脇の下がチクチク痛い!その原因と対処法を分かりやすく!
日常生活で動かす機会も多々ある腕。
そんな腕の末端付近にあるのが、脇です。
リンパも通っており、女性は特に乳がんの心配もあることから、違和感やチクチクした痛みには過敏になり、心配になる場所ではないでしょうか?
今回はそんな日常生活の中で起こる、
・脇の下がチクチクと痛む際の原因
・脇の下がチクチク痛む際に考えられる病気
・脇の下がチクチク痛む時の対処法
といったことについて解説をしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
脇の下がチクチク痛む時の原因は?
脇の下がチクチク痛む理由としては様々なことが挙げられますが、例えば日常生活で風邪をひいた際に関節部分が痛くなり、脇の下が痛いと感じるのも今回の症状の原因のひとつだと言えましょう。
それ以外にもリンパが流れる脇の下が急に痛む場合もあります。
全身にあるリンパは正常な働きが出来ないと様々な体の不調を起こすのです。
リンパの乱れは主にストレスや冷えからくるもので、女性は特に生理前後や更年期障害に起こりがちなホルモンバランスの乱れからリンパが正常な働きをしないこともあります。
リンパの乱れは女性が恐れる乳がんにも繋がるとされており、痛む前にマッサージや適度な運動を日常的に取り入れることが防止方法になるとされています。
ちなみに脇の下がかぶれることによって、痛みが発生している場合は以下の記事を読んでおきましょう。
脇の下がチクチク痛いことで考えられる病気
女性には不安の種にもなる脇の下がチクチク痛い症状は、男性にも病気が原因により発症する可能性が充分に考えられます。
こちらではそんな脇の下がチクチク痛いことで考えられる病気を症状も合わせて解説をしていきます。
帯状疱疹
小さい時に水疱瘡を経験した人ならば「帯状疱疹」を発症した可能性も考えられます。
これは男女関係なく発症の可能性があります。
水疱瘡は1度予防接種をしてしまえば、再発の可能性がほとんど無いことで知られています。
幼い頃に予防接種しておくほどに症状は軽いとされております。
そんな水疱瘡にかかるとウイルスが体内に一部滞在します。
通常、何か悪さをする様なものではないのですが極端に免疫力が低下した際に体がチクチク痛む「帯状疱疹」が発症します。
これは脇の下に限らず、全身に症状が出る可能性がありますが背中、脇が特に多い様です。
発症した際には患部は痛みとともに水ぶくれの様に腫れて赤くなります。
体は風邪をひいたようにダルくなります。病気自体は皮膚病であり、診察するのは皮膚科がおすすめです。
痛みだけがいつまでも続くと「帯状疱疹後神経痛」という病気にも発展するため、早期の診察が必要です。
生理前症候群
女性特有の症状と言えばこちら「生理前症候群」です。
男性の方はナニソレ?とお思い思いますが、生理前の女性にありがちな
・不安な気持ちやイライラ
・眠気や頭痛や便秘
などをひとまとめにして「生理前症候群(PMS)」と呼ばれています。
ホルモンバランスの影響で発症されるとされており、生理前症候群の中には体の一部がチクチク痛む症状もあるのだとか。
定番の胸が痛むという症状もあるのですが、脇もリンパが通っているため、同じ様に痛むことがあります。
生理前症候群にはサプリや漢方などを飲むことや適切な運動や食事が推奨されていますが、生理前症候群期間中はいつもよりも無理なくゆっくり過ごすのも体にとっては良いかもしれません。
乳がん
上記でもとり挙げさせて頂いた「乳がん」ですが、初期症状では痛みを感じることは少なく、痛みを感じた時には既に進行状態ということになります。
乳がんの初期には「しこり」の有無や腕を伸ばした際の「乳腺の引き連れ」などが挙げられており、セルフチェックや婦人科の検査で判明する可能性も高いです。
日本では16人に1人の確率で乳がんになる可能性があり、国民病としても知られています。
そのため、全国の各市町村によって異なりますが、1000円以下で検査を受けられる制度もありますので、女性の方はそういったものを有効に活用して「乳がん」の早期発見を目指しましょう。
