が飛散する時期は外出時に眼鏡をかける。
・家に入る前に服などを払い花粉を落とす。
・家に帰ったら、すぐに手洗いうがいをする、さらに顔も洗うとより効果的。
・空気清浄機などを利用して、室内の花粉を除去する。
・洗濯物は乾燥機を利用したり、室内干しする。
・アレルギーの治療をして、かゆみを出さないようにする。
その他のアレルギーの方も、アレルギー物質をできるだけ除去することが大切です。
それでもかゆみが出てしまった時は、目の上に冷たいタオルなどを置いて目を冷やし、かゆみを抑えるようにしましょう。
氷などは冷たすぎて、目や皮膚に刺激を与えてしまうので、注意しましょう。
紫外線やドライアイを予防する
強い紫外線を浴びたり、ドライアイになることも目に負担をかけてしまいます。
紫外線が強い日は、日傘やサングラスを使用することで、紫外線から目を守ることができます。
また、エアコンが効いた室内などは乾燥していることが多いので、目薬を使用して目の乾燥を防ぐようにしましょう。
ドライアイを防ぐ目薬を選ぶ時は、
・涙の成分に出来るだけ近いもの
・防腐剤を使用していないもの
を選ぶようにすることで、目への刺激を最小限に抑えることができるのでオススメです。
目を休める
目の使い過ぎを防ぐために、パソコンなどを長時間見る仕事をしている人は1時間仕事をしたら休憩して目を休めたり、遠くを見るようにしましょう。
また、スマートフォンなどを長時間見続けることで、若い人でも目に大きな負担がかかっていますので、長時間のスマートフォンの使用は避けることをオススメします。
ちなみに。目が疲れたと感じる時は、目をぎゅっとつぶってパッと開く、目の運動をするとすっきりします。
他には、
・目の周りを優しくマッサージする
・目の上を蒸しタオルなどで温める
といったこともおすすめです。
目の周りの筋肉をほぐし、目の疲れを取ることができます。
コンタクトの使用方法を守る
コンタクトは直接目の中に入れる物ですから、いつも清潔にしておき、使用方法は必ず守るようにしましょう。
また、長時間付けたままにしておくのは目に大きな負担がかかりますので、眼鏡と併用するようにして、できるだけコンタクトの装着時間を短くすることが大切です。
コンタクトを使用している時に、少しでも違和感がある場合は、
・コンタクトを外して様子を見る
・病院を受診する
などして、目を守るためには普段から自分で気を付ける必要があります。
このように、目を刺激から守ることで、眼球にできる白い透明なできものを予防することができますが、予防方法を試しても、できものができてしまうことはあります。
まとめ
ほとんどの場合は自然に治るのですが、痛みや違和感がある、なかなか治らない場合はすぐに眼科を受診するようにしてください。
自然に治る症状だとしても自己判断はせずに、病院を受診することで、悪化を防ぐことができますし、他の目の病気だった場合は早期に発見することが可能となります。
中には、視力が落ちたり、失明の可能性がある病気もありますので、気になる方は病院を受診するようにしてください。