コテで顔や首をやけどした!対処にオススメの薬や防止法は?
ファッションに気を使う女性ならば自宅にあるかもしれない髪の毛を巻くコテ。
価格も安く、自宅で気軽に巻き巻きできるのは、嬉しいですよね。
しかし、コテは熱で髪の毛を巻いているので、注意を怠るとやけどになってしまう可能性が出てきます。
コテとは基本温度が高ければ高い程、仕上がり具合も良くなっていきます。
美容室のものは結構な温度まで上がるものが多く、家庭用のものでも設定温度も限られますが、最大180℃は設定可能のコテなんかも普通にありますよね。
手で触ると大変な温度です。
今回はそんなコテでやけどした際の対処法やおすすめのお薬、防止法なども交えて紹介させて頂きますので、おしゃれ女子には必見ですよ。
今回の流れ
コテで顔や首をやけど!どうしよう?
そもそもコテは髪の毛を巻くもので、顔、首、手などはやけどしやすい場所です。
使っている人も熱いことは承知の上で、気をつけてはいるかもしれませんが、スイッチをオフにし忘れて、そのまま熱い部分を触ってしまったという例も少なくはありません。
コテでやけどした場合、多くは軽度のものかと思いますが、軽度のものでも跡が残ってしまう可能性があります。
まずは患部を冷やすことをおすすめします。
やけどは色素沈着などの危険もありますので、まずは早急に冷やすことが重要です。
大きく水ぶくれになる可能性もあり、無理に水ぶくれを破こうとはせずに病院に行くことをおすすめします。
皮膚が単に赤くなってヒリヒリする場合は軽度のものなので、数日立てばすぐに治ります。
しばらくは痛いですが、市販または病院で処方してもらった薬で凌ぎましょうね。
病院にどうしてもいない場合は、以下のような薬もオススメです。
やけどの状態を見よう
やけどをした!と感じた時にまずは自分のやけどの症状も見ておきましょう。
やけどは大きくわけて3つの状態にわかれており、それぞれ治療が異なってくる場合もあります。
Ⅰ度熱傷
やけどの中で最も軽いものですが、赤くなりヒリヒリした痛みが続く症状です。
触ると痛く、お風呂などに入る時に傷が痛みます。
やけどの症状が出ている時は暖めるのはNGなので、早急に冷やして、少しで痛みを緩和しましょう。
Ⅱ度熱傷
Ⅰ度熱傷よりも症状が重く、赤い腫れとともに水ぶくれが出来ているのが特徴です。
あまりに酷いと痛みも感じにくくなり、患部が重みを感じることもあるのだとか。
Ⅲ度熱傷
やけどの中でも最も重いもので、体の広範囲をやけどの犯された状態になります。
皮下組織にまで達した場合は細胞が死んでしまうため、皮膚が壊死した状態になり患部切断の可能性も出てきます。
コテでここまでの症状になるには故意がない限りは出来ないかと思いますが、生死に関わる状態なので、すぐに病院に行きましょう。
上記でも述べましたが、コテの場合は長時間触っていない限りは、軽度のⅠ度熱傷で済む可能性が高いです。
しかし、顔や首はどうしても見えてしまう箇所で、日常生活においてはしばらく注意は必要なのも事実です。
スポンサーリンク
顔、首にやけどをした場合の対処法
やけどの初期対処で最も大切なのが冷やすこと。
大前提であり、一番にやって欲しいことです。Ⅲ度熱傷まで行くと即救急車レベルですが、それ以外だと「明日病院行こうかな」程度で済ます人もいるかと思います。
冷やす以外にどんな対処法ができるのでしょうか?
こちらでは病院に行く前に出来る「冷やす」以外の対処法を紹介して行きます。
消毒をしない
やけどの際は消毒をしないと!と思う人もいますが、やけどの際は消毒よりも保湿をすることが重要です。
変に消毒してしまうと場合によっては再生に必要な細胞を殺してしまい、やけどの再生が遅くなる可能性があります。
また、カーゼなどをあてる人もいるのですが、場合によってはガーゼをめくる際に皮膚も一緒に剥けて、皮膚が傷つく可能性がありますので、注意が必要です。
冷やすにしても、袋に氷と水を入れたものをあてると良いです。
結露した水分は患部を潤してもくれるので、対処法としては最適です。
保湿をしておく
上記でも挙げた保湿は患部が乾き、跡を残りにくくする為の対処法です。
結露した水分での保湿も応急的には良いですが、持っていればワセリンまたは緊急処置としてリップクリームなどを塗っておきましょう。
また、やけどを保湿しておくのは「ラップ療法」といって、医学会でも注目されている治療方法です。
ガーゼでは皮膚を傷つけてしまいますが、傷を乾かさず常に保湿された状態にしておけば痛みもなく、治りも早くなると言われています。
最近ではドラッグストアで、保湿しながら治して行く絆創膏も販売されており、入手可能であれば、そういったものを使用していくのもありです。
しかし、絆創膏が無い場合は保湿クリームを塗って、患部をラップで巻くのも良いでしょう。
とにかく、乾かさないでおくのが早期回復の近道です。
紫外線に注意
軽いやけどは2週間程で治るとされていますが、なかなか長引いてしまうやけどもあるかと思います。
そんな時、外出にも注意しておきたいです。
紫外線は特に皮膚にダメージを与えます。色素沈着の恐れもあり、やけどの跡が残り易くなる可能性もあります。
1年中紫外線に気をつけなければいけない日本では、特に3月から8月など服装が薄着になる時期は特に注意したいです。
冬などの寒い時期でも油断していると顔や首はすぐ紫外線の危機にさらされますよ。
やけどの症状が出ているうちはあまり、やけど治療以外の薬は使いたくありませんが、刺激の少ない日焼け止めクリームなどを塗っておくことや、帽子・日傘などを活用してみましょう。
化粧はしない
女性は顔や首に関しては毎日お化粧しないといけない人もいるかと思うのですが、出来ればヒリヒリと痛い期間中はお化粧もしてほしくないです。
理由としては、
・お肌への負担を軽減させたいこと
・化粧品の成分が治療の妨げになる可能性
があるからです。
どうしても化粧しないといけない人は、お肌に優しいミネラルファンデーションなど余計な成分は入っていないものを選びましょう。
また、やけどを早く治す為に基礎代謝が上がる様に食生活や睡眠時間も十分に気を使いましょう。
早く不自由無く化粧出来る様にコツコツ頑張りましょうね!
顔やコテをやけどしない為の防止方法
上記では対処法を紹介しましたが、やけどにならない為にはまず予防法も必要です。
「よくコテでやけどしちゃう」という人に必見なので、是非覚えておいてくださいね。
タオルを巻く
首のやけど防止に効果的な方法です。
フェイスタオルをマフラーの様に巻くことで、やけどを防ぎます。
シンプルな方法ですが毛先が首もと辺りまである人は急いでいる時についつい、やけどしがちなんですよね。
フェイスタオルは何処のお家にもあるので、誰でも出来るシンプルかつ有効的な方法です。
ヘアターバンなども幅のあるものだと、ちょうど良いサイズなので首を守ってくれます。
コテをする時の向きにも注意
コテ使う際、鏡を見ながら正面を向いてする人もいるのではないでしょうか?
顔のやけどは前しか見えていない人に起こりがちな事故です。
前を向いているだけでは皮膚とコテの距離感がわからないですからね。
おすすめなのが下を向きながらやることです。
とくに前髪は首を傾げてコテと体との距離を見つつやると良いです。下を向くことで、よそ見をすることも防げます。
高温で巻きすぎない
コテは温度が高いほど巻きもよくなるのですが、やはりやけどの原因にもなりますし、180℃以上の温度で髪のキューティクルがボロボロになります。
実際、街中で見かける女性でも髪の毛が痛んでいる人はコテなど高温にさらされた人もいるのではないでしょうか。
どうしても高温にするのであれば、基本的にはサッとあて、サッと電源をオフにする習慣をつけましょう。
これだけでもかなり防止策にはなりますよ。