悪性リンパ腫
「悪性リンパ腫」は体内のリンパ球が癌になってしまう血液の癌と言われる病気です。
症状も様々ですが、しこりや患部の痛み、かゆみなど個人により様々な症状がありますが、脇の下がチクチクと痛むのも症状の1つに入ります。
といっても、「悪性リンパ腫」は痛むことが無い病気でもあるのですが、問題は「悪性リンパ腫」で多く見つかるしこりにあります。
しこりが急激に腫れて、赤みが増し発熱した場合に痛みが伴うこともあるのです。
「悪性リンパ腫」の検査には血液検査やリンパの組織を採取して行う検査が必要となります。
通常の触診や問診でははっきりとしたことはわからないので、少しでも体に異常を感じたら、病院に検査を受けに行くといいでしょう。
スポンサーリンク
脇の下がチクチク痛い場合に出来る対処法
チクチクと痛みが続く症状は脇の下にしても何処の部位に出るにしても嫌なものですよね。
出来れば早い段階で痛みを抑えておきたいものです。
こちらでは脇の下がチクチク痛い場合に出来る対処法を詳しく解説をしていきます。
上記の病気予防にも繋がるので試してみてくださいね。
脇の下をマッサージする
乳がん予防や生理前症候群の改善法として挙げられてもいるのが、このマッサージ療法です。
整体などで行ってもらっても良いのですが、自分でやることで日常的にケアが出来ます。
マッサージの仕方は簡単です。
脇から乳首の部分に向かって軽く流すだけ。
リンパの流れを良くするのにも効果的ですが、毎日リンパに触れることにより、乳がんの初期症状であるしこりの発見も早期に出来る可能性があり、効果的です。
また、しこりが見つかった際にはマッサージは中止し、婦人科の先生の指示に従ってくださいね。
脇の下を暖める
上記のマッサージと平行して行うと効果的なのが、脇の下を暖めて血流を良くすることです。
入浴中や入浴後などの体が温まっている時にマッサージするのがベストです。
体をじっくり温めるためにも、熱めのお風呂に一瞬入るのではなく、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かるようにしましょう。
忙しい人でも週に1回は入浴しておきたいですね。
食生活に注意する
リンパが過剰なストレスや疲労により簡単に乱れてしまいます。
そのため、日常の食生活を良くして栄養バランスを整える必要があります。
魚介類、野菜、海藻、豆類、果物など日常の食生活に積極的に取り入れてみましょう。
逆に煙草やアルコールなどの趣向品の過剰摂取は体に悪影響なので、出来るだけ控えるよう心がけるようにしましょう。
生理の度に脇が痛い人必見の改善方法
上記でも紹介した生理前症候群。
男性にはわからないチクチクとした痛みが脇の下のみならず、女性は体全体で感じてしまいます。
先ほど解説したマッサージなども効果的ですが、まだまだ痛い!そんなとき、一体どうしたら良いのでしょうか?
こちらでは女性特有の生理の度に脇が痛い人必見の改善方法について解説をしていきます。
漢方やサプリで生理前症候群を改善
あまり生理前後に薬を飲みたくない人も多いと思います。
筆者も昔はどんなに辛くても、生理で薬は飲まないぞ!と謎の思いを胸に抱いていたものなのですが、やはり年齢には勝てません。
特に働き盛りの30代から生理がドッと辛い人、少なくないと思います。
辛いときは無駄に我慢せずに漢方やサプリを飲んでしまいましょう。
ドラッグストアなどで様々な製品が販売していますので、自分の体に合ったものを選べます。
漢方やサプリだと処方薬よりは体に優しく効くので、後々負担も少ない可能性があります。
いつも頑張っている女性だからこそ、たまには漢方やサプリに頼ってしまいましょう。
アロマ等でリラックス出来る時間を
毎月、回避出来ない生理には完璧な特効薬というのはまず存在しません。
年齢によって辛さも異なりますし、何をしてもイライラするものはイライラしますし、辛いものは辛いのです。
そんな気分を少しでもリラックスできるようにアロマなどの香りで癒されてみてはどうでしょうか?
自宅はもちろん、お休み前に、入浴中に。また、外出先でも持ち歩けるサシェなどを使用してみるのもいいですね。