貧血で寒気がする原因と対処法を分かりやすく解説!
季節の変わり目や急に体を動かしたときや通勤途中など、ひょんなことから貧血は起こりがちです。
毎月の月経がつきものの女性には特に多く、多くの女性が並んでいるかと思います。
貧血には様々な種類があり、出る症状も不妙に異なってくるのですが、共通して多い症状が寒気です。
コートなどを着用している冬場は良いのですが、夏など薄着の季節に起こると悪化の可能性のある寒気。
今回は貧血の寒気に注目して、その原因や対処法などを詳しく紹介して行きます。
貧血にお悩みの方には特に注目して欲しいので是非、ご覧下さいね。
今回の流れ
貧血で寒気がする原因
そもそも貧血とは大まかな原因はその名の通り、
・血液の減少によるもの
・酸素の減少によるもの
があります。
酸素の減少による症状は脳貧血と呼ばれる病気なのですが、貧血とは正確には全く異なるものになります。
症状も似ており、区別がつかない場合もあるのですが、クラッときたときに目の前が真っ白になるのが脳貧血、真っ暗になるのが貧血と言われたりします。
どちらも意識が薄れて、失神してしまう可能性もあるので、外出先で倒れると非常に危険です。
また、貧血や脳貧血の際に寒気がする原因としては貧血は血液循環が悪くなるため体中に血液が巡りにくくなり、寒さを感じるのに対し、酸欠の場合はエネルギーを燃やしにくくなることから代謝は悪くなり、寒気を感じます。
それぞれの貧血の症状をチェック
それぞれの貧血になる場合、体中からシグナルが出ます。
しかし、フラフラしたり、頭が痛くなる前に前兆の様なものも出ており、気づき易いと言えば気づき易い症状ではあります。
それぞれの貧血になったらまずは下記の様な症状が現れます。
【貧血】
- 目の前が暗くなり、立ちくらみの様になる。
- 座った状態から立ち上がると、クラクラする。
- 冷や汗や出て、顔の血色が悪くなる。
- 意識を失う
【脳貧血】
- 頭が痛くなる
- 目の前が真っ白になり、立ちくらみの様になる。
- 手が震える
などが挙げられます。
貧血は日常生活の積み重ねでなる可能性が多いのですが、脳貧血の場合は一過性のもののこと多いです。
なので、脳貧血は安静にして、深呼吸すれば大抵は改善します。
しかし、貧血の場合は、
・疲れ易くなる
・爪の中が白くなる
・抜け毛が増える
・口内炎ができやすくなる
と様々な前兆症状があります。
これらの症状が重なって、多くなった場合は貧血になりやすい可能性がありますので、注意が必要になります。
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貧血で寒気がする原因は日常生活にあり?
さて、貧血で寒気がする理由は上記で大まかに説明させて頂いたのですが、寒気に行くまでには日常生活で貧血になり得る様な行動をしている可能性があります。
まずはその原因を4つにまとめてみました。
では、下記ではそんな原因について解説して、改善方法も解説していきましょう。
食生活が不規則
貧血は鉄分の不足からなる場合が多く、コンビニなどでよく販売されているお弁当やカップラーメンなどは鉄分が含まれた食品が入っていることが少ないです。
鉄分の多くは、
・カツオやほうれん草
・柿やレバー
などの新鮮な生鮮食品に含まれていることが多いです。
それ以外に鉄分は季節の食品に含まれていることが多く、バランス良く食べれば貧血知らずの体作りが出来ます。
鉄分はサプリなどでも補うことが可能です。
そればかりでは良くありませんが、どうしても忙しく、食生活が乱れる場合はサプリでの補給を1つの選択肢にしてみても良いでしょう。
また、ダイエット中で極端に食事制限している方や朝ご飯を食べない方も貧血予備軍の可能性が高いです。
呼吸が浅い
無意識のうちに呼吸が浅くなっている。なんてことはないでしょうか?
特に通勤途中の電車の中などで眠ってしまいついつい、呼吸が浅くなり、脳に行き渡る酸素が少なくなると、脳貧血になる可能性が高くなります。
なかなか意識しないと難しいのですが、日常的に深呼吸や腹式呼吸を意識すると脳に酸素が行き易いです。
口呼吸よりも鼻呼吸が脳に酸素が行き易く、おすすめなので、是非行ってみてくださいね。
また、酸素スプレーなどで酸素補給するのもいいかもしれません。
妊娠中であるまたは生理が重い
女性の貧血にありがちな生理中であったり、妊娠中である場合です。
特に生理中はひどい人の場合、体を動かすのも困難な場合があります。
気持ちが滅入って鬱々してしまい、化粧乗りも悪くなりますよね。
薬を飲みたいけど、生理中は市販の薬は飲みたくないという方も少なくないはずですので、食事やサプリなどで改善してみましょう。
また、体が冷え易く、貧血が起きた場合は寒気も感じ易いかと思いますので、
・お腹にホッカイロを貼ってみる
・極力浴槽で入ってお湯に浸かる
といったことをしてみましょう。
妊婦さんの場合は生理とは少し異なり、葉酸欠乏による貧血が起こる可能性があります。
葉酸とはお母さんと赤ちゃんの成長を促進させる大切な成分で妊婦さんはよく葉酸のサプリを飲まれている人もいますよね。
赤ちゃんの脳や体の成長を促進させる葉酸は欠如すると大変ですので、サプリなどで積極に摂取することをおすすめします。
睡眠不足
何にしても休息は絶対必要です。
鉄分は寝ている間に体の中に取り込まれると言われており、上記で挙げた食生活を改善しても、寝不足のせいでその行いも全て台無しになってしまうのです。
鉄分だけではなく、赤血球の生産も滞り、貧血を引き起こす大きな原因となる可能性があります。
鉄分だけではなく、お肌や体を修復する成長ホルモンは寝ている間に作られますので、充分な睡眠は必須です。
貧血で寒気がした場合の対処法
貧血で寒気がした場合、まずは何をすればいいでしょうか?
1番重要なのは休息と体を温めることです。
貧血の際には立っているのも辛いですよね。
我慢して立っていると転んで怪我をする危険性もありますので、まずは理想的なのは寝ること。
無理なようならば座ることが重要です。
そして、急な貧血で寒気を感じた際、実は冬よりも夏の方が気をつけなければいけません。
それは寒気を感じたらまず体を暖めなければいけないのですが、夏はクーラーや薄着のせいでなかなか体を暖めにくいということにあります。
貧血が起き易いひとは薄手のストールなど持っているといいですね。
貧血で冷や汗も出易いので、汗を拭くのも忘れない様にしましょう。クーラーガンガンの部屋での冷や汗は体を余計に冷やしてしまいますからね。
冬場は着用のコートがマフラーなどで暖を取り、外の寒い場所にいるよりも室内で安静にするのがおすすめですよ。
また、鉄分のサプリなどを飲んでおくのも良いでしょう。
個人差もありますが、錠剤は30分程で効果がでるようなので、動ける様になるまでは薬を飲んでジッとしましょうね。
水分補給などで気を紛らわせるのも対処法のひとつと言えます。
特に体調が悪い時は、炭酸や甘い飲み物お飲むと少し楽になります。