玄米スープの効果・効能がスゴイ!簡単なレシピや作り方も!
最近はスーパーなどでもよく見かける、「玄米」や、「玄米スープ」。
「玄米は体に良い」という言葉をよく聞きますので、なんとなく「体に良い玄米のスープなのだから良い物なのだろう」という認識はお持ちだと思います。
しかし、「玄米スープはどんな風に体にいいの?」と聞かれると、言葉に詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら「そもそも玄米ってなんだろう?」という方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、
・玄米の持つパワー
・巷で人気の玄米スープのパワー
などを、効能効果を見ながらご紹介していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
玄米の持つ効果・効能による4つのパワー!
「玄米」と言われると、普段食べている「お米」とは違う種類に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、実は皆様におなじみの「お米」のことなのです。
籾殻(もみがら)というコメの外側の硬い皮をとっただけのものを「玄米」と呼びます。
馴染みの深い「白米」は、玄米から糠(ぬか)を取り除いて磨きあげていったものを指しますので、色も白くなって、まさしく「白米」。
対して玄米は、糠(ぬか)がついたままなので、黄色がかったベージュ色です。
それでは、「玄米」が何かが解ったところで、詳しく玄米の持つパワーをみていきましょう。
食べるだけで美人になれる?!
玄米には、
・若返り効果
・美肌効果
が高いとされるビタミンEをはじめ、
・神経症や肌荒れを改善する働き
・血行を良くする働き
を持っている「ビタミンB群」が、白米の4倍近く含まれています。
玄米を食べるだけで、美容に効果の高いビタミンを豊富に摂ることができますので、まさに「食べるだけで美人になれる」と言ってもよいのかもしれません。
玄米はダイエットに最適!?
玄米は、白米に比べると硬めに炊きあがりますので、普通に白米を食べるよいりも、しっかりと「噛む」ことが習慣づけられるとも言われています。
しっかりと噛むことによって、脳の働きが活性化されて満腹神経も刺激してくれるので、少量で満足感を得ることが出来ます。
また腹持ちも良いと言われていますので、豊富なビタミンを摂取しながら、食事の量を抑えることに効果が発揮されます。
ダイエット中の食事としては、かなり効果的なのではないでしょうか。
便秘が改善される?!
玄米には、白米の約9倍もの食物繊維が含まれています。
成人に必要な食物繊維は、1日に20~25gと言われています。
しかし実際の成人の食物繊維摂取量は、目標摂取量よりも5~10g不足しているというデータがあります。
食物繊維が豊富と言われている野菜から取り入れることももちろん可能でしょう。
しかし野菜だけでなく、玄米から食物繊維を摂取することも選択肢の1つです。
ご飯茶碗1杯で約6グラムの食物繊維をとることのできる玄米は、野菜だけでは取り切れない部分を補う食品として最適だと考えられます。
体内に取り入れられた玄米は、腸内環境を整える事に力を発揮して、便秘の改善に高い効果を出せると考えられています。
如何でしょうか。
玄米には計り知れないパワーが詰まっていることがわかりましたね。
「玄米はすべての病気に効果がある」と断言する人もいるほどです。
しかし、やはりメリットのあるものには、デメリットや気をつけなければいけない部分というものが、当然ながら存在します。
次の項では、健康を役立てる上で玄米を取り入れるにはどのようにしていくのがベストかをご紹介したいと思います。
すべての病気に効果がある?!玄米スープの力
玄米は非常に栄養バランスに優れた食品ですが、白米と同じ様に炊くと硬い上にゴワゴワぼそぼそとした食感になり、お年寄りや赤ちゃんには「食べにくい」食品となってしまいます。
また、玄米に多く含まれている食物繊維も、「不溶性食物繊維」と呼ばれ、水を吸収する特徴があります。
なので、すでに便秘の方が何の工夫もせずに玄米だけを摂取すると、腸内の水分を吸い取ってしまって、便秘をさらに悪化させる恐れもあります。
こういった玄米のデメリット・・というよりは、「特徴」をしっかりと考えて効果的に「玄米の利益」をとっていくには、「玄米スープ」が一番良いと言われています。
ここでは、玄米のメリットを享受するのに、なぜ玄米スープが良いのかをご紹介していきます。
玄米は水を含ませることで、より優しく体に吸収される
どんなに玄米が優れた栄養を持っていても、噛む力がない方に無理に食べさせても消化不良を起こしてしまいます。
胃腸が弱っている方が、硬い玄米を食べるのは、却って体の負担になってしまいます。
そこで、玄米を煮出して「玄米スープ」として飲むことで、弱った体に柔らかく玄米の力が染み通り、玄米のすぐれた栄養バランスを取り入れていくことが可能になるのです。
玄米スープには解毒作用もある?!
玄米は豊富な栄養素を持った食品ですが、同時に体内の毒素を外へ押し流すという排泄作用も持っています。
特に、玄米を丁寧に炒って黒炒りにすると、リンパ管を綺麗にする効能が高まると言われています。
黒炒り玄米スープを飲むと、リンパの流れが滞る事で、
・症状が辛くなる気管支炎や花粉症
・むくみや高血圧症
までをも緩和してくれる作用があると言われています。
玄米スープでがんも治る?!
「玄米スープを飲んだらがんが治った」という話もありますが、これは残念ながら科学的根拠はないとされています。
しかしながら、ガンの症状が重くて全く食事を受け付けなかった患者が、「玄米の重湯だけは受け付ける事が出来て、その後食欲が湧いて来た」という症例がいくつも報告されている事も事実です。
ガンが治るとは言えませんが「何も喉を通らない」という時には、玄米を丁寧に炒って煮たものを裏ごしした玄米スープならば、弱り切った体を回復させるための手助けになる事も多いようです。
如何でしょうか。
普通に玄米を炊き上げて食べても栄養は摂れるのですが、スープにすることでより一層栄養を吸収しやすいという事がわかりましたね。
効果的に食生活に取り入れる事で、健康的な生活を送って頂けたらと思います。
しかし、いくら玄米が豊富な栄養素を持っているとは言っても、体調の悪い時は玄米スープにだけ頼るのではなく専門医を受診するなどして、ご自身の体に最良の手立てを打っていく事をお勧めします。
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玄米スープのレシピ。玄米パワーを手に入れよう!
豊富な栄養を持っている事が解った玄米スープの一番スタンダードな作り方と、ちょっとしたアレンジをご紹介したいと思います。
玄米スープのレシピ
玄米と梅干、そして昆布で作る、一番スタンダードな玄米スープです。
【材料】
玄米 お好みの量
塩 少々
水 玄米の7倍
- フライパンなどに玄米を炒れ、弱火から中火を調節しながら30分程丁寧に炒っていきます。色が変わったら火を止めます。
- 土鍋(なければ、普通の鍋でも問題はないです)に、炒った玄米と分量分の水を入れ、お粥を作るのと同じ要領でトロトロになるまで煮込みます。
- 笊と布巾などを使い、②で煮た物を丁寧に裏ごします。
- 裏ごしして出来た物が「玄米スープ」です。飲む人の体調に合わせてお湯で濃さを調整し、塩を適量入れて味を調えます。
裏ごしして残った玄米は、雑炊やお好み焼きに入れて食べると、余すことなく玄米の栄養素を吸収できます。
また、
・煮込むときに昆布を入れる
・食べる時に梅干しを添える
などすると、違った味を楽しみながら、食欲を回復する手助けにもなります。
素晴らしいパワーを持った「玄米スープ」を、体調に合わせて濃さを調整しながら、栄養素をしっかりと吸収し、あなたの健康ライフに役立てて行ってください。