喉が急にチクチクして違和感が!骨が刺さったような感じがする?
子供の頃、魚の骨が喉に刺さり、喉がチクチクした経験の方、少なくないかと思います。大人になると、魚を食べる際に回避できますが、小さな子供の頃はなかなか気をつけては食べませんよね。
独特の嫌な違和感は大人になってもなかなか忘れられないですよね。
しかし、大人になって急に魚も食べてないのに、そんな痛みが再来したら?
それはもしかしたら喉の病気かもしれません。
今回はそんな喉に魚の骨が刺さったようなチクチクした違和感を感じた方への原因とその対処法を解説して行きたいと思います。
今回の流れ
喉がチクチク痛い違和感はなんなのか?
喉が痛くなり、咳やくしゃみなどが出る場合、多くの人は「風邪かな?」と感じると思います。
急な喉の痛みの多くウイルス性の外部感染で扁桃腺などが腫れていると言えます。
咳が出る時点で、風邪の可能性が高いでしょう。
しかし、咳がやくしゃみもなく、しばらく立っても発熱や体のだるさなど風邪特有の状態が見られ無い場合、これはアレルギー性の炎症の場合があります。
アレルギーの原因は人それぞれなので、何が原因とは言いがたいですが、その人がアレルギー反応を起こす食品や花粉などが口内に侵入したことが大元かと思われます。
また、その他にも喉はデリケートで、口内の細菌が隣接していることもあり、カンジダなどの病気を発症する危険性もあります。
これは人と人への感染もしますが、体内に必要な細菌が減少すると、異常繁殖した菌が暴走しても起こりうる病気です。
コレだけ上げてみても喉のチクチク痛い原因は多々あります。
痛いだけでは明確にどれが原因かとは言いがたいのですが、今回は魚の骨が刺さったような感じという具体的な痛みがあるので、上記のものが原因かと推測されます。
しかし、物理的なものから精神的な症状も近年、少なからず見られています。
症状から考える病状
チクチク痛い違和感と骨が刺さったような感じから、当てはまる症状を上げてみたいと思います。
乾燥しがちな冬場ですと風邪などの症状も考えられますが、今回は通年起こりうる物もピックアップさせて頂きました。
6つの症状が有力かと思われます。
殆どのものは薬での改善が期待出来ますが、ちょっと厄介なものもあります。
下記からそれぞれの症状について見ていきましょう。
咽喉頭異常感症
今回紹介する中でもなかなかに厄介な咽喉頭異常感症。
近年、増えているもので原因はストレス性のものです。
何の前触れも無く、急に発症して、それこそチクチク痛い違和感と骨が刺さったような感じがします。
鬱病や神経病などに関連することもあり得ますが、逆流性食道炎との関連もあり、一概にストレスが全ての原因とも言えない病気です。
また、診察で見た場合、特に問題ないように診断される方も多く、病院を変えて何度も診察される方も多い病気です。
口腔カンジダ症
上記でも上げた喉や口内を犯すカンジダ症です。
口腔カンジダ症と一重に言っても、実は様々な症状が考えられます。
口腔カンジダ症の中でも伸縮性カンジダ症は痛みを伴い、今回の症状に似たものになります。
お茶などの熱い飲みのもを飲んだ際に痛みが増し、最悪味覚障害も感じる様になります。
しかしながら、口腔カンジダ症の多くは偽膜性カンジダ症で痛みは無く、口内に白い斑点状の苔が出来るのが特徴です。
見た目には大げさな感じではありますが、早期発見で診断を受ければ酷いことにはなりませんので、発見次第、耳鼻咽喉科へ急ぎましょう。
アレルギー性の喉の腫れ
アレルギー性の喉の腫れは小さい子に起こりがちな病気なのですが、大人でも急なアレルギー発症はありますので、気をつけなければいけません。
何が自分の体に合っていないのか、病院でアレルギー診断を受けることも可能なので、不安な方は一度診察を受け、結果を見て食べ物などに注意を払いと良いでしょう。
急性扁桃炎
これは風邪の症状として見られる細菌感染の急性扁桃炎。
喉にある扁桃腺に外部から入って来たいわゆる風邪菌に犯されている状態です。
喉が痛いというだけの初期段階ならば、熱などが出る前に対処出来ますが、悪化すると慢性単純性扁桃炎になり、だるさや発熱も出て本格的な風邪になります。
下咽頭癌
菌に感染したのが咽頭の場合に起こる急な喉の痛みを、急性咽頭炎と言います。
また、カラオケなどで歌い過ぎの場合、痛む可能性があるのも咽頭です。
トローチや飴を舐めるだけでも症状は軽くなりますが、痛い場合は病院に行くのが確実です。
余談ではありますが、咽頭はクラミジアによる感染例もあり、対人感染も十分考えられます。
治療は薬を飲むだけの簡単な物ですが、診断された際は十分注意を払わなければなりません。
下咽頭癌
最後はかなり、少ない可能性ではありますが下咽頭癌も理由に考えられます。
チクチク痛い違和感と骨が刺さったような感じは下咽頭癌の症状にも上げられており、不安になる方もいます。
下咽頭癌の場合、ものを飲み込んだ時にも違和感や痛みがあり、耳の奥が痛むこともあります。
また、風邪でもないのに声がかれて、いつも通りの声ではない状態に。
呼吸する際も息苦しくなり、ゼーゼーしたりするのも特徴の1つです。
スポンサーリンク
喉が痛くならない様にする対処法
喉が痛くならない様にするには多少ながらも対処法はあります。
症状毎に異なりますが、こちらではチクチクした違和感にならないように出来る対処法を紹介して行きましょう。
煙草を吸わない
体に良い影響を与えない煙草は喉にももちろん悪いです。
風邪をひいた際は一旦止めて頂くことを医師から進められる人もいるかと思います。
免疫力が弱っている状態で煙草を吸うと、治る風邪も治りませんし、喉に負担もかかってしまうからです。
風邪のときだけではなく、禁煙を心がけてみるのもいいのではないでしょうか?
刺激物を食べない
たまになら食べても問題ないかと思いますが、チョコレートやコーヒー、辛い物は喉には良くありません。
毎日飲食しているのであれば、せめて3日に1回…1週間に1度…など徐々に少なくしてみるようにしてはどうでしょうか?
ぜひ喉に違和感を感じているときだけでも、刺激物の飲食を避けることを心がけてみましょう。
ストレス発散を日常化
ストレス性の喉の痛みも紹介させて頂きましたので、ストレスを溜め込みがちな方は発散方法を見つけてみてはどうでしょうか?
運動やゲーム、イラストを描くのでもいいのです。
自分にあった発散法を見つければ、溜め込むストレスも減らせると思います。
代謝を上げる
代謝を上げることは人間の血流促進にも繋がり、体内温度も上がります。
ダイエットにもつながりますし、風邪をひきにくい状態になります。
免疫力向上も期待出来ますので、口腔カンジダ症などにも上げられる抗生物質投与での細菌の異常繁殖も起こりにくくなると思います。
程よく休憩する
仕事が忙しく、なかなか周りを見ていられないという人も多いかと思います。
ストレスも溜まり、食事もバランスよく摂れていないのではないでしょうか?
忙しい日常の中で5分だけでも休憩を挟み、「今日の夕飯は○○にしよう」や「帰宅したら○○しよう」などの考えをまとめるだけでも、リラックス効果や健康にも繋がるのではないでしょうか?
喉を気遣う
基本的なことですが、乾燥しがちな季節は喉も病気になり易いです。
マスクをしたり、部屋を加湿してみたり、人が多い場所ではトローチを舐めて菌が入っても予防出来る状態を整えてみるのもいいですね。
また、春や秋なども花粉によるアレルギー性の炎症を防ぐ為の空気清浄機も欠かせません。
自分に合ったケアで喉を守りましょうね。