ベーコンって生でそのまま食べられる?電子レンジでもオススメ!
一般的に「ベーコンは焼いて食べるもの」というイメージですよね。
スーパーなどの売り場でも冷蔵されて売っていますし、自宅でも冷蔵庫で保存しますから、なんとなく「加熱してから」というイメージがあります。
ベーコンに似た食品の「ハム」は加熱するという考えはないのに、なぜ「ベーコンは焼いて食べるもの」という思い込みがあるのでしょう。
ここでは、ベーコンはそもそも「加熱して食べるべき食品」なのか、「生で食べるべき食品なのか」を考えながら、ベーコンの美味しい食べ方をご紹介していきたいと思います。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
ベーコンってなんだ??
生で食べられるのか、加熱して食べられるのかも大切ですが、その前に「そもそもベーコンって何の肉?」という方も多いのではないでしょうか。
まずは、しっかりとベーコンを知ることで、加熱で食べるべきなのか、生で食べても大丈夫なのかを考えて行きたいと思います。
ベーコンとは
豚のバラ肉(あばら骨周辺の肉)を塩漬けしてから燻製したものをベーコンと言います。
他の部位に比べて脂肪分が多いのも特徴ですよね。
日本では、部位によって呼び方が少し異なっていて、一般的に言うベーコンは、バラ肉の部分と言います。
豚の肩部分で作ったものはショルダーベーコン、豚の背中の部分の肉で作ったものはロースベーコンと呼ばれています。
燻製しないベーコンがある?
日本で「ベーコン」と呼ばれている物は、全て燻製がされています。
つまり、火が通っています。
日本のベーコンとは少し違う製法で作られるベーコンが「パンチェッタ」。
やはり豚バラ肉で作られます。
製法も非常に似ていて、豚バラ肉を塩漬けしたものが基本です。
しかし、パンチェッタの場合は、燻製をせず、塩漬けだけで熟成させます。
パンチェッタを燻製させた物がベーコンと呼ばれるのです。パンチェッタは火を通していないので、「生ベーコン」とも呼ばれています。
一口に「ベーコン」と言っても、数種類あるという事がわかりましたね。
一般的なベーコンは加熱処理をしているようですが、生ベーコンは加熱処理はしていません。
そうなると、生ベーコンは生では食べない方が安全と言う事でしょうか・・・?
さらに詳しく次の見出しにて見ていきます。
ベーコンは生で食べられるの?
ベーコンと言っても、「生ベーコン」と「ベーコン」に大きくわけられ、加熱処理のあるものとないものにも分けられるという事がわかりました。
ここでは、実際に生で食べられるのか、もし食べられるなら注意するべき点があるのかなどを、考えて行きましょう。
日本で売っているベーコンは生で食べられる
基本的に、日本で製造されているベーコンは、そのまま食べる事が出来ます。
「生で食べる」というと少しドキドキしてしまいますが、日本で作られているベーコンは殆どのものが加熱処理が済んでいます。
つまり、火が通っているので、販売されている時点で「生」ではないのです。
売られている商品のパッケージに「加熱食肉製品」と書かれているのが、加熱処理をしている証拠になります。
「加熱食肉製品」と書かれていれば、安心してそのまま召し上がってください。
パンチェッタは生でたべられる?
同じベーコンでも加熱処理をしないで作られる「パンチェッタ」も生で食べることが出来ます。
燻製ではなく、熟成させる事で生ハムのような濃厚な味を楽しめるようになるのですね。
ただ、自家製で作る場合は、菌が付着してしまう恐れがありますので、パスタに入れるなどの何らかの加熱処理をしてから召し上がった方が無難といえます。
日本で売られているベーコンは、一見「生」に見えますが、実はほとんどのものが過熱処理が済んでいる事がわかりました。
それならば、そのまま食べても問題がないですね。
ベーコンのパッケージに「加熱食肉」と書かれているかどうかをきちんと見極めた上で、そのままの味を楽しんでください。
ベーコンのおススメの食べ方
私達が「生」だと思っているベーコンは、実は加熱処理の済んでいる物。買
ってきた状態で食べられるのに、何故「加熱して食べるもの」という考えが一般的になってしまっているのでしょうか。
加熱した方が美味しいから?それとももっと他の理由があるのでしょうか。
この見出しでは、ベーコンのおススメの食べ方等をご紹介していきたいと思います。
生ベーコンをそのまま食べる場合
生ベーコン(パンチェッタ等の非加熱食肉)を食べる場合は、その熟成度合いを楽しむためにレモンをかけるだけでも美味しく召し上がる事ができます。
イチジクとクリーうチーズを生ベーコンで巻くのもおススメ。
生ベーコンは、生ハムに似て果実の甘みが良く合うと言われていますので、イチジクの他に完熟メロンやリンゴなどとあわせて見ても良いでしょう。
白ワインのおつまみとしても最適です。
どうしてベーコンは加熱する物と思われているの?
ベーコンは、非常に脂分が多い食品です。
まず「脂を食べる・楽しむ」食品である事を頭に入れておきましょう。
同時にベーコンは「要冷蔵」食品でもありますので、通常は冷やされた状態で保管されています。
冷やされた状態ですと、脂も固まってしまっているので、ベーコン本来の「脂を食べる・楽しむ」が出来なくなってしまいますよね。
買って来た状態のままでもお召し上がりいただけますが、ベーコン本来の旨味を引き出すためにも、加熱をしてから召し上がる事をお勧めします。
私達の中に「ベーコンは焼くもの」という思い込みがある理由がなんとなくわかりましたね。
火を入れることでベーコンの脂の旨味が出る事を、日常の食生活の中で知っているからなのかもしれません。
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ベーコンの美味しい食べ方!レンジでチンもオススメ?
前の見出しで、生ベーコン以外は加熱した方がベーコンの脂の旨味が出て、美味しく食べられるという事がわかりました。
どうせ加熱するのならば、一番おいしく食べられる加熱方法を知っておきたいですよね。
やはりフライパンなどで炒めるのが一番なのでしょうか。
ここでは、ベーコンの美味しく食べられる加熱の仕方をご紹介しておきたいと思います。
意外と美味しい?レンジでチン!
アメリカ映画などに登場する朝食シーンで、カリカリに焼かれたベーコンをよく見かけます。
何とも言えない香ばしさが伝わってくる、一度は食べてみたいベーコン料理と言えるのではないでしょうか。
実はこのカリカリベーコン、レンジで簡単に作ることができるのです。
本当に簡単に出来ますので、こちらに作り方をご紹介しておきますね。
- 耐熱皿に、耐熱ボウルを逆さまに置きます。
- ボウルの底部分にベーコンを1枚ずつ並べます。
- 電子レンジで、ベーコンがカリッとなるまで加熱します。ベーコンスライス1枚につき、約1分が目安と思ってください。
電子レンジで温めていると、脂が溶けだしますが、脂はボウルを伝って下に置いてあるお皿にたまっていきますので、レンジが汚れる心配もありません。
もしどうしても心配でしたらベーコンの上にペーパータオルを被せておくと、油はねを防ぐ事が出来きます。
レンジで加熱して、余分な脂を落すことで、より旨味の凝縮された「カリカリベーコン」が出来上がります。
王道でフライパン調理
ベーコンをブロックで買ってきたら、少し厚めにスライスします。
そのままフライパンで焼き色がつくまで焼くだけ・・・という簡単な調理ですが、完璧と言ってよい程にベーコンの旨味を引き出す調理法です。
厚めにスライスして焼いたベーコンをパンに挟んで、サンドウィッチにするのもおススメです。
まとめ
いかがでしたか?
ベーコンと生ベーコンの違いと、それぞれの美味しい召し上がり方について解説してきました。
生ベーコンは生ハムのように楽しむのが良さそうですし、ベーコンはレンジなどで加熱した方が美味しく食べる事が出来そうですね。
お好みに合わせて、様々な調理法でベーコンの味を楽しんでください。