脇の下がかぶれてる!痛みや赤みがある時の原因と対処法!
梅雨に入り、ジメジメや暑さが出てきた今日この頃。夏本番の時期になると多い悩みが「かぶれ」です。
赤ちゃんから年配の方まで老若男女問わず誰でもなる可能性がある季節病といっても過言ではない「かぶれ」の理由は様々なのですが、そのかぶれに痛みや赤みなどがあったらどうしていますか?
今回は、
・脇の下がかぶれてしまう原因
・さらには痛みや赤みが発生してしまう原因
・脇の下がかぶれていることで考えられる病気
・脇の下がかぶれた時の対処法と予防法
上記のことを中心に脇の下のかぶれについて解説をしていきます。
大人はもちろんのこと新米ママやパパ達も必見の内容となっていますので、お子様や自分のためにも今回の記事に目を通しておくことをオススメします。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
脇の下がかぶれてる原因と赤みの理由は?
脇の下がかぶれる原因は様々ですが、その代表的なものと言えるのが「あせも」でしょう。
夏などの暖かい季節になりやすいまさに季節病の名にふさわしい疾患です。
脇はもちろんですが、首や腕などの関節にもなりやすいあせもは患部に汗が溜まることで湿疹などが起こります。
あせもは漢字で「汗疹」と書くことからも汗が原因の湿疹であることは明らかですね。
また、汗以外にも脇毛を沿った際に起こる「剃刀負け」でかぶれるのも原因のひとつです。
赤みや痛み、かゆみが起こる場合も多く、女性は生理前後は皮膚も弱くなっているので、注意が必要です。
他にも制汗剤などをつけすぎることで、かぶれて赤くなる場合もあります。
夏場は脇毛の処理や制汗剤の使用も増えますので、汗以外にも注意すべき点は多いようです。
そのほかにも数えきれない原因や病気があるのですが、それについてはまた後ほど解説していきます。
脇の下がかぶれてることで何故痛むのか?
脇の下がかぶれることで痛みが生じる場合もあります。
最初はかゆみだけだった場合は患部をかきすぎて痛みを発生させた場合もありますが、最初から痛みを感じる場合もあります。
こういったものは決して少なくなく原因も様々考えられますが、例えば上記で上げた剃刀負けが原因の場合、処理の仕方云々の前に金属アレルギーが原因で痛みが出ている可能性もあります。
また、重度のアトピー持ちの方は肌のバリア機能が低下しているので、少しの汗でかぶれて痛みが出る場合もあります。
また、大人はかゆいのを我慢できてもお子様は違います。
寝ている間、目を離している隙にかいてしまうので、いつの間にかかぶれが痛そうになっていることも…
完璧に監視するのは不可能に近いこともありますので、お子様の場合はかぶれが出た時点でお薬などを処方してもらった方がいいでしょう。
脇の下がかぶれてることで考えられる病気は?
上記で脇の下のかゆみや痛み、赤みなど原因は様々と挙げましたが、こちらではそんな症状になる病気について解説をしていきます。
「あせも」はもちろん、大人、子供でも注意すれば予防できる病気についても解説していくので、是非チェックしてくださいね。
あせも
夏のかぶれ、かゆみ、赤みなどの代表ともいえる「あせも」の原因は上記でも挙げた通り汗です。
「あせもってお子様の病気でしょう?」と思っている方もいるかと思うのですが、近年猛暑の影響もあり、大人のあせもが増加しています。
特に炎天下の下で働いている常に汗をかいている人に多く、女性もストレスや不規則な生活で起こることもあるそうです。
脇はもちろん、胸元やお腹など汗が溜まる箇所に特に出来やすいです。
対策や予防としては脇の下などの患部を清潔に保って乾燥させることです。
ドラッグストアなどでもあせもの薬が多く販売していることもあり、あせもに悩んでいる人の多さが伺えます。
多くの場合は自己完治可能ですが、あまりにひどい場合は皮膚科への診察をおすすめします。
カンジダ
デリケートゾーンで発症すると思われがちなカンジダ症。
実は体のどこでも発症する可能性があります。
特に高温多湿の場所は発症しやすく、脇は繁殖するのにまさに最適な場所ともいえるでしょう。
症状の特徴として、かぶれが出たり、肌が赤くなったりします。
カンジダの原因は菌の異常繁殖が原因ですが、カンジダ菌は常に体内に常駐しています。
ニキビ治療や風邪のときに抗生物質を飲んだ際に繁殖する可能性や、糖尿病の人は発症しやすい傾向にあります。
カンジダの場合は放置するだけでの完治はなかなか難しいので、病院で処方された薬を使用して、出来るだけ早く完治させましょう。
ダニによる疾患
ダニによる疾患はポツポツとできる赤い斑点と蚊に刺されるよりも強いかゆみが特徴的です。
症状が長く続くのも特徴的で、ダニはどこにでも潜んでいることを考えると、赤ちゃんから老若男女問わず発症する可能性が高いです。
また、ダニは小さくて服の中に潜ることが可能なので、肌の露出していない箇所を刺します。
つまり、脇は狙いやすいポイントでもあるのです。
最近ではドラッグストアなどでダニ除けシートやスプレーなども多く、対処方法の幅は増えてきています。
しかし、ダニが繁殖しやすいのは布団をいつまでも敷きっぱなしのいわゆる万年床のような場所です。
晴れている日は定期的にお布団を干して、除菌スプレーなどをかけて清潔にしておくことでダニの繁殖、発生を防ぐことができるでしょう。お子様がいるご自宅は特にご注意くださいね。
乾燥肌
上記では「あせも」を多く紹介させて頂きましたが、冬場でもかぶれには注意が必要です。特にアトピーの方は乾燥肌が多く、冬場はかゆみやかぶれが出来やすいです。
脇がかゆくなるのは稀かもしれませんが、アトピー性の皮膚炎は全身に出来る可能性があります。
もちろん、アトピー以外でも免疫力が低下している人は冬場は特に乾燥に注意が必要です。就寝時に軽めに保湿クリームをしておくなどの対処法も必要です。
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脇の下がかぶれて痛い、赤みがある際の対処法
脇の下がかぶれた場合や赤く痛みが出てしまった場合は皮膚科への診察がオススメです。
しかし、すぐに行けない方も多いかと思います。
そんなときにすぐ出来る簡単な対処法について解説していくので、参考になれば幸いです。
薬を塗る
一番簡単な方法でもある「薬を塗る」という方法。24時間のドラッグストアも多い昨今では手に入りやすく、対処法としては確実と言えます。
かゆみ、痛みがある場合は是非試してほしい一時ケアです。
一時的なケアとしてもいいですが、意外にも市販の薬で完治してしまうことも多いです。
しかし、長く痛みやかゆみがある場合は皮膚科に行きましょう。
風通しを良くしてみる
あせもの場合は特に患部を乾燥させるのが良いです。
高温多湿が原因でなっているカンジダ症にも効果的なこの対処法は、薬を塗った後に実践してみるのも良いでしょう。
患部が湿っていることで増えている細菌の繁殖を減らす効果も期待できます。
脇の下がかぶれる前に出来る予防法
脇がかぶれがちな夏場は予防方法も知っておくべきです。
こちらではそんな予防方法についても解説していくので、暑い日にぜひお試しくださいね。
汗などで起こる湿りを防ぐ
脇の下のかぶれや赤みの原因の多くは汗などの湿りが原因であることがあります。
症状が出る前に原因である汗をため込まないことが重要です。
上記でも解説しましたが、脇パッドをすることや適度な量な制汗剤の使用、気になった時にはトイレの個室などで汗をぬぐうことも良いでしょう。
脇を清潔に
カビや虫などが原因で脇の下のかぶれや赤みが出ない為に脇を清潔に保っておくことも重要なケアです。
毎日のお風呂はもちろん、除菌効果のある制汗剤や汗ふきシートの使用も効果的でしょう。
気になる方はぜひ、積極的に使っていきましょう